令和6年度予算「成長型中小企業等研究開発支援事業」補助金

subsidy

2024年2月16日、中小企業庁は、令和6年度予算「成長型中小企業等研究開発支援事業」の公募を開始したことを発表しました。

中小企業者等が大学・公設試等と連携して行う、研究開発及びその事業化に向けた取組を最大3年間支援するものです。

対象

中小企業者等が、ものづくり基盤技術及びサービスの高度化に向けて、大学・公設試等と連携して行う「中小企業の特定ものづくり基盤技術及びサービスの高度化等に関する指針」を踏まえた研究開発等。

補助率

(1)中小企業者等(補助率:2/3以内)
(2)大学・公設試等(補助率:定額)

補助金額(上限額)

(1)通常枠:
単年度あたり4,500万円以下
2年間合計で7,500万円以下
3年間合計で9,750万円以下
(2)出資獲得枠:
単年度あたり1億円以下
2年間合計で2億円以下
3年間合計で3億円以下

公募期間

2024年2月16日(金)~2024年4月16日(火)17:00


総務省の2020年4月13日の資料によれば、2018年度の科学技術研究費は19兆5,260億円に達し、過去最高を達成しました。同時に、企業の研究費も14兆2,316億円であり、これもまた過去最高を記録しました。

過去10年のデータを分析すると、企業の研究費と売上高は共に増加傾向にあります。これは、企業の研究開発が売上の向上と経営の安定において重要な要素であることを示唆しています。とくに、研究費と売上高の相関が見受けられることから、研究開発は企業において不可欠な取り組みであるといえます。

一方で、中小企業は経営リソースに制約があり、十分な研究開発が難しいという課題を抱えています。中小企業にとってとくに深刻なのは、必要な技術やノウハウを持つ人材の不足と、研究開発に必要な予算の不足です。

そのため、中小企業は外部のリソースを有効活用することが重要であるとされます。大学や他の研究機関、大企業との協力を通じて、研究開発を進めることが求められています。

「成長型中小企業等研究開発支援事業」は、中小企業が大学や公設試などと連携して行う研究開発を支援するものです。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

カテゴリ 公募
関連タグ Go-Tech事業 ものづくり 中小企業 公設試験研究機関 助成金 大学 成長型中小企業等研究開発支援事業 支援 研究機関 研究開発 補助金 連携
詳細はこちら

令和6年度予算「成長型中小企業等研究開発支援事業」の公募を開始します

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ダイナミックプライシングサービスなどを提供する「メトロエンジン」が10億円調達
2022年5月11日、メトロエンジン株式会社は、総額10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 メトロエンジンは、ホテル・宿泊施設向けのレベニューマネジメントを支援するツール「メトロエンジン レ…
【中小企業庁】中小企業・小規模事業者関係予算等のポイント(令和6年度補正・令和7年度当初予算案)
中小企業庁は、中小企業・小規模事業者関係予算等のポイント(令和6年度補正・令和7年度当初予算案)について発表しました。 基本的な課題認識と対応の方向性 ・予算・税・制度改正等の政策手段を総動員し、中小…
「中小企業イノベーション創出推進事業(SBIR フェーズ3基金事業)」補助金
国土交通省は、令和4年度第2次補正予算「中小企業イノベーション創出推進事業」の公募を2023年8月31日(木)から開始したことを発表しました。 SBIR制度において、革新的な研究開発を行うスタートアッ…
日商・東商調査 BtoB中心の免税事業者の8割がインボイス制度導入をきっかけにインボイス登録
日本商工会議所と東京商工会議所は「中小企業におけるインボイス制度等に関する実態調査」の結果を取りまとめ、公表しました。 2023年10月に始まったインボイス制度について、事業者の対応状況、負担の状況、…
「家畜生産農場衛生対策事業のうち農場HACCP導入推進強化事業」
農林水産省は、令和6年度における「家畜生産農場衛生対策事業のうち農場HACCP導入推進強化事業」の実施に係る公募について発表しました。 HACCPの考え方を採り入れた家畜の飼養衛生管理(農場HACCP…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集