注目のスタートアップ

訪日中国人向けインバウンド総合プラットフォームサービスを展開する「Japan DX」が1.5億円調達

company

2024年3月8日、Japan DX株式会社は、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Japan DXは、訪日中国人向けインバウンド総合プラットフォームサービスを展開しています。

中国最大のOTAプラットフォーム「Ctrip」(Trip.comグループ)と連携し、中国人訪日客のビッグデータを活用した送客トラフィックの増加を図っていきます。

まずは、日本の免税商品を事前に予約購入し、手ぶら観光を楽しみながら帰国時に空港でピックアップできるシステムの構築を行います。

羽田空港を始め日本の主要空港・交通機関と連携し、さらなる事業拡大を目指していきます。

また、上記の事業以外にも、セルフ免税事業、医療や留学などのVIP向けインバウンド事業、金融サービス(保険)事業、自治体及び商業施設向けのプロモーション・送客事業などを展開し、訪日中国人向けインバウンド総合プラットフォームサービスとして成長を目指します。


2019年の訪日観光客数は3,188万人と過去最高を更新し、その消費額は4兆8,135億円に達しました。

コロナ禍ではこのインバウンド需要がなくなってしまい、観光業・宿泊業は大きな窮地に立たされましたが、コロナ禍が落ち着いた現在は急速に回復に向かっています。

具体的な数値を見ると、新型コロナウイルス感染症流行以前の2019年1月の訪日外客数は268万9,339人だったのですが、2024年1月の訪日外客数は268万8,100人とほぼ同数に戻ってきています。

また、訪日観光客の国別の割合では、コロナ以前の2019年は中国からの観光客がもっとも多く、訪日観光客総数の3割を占めています。

一方、コロナ禍が落ち着いた2023年は訪日中国人の回復が遅く、全体の1割程度に留まりました。

中国は経済発展が著しく、1人あたりの消費額についても東アジアの中では高い水準にあります。

したがって観光業においては中国人観光客の獲得が重要であるといえます。

こうした背景のもと、Japan DXは、中国最大のOTA「Ctrip」と連携し、訪日中国人向けインバウンド総合プラットフォームサービスを展開しています。

企業・事業の大きな成長には戦略的な資金調達や提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB Ctrip DX Japan DX OTA Trip.com インバウンド グループ ビッグデータ プラットフォーム 中国 交通機関 手ぶら観光 株式会社 構築 活用 空港 観光 訪日 訪日観光客 資金調達 送客
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

デジタルパス発行・管理サービス提供の「KINCHAKU」が「近鉄ベンチャーパートナーズ」から資金調達
2021年12月9日、株式会社KINCHAKUは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、近鉄ベンチャーパートナーズ株式会社です。 デジタルパス発行・管理サービス「KINCHAKU(キンチャ…
米国最大級の日本酒ECを運営する「Tippsy」が資金調達
2025年7月28日、Tippsy, Inc.は、国分グループ本社株式会社と出資契約を締結し、資金調達を実施しました。 Tippsyは、米国最大級の日本酒ECの日本酒EC「tippsysake.com…
生活に溶け込むスマートホーム製品を展開する「mui Lab」が3億円調達
2022年11月11日、mui Lab株式会社は、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 mui Labは、ユビキタスコンピューティングの祖であるマーク・ワイザー氏が提唱した設計思想であ…
2人の対話にリアルタイムで生成AIが伴走する1on1支援ツール「emochan」を提供する「KOU」が5,000万円調達
2023年9月4日、株式会社KOUは、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 KOUは、1on1支援ツール「emochan」を提供しています。 2人(管理職・部下)の対話にリアルタ…
仕込み済み商品を発注できるレストラン向けアプリ「シコメル」提供の「シコメルフードテック」が8.2億円調達
2022年9月7日、株式会社シコメルフードテックは、総額8億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 シコメルフードテックは、仕込み済み商品を発注できるレストラン向けアプリ「シコメル」を…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集