創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2024年2月9日【東京都】「中小企業人材確保のための奨学金返還支援事業」

「中小企業人材確保のための奨学金返還支援事業」のご案内です。
建設・IT・ものづくり分野の都内中小企業等における技術者の人材の確保と定着を支援するため、中小企業等に奨学金の貸与を受けている大学生等が技術者として就職して1年継続して在籍した場合、東京都と中小企業等がそれぞれ出捐金を負担し、奨学金返還費用相当額の一部を公益財団法人東京しごと財団が奨学金貸与団体に直接支払う方法によって助成する制度です。
対象企業
1.以下のいずれかに該当すること。
ア. 本社または主たる事業所が東京都内にある中小企業等
イ. 大学生等を東京都内の事業所等で勤務させることを条件に採用する中小企業等
2.以下の業種で事業を営み、大学生等の技術者(研究・技術の職業)採用を希望していること。
分野 | 業種(日本標準産業分類) | 職種(厚生労働省編職業分類) |
---|---|---|
建設 | D.建設業 | 02研究・技術の職業 |
L.学術研究、専門・技術サービス業のうち、74. 技術サービス業(他に分類されないもの)の、7421. 建築設計業、または7422. 測量業 | ||
IT | G. 情報通信業のうち、39. 情報サービス業、または40. インターネット附随サービス業 | |
ものづくり | E.製造業 |
3.大学生等を技術者として採用し、その者が1年継続して在籍した場合、最大3年間にわたり登録申込時に選択した以下の「企業負担金額」の負担を確約できること。
企業負担金額
次のアからウまでのうち、希望する企業負担金額を登録申込時に選択してください。企業が支出した額と同額を(公財)東京しごと財団が負担します。なお、選択した企業負担金額について、登録申込後の変更はできません。
登録者1人に対する企業負担金額(A) | 登録者1人に対する財団負担金額(B) | 登録者1人に対する助成金額(C)=(A)+(B) | |
---|---|---|---|
ア | 年額5万円(3年間で合計15万円) | 年額5万円(3年間で合計15万円) | 年額10万円(3年間で合計30万円) |
イ | 年額12万円(3年間で合計36万円) | 年額12万円(3年間で合計36万円) | 年額24万円(3年間で合計72万円) |
ウ | 年額25万円(3年間で合計75万円) | 年額25万円(3年間で合計75万円) | 年額50万円(3年間で合計150万円) |
登録申込受付期間
2024年2月7日(水)~2024年12月19日(木)17時
日本学生支援機構の「令和2年度 学生生活調査結果」によれば、大学生の約半数が奨学金を借りていることが明らかになっています。
同様に、労働者福祉中央協議会が行った「奨学金や教育費負担に関するアンケート調査」(2018年8~11月調査)によると、奨学金の借入金額の中央値は285万6,000円で、返済額の中央値は1万4,976.3円となっています。
返済額はそれほど大きな金額ではありませんが、就職直後は新生活での出費が多くなり、また給与も十分でないことも多いため、奨学金の返済は新社会人にとって大きな負担となっています。
こうした中、人材確保のため、奨学金の貸与を受けている大学生を雇用した場合、その奨学金の返済を支援するという補助金・助成金が注目されています。
「中小企業人材確保のための奨学金返還支援事業」では、専用のサイトに助成金制度を利用できる企業として登録されるため、通常の求人とは違うルートで学生からの応募が得られるという点も特徴のひとつです。
起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。
また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。
ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 公募 |
---|---|
関連タグ | IT エンジニア ものづくり 中小企業人材確保のための奨学金返還支援事業 人材 助成金 大学生 奨学金 学生 建設 技術者 東京都 補助金 製造業 |
公募の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年4月20日、Anlimited株式会社は、総額2,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Anlimitedは、大学生・大学教員・大学職員限定のSNS「Union」を運営していま…
2023年5月29日、株式会社Robot Consultingは、資金調達を実施したことを発表しました。 Robot Consultingは、人事労務・助成金申請の補助システム「労務ロボ」の提供、メタ…
公益財団法人東京しごと財団は、令和7年度「事業外スキルアップ助成金」について発表しました。 従業員のスキルアップのための研修を実施する都内企業等に対し、助成金を支給します。 要件 ・教育機関が計画した…
2022年11月29日、株式会社Hajimariは、総額7億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Hajimariは以下のサービスを展開しています。 ・IT起業家・フリーランスと成長企業のマッチ…
令和5年度補正予算「小規模事業者持続化補助金(災害支援枠)」のご案内です。 令和6年能登半島地震により被害を受けた小規模事業者等が行う事業再建の取り組みを支援します。 申請要件などについては第5次公募…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…