注目のスタートアップ

AM(Additive Manufacturing)技術に関するソリューション・サービスを提供する「YOKOITO」が6,000万円調達

company

2024年3月13日、株式会社YOKOITOは、6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

YOKOITOは、包括的な樹脂AM(Additive Manufacturing)ソリューションプロバイダーとして、さまざまなソリューション・サービスを手がけています。

歯科・一般向け3Dプリンターの販売事業から開始し、研究開発分野「新工芸舎」の立ち上げ、2021年10月にAM技術の研究と普及を目指すブランド「Yokoito Additive Manufacturing」を立ち上げました。

また、2021年にAM技術の研究・普及、3Dプリントサービス施設として「Yokoito Additive Manufacturing Center」を京都市内にオープンしています。

AM技術を背景とした生産プロセスの改革により、日本のものづくりを発展させる事業を展開しています。

現在、さまざまな企業・研究機関に向け、AM技術に関するソリューション・サービスを提供しています。

今回の資金は、さらなる技術研究、生産能力の拡大、国内での販売ネットワークの強化に充当します。


AM(Additive Manufacturing:積層造形、付加造形)は、3Dプリンターなどを用いたものづくりの手法です。

3Dプリンターは、3Dデータさえあれば、手作業では熟練の技術が必要となる複雑なモノや、精密なモノを誰でも制作できるという大きな特徴を有しています。

こうしたデジタルデータをもとにデジタル工作機械でものづくりを行う技術のことをデジタルファブリケーションと呼びます。

このデジタルファブリケーションは海外では広くものづくりの手法として普及してきており、ものづくりの民主化や制作工程を革新する技術としてさらなる成長が期待されています。

従来のデジタルファブリケーションは試作製造を行うものとして利用されていましたが、近年は3Dプリンターなどのデジタル工作機械のスペックの向上や、新たな素材の開発などが進み、完成品や部品をダイレクトに生産する手法としても活用が進められています。

こうした中で日本でもものづくりの革新のため、デジタルファブリケーションを取り入れる動きが活性化しています。

YOKOITOは、樹脂3Dプリント製造の社会実装のため、各種ソリューション・サービスを展開しています。

事業のさらなる成長には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、融資を受ける際の注意点など詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ 3Dプリンター Additive Manufacturing AM BtoB Digital Fabrication アディティブマニュファクチャリング デジタルファブリケーション 株式会社 樹脂 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
事業計画書の書き方とは?18ステップごとにわかりやすく解説!
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

オフィス空間に特化した整理収納サービス「オフィス空間トトノエサービス」がリリース
2022年2月17日、株式会社ストラートデザインは、「オフィス空間トトノエサービス」を提供開始したことを発表しました。 「オフィス空間トトノエサービス」は、オフィス空間に特化した整理収納サービスです。…
「コシック」が1.1億円調達 フォトリアルな3DCGを作成できるクラウド「COSICフォトスタジオ」β版をローンチ
2022年10月17日、株式会社コシックは、総額1億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、メタバース写真撮影クラウド「COSICフォトスタジオ」β版をローンチしたことも併せて発…
AIを活用した長時間心電図解析ソフトウェアを提供する「カルディオインテリジェンス」が4.3億円調達
2022年8月15日、株式会社カルディオインテリジェンスは、総額4億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 カルディオインテリジェンスは、AIを活用した医療機器の開発を行っています。 …
特殊冷凍テクノロジーの製品企画・開発と高品質冷凍商品プラットフォームを手がける「デイブレイク」が20億円調達
2023年7月19日、デイブレイク株式会社は、総額20億円の資金調達を実施したことを発表しました。 デイブレイクは、特殊冷凍テクノロジーの製品企画・開発と、高品質冷凍商品のプラットフォームの運営を行っ…
バーチャルライブ、メタバース、動画作成支援ツールを開発・運営する「VARK」が10億円調達
2023年5月11日、株式会社VARKは、総額約10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 VARKは、エンターテインメント特化型メタバース「VARK」、3Dアバター向け動画作成支援ツール「VA…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集