注目のスタートアップ

グローバルリスク情報取得ツールを開発・提供する「Glocalist」が資金調達

company

2024年1月22日、株式会社Glocalistは、資金調達を実施したことを発表しました。

Glocalistは、グローバルリスク情報取得ツール「Glocalist」を開発・提供しています。

各国官公庁・行政機関・諮問機関から即時収集した公告官報データベースから、海外ビジネスリスクを日・英・現地語の3か国語で即時検知・共有するツールです。

現地の災害情報などもリアルタイムに把握することが可能です。

2023年2月にα版を、2023年12月に生成AIを一部実装したβ版のサービスを提供開始しています。

2024年1月現在、サービス対応国は、アジア5か国(インド・ベトナム・タイ・インドネシア・マレーシア)です。今後エリア拡大を予定しています。

今回の資金は、国内外のアライアンス強化、採用活動の強化に充当します。


企業経営では、日常的な業務や経営上の意思決定など、あらゆる場面で直面する可能性がある損失や不確実性などのビジネスリスクが存在します。

また近年は、情報通信技術の急速な発展や、経営環境の変化などにより、ビジネスリスクが複雑化しています。

経営では、企業価値を高めるため、発生しうるリスクを事前に算定することでリスクを最小にとどめることが重要です。

したがって、こうした発生しうるリスクを管理する、リスクマネジメントが重要となっているのです。

海外進出は事業拡大につながるチャンスが大きい一方で、慣れない事業環境において多様なリスクに遭遇する可能性が高いという特徴もあります。

「2014年版中小企業白書」によると、海外直接投資を実施したことがある中小企業のうち、約1/3が「撤退を経験したことがある」あるいは「撤退を検討している」と答えています。

海外展開の際には、現地の情報を収集し、リスクを洗い出し、リスクマネジメントを行うことが重要です。一方で、事前の調査だけでは変化するリスクに対応することはできません。したがって、リアルタイムで情報を収集し、そこからリスクを判断できる仕組みやそのためのツールが求められているのです。

海外市場は非常に大きな市場であるため、参入することで利益の向上を見込めます。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、海外展開の始め方のノウハウについて詳しく解説しています。

また、企業の成長のためには資金調達も重要です。「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなどを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB アジア グローバル データ データベース リスク 収集 情報 株式会社 検知 行政 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

デジタル保険代理店「コのほけん!」の運営やInsurtech事業を展開する「Sasuke Financial Lab」が2.5億円調達
2022年11月8日、Sasuke Financial Lab株式会社は、総額2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また直近では、2022年9月6日に総額11億2,000万円の資…
尿がん検査「マイシグナル」を提供する「Craif」が資金調達
2025年6月11日、Craif株式会社は、資金調達を発表しました。 引受先は、株式会社足利銀行100%出資子会社の株式会社ウイング・キャピタル・パートナーズと、長瀬産業株式会社100%子会社のNag…
屋内特化のドローン自立飛行システム「MarkFlex Air」を開発する「Spiral」が資金調達
2020年4月14日、株式会社Spiralは、資金調達を実施したことを発表しました。 屋内などGPSの届かない環境でもドローンの自立飛行を可能にするシステム「MarkFlex Air:MFA」を開発・…
土地評価サービスを展開するJAXA認定宇宙ベンチャー「天地人」が資金調達
2022年12月9日、株式会社天地人は、資金調達を実施したことを発表しました。 天地人は、JAXA衛星をはじめとする地球観測衛星などから得られる宇宙ビッグデータを活用した土地評価サービス「天地人コンパ…
情報セキュリティ教育クラウド「セキュリオ」を提供する「LRM」が1.8億円調達
2024年4月24日、LRM株式会社は、総額1億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 情報セキュリティ教育クラウド「セキュリオ」の提供や、セキュリティコンサルティング事業を展開してい…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集