注目のスタートアップ

支出管理サービス「バクラク」などを提供する「LayerX」が20億円調達

company

2023年11月9日、株式会社LayerXは、20億円の資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、海外機関投資家のKeyrock Capital Managementです。

今回の資金調達はシリーズAラウンドのファイナルクローズであり、シリーズAラウンドでの調達金額は総額約102億円、創業からの資金調達総額は約132.6億円となりました。

LayerXは、支出管理サービス「バクラク」や、デジタルネイティブなアセットマネジメント会社を目指す合弁会社「三井物産デジタル・アセットマネジメント株式会社」、大規模言語モデル(LLM)関連技術を活用し企業や行政における業務効率化・データ活用を支援する「AI・LLM事業」などを開発・運営しています。

「バクラク」では、支出管理に関する課題に応じて、経費精算をデジタル化する「バクラク経費精算」、請求書をデジタル化する「バクラク請求書」、利用料無料・即日追加発行のビジネスカード「バクラクビジネスカード」、申請・承認・稟議などの内部統制を作成できる「バクラク申請」、請求書や領収書等の国税関係書類を電子保管できる「バクラク電子帳簿保存」などのサービスを提供しています。

今回の資金は、バクラク事業の機能追加・開発、マーケティング、人材採用などに充当します。


経理・財務・人事などのバックオフィス業務は、企業に直接利益をもたらさないものの、運営において必要不可欠な業務です。

また、ミスが発生すると不利益となるため、ミスなく効率よく業務を進めることが肝心です。

一方、多くのバックオフィス業務は紙を前提とした業務が多く、書類の読み取りや転記などの際にミスが発生してしまう可能性が高く、ミスを完全に防ぐことができません。さらには、チェックに負担がかかることによる生産性低下という課題を抱えています。

これらバックオフィス業務の課題を解決するため、近年バックオフィス業務を効率化するサービスが多数登場しています。

LayerXは、バックオフィス業務の中でも経理に特化したサービス群を「バクラク」シリーズとして提供し、企業の経理の効率化に貢献しています。

すでにAIのサポートによって入力などを効率化していますが、今後さらにAIやLLMのサービス組み込みを本格化していき、サービスを成長させていくとしています。

創業期から経営の土台となるバックオフィス体制を構築することで結果的に業務が円滑になり、より多くの利益を上げられることになります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、社内システムの構築の仕方や、バックオフィス業務などの効率化に役立つアウトソーシングの導入方法、外注の活用法について詳しく解説しています。

また、事業の成長のためには効率化だけでなく、積極的なチャレンジができるような資金を確保することも重要です。「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Anonify BtoB LayerX PribacyTech アセットマネジメント サービス バクラク バクラクビジネスカード バクラク申請 バクラク経費精算 バクラク請求書 バクラク電子帳簿保存 プライバシー 三井物産デジタル・アセットマネジメント 支出管理 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

化学産業のためのデータプラットフォームを開発する「CrowdChem」が7,000万円調達
2022年7月13日、株式会社CrowdChemは、総額約7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 CrowdChemは、化学産業におけるビジネス推進を支援することを目的に、独自に収集し…
デジタルヘルスサービスの事業化支援「Doctors Cloud」などを手がける「ドクターズ」に「トレイダーズホールディングス」が出資
2023年8月1日、トレイダーズホールディングス株式会社は、インベストメントLab株式会社(アセット・マネージャー)と共同で運営するコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「トレイダーズFi…
ダイヤモンド半導体の社会実装を目指す「大熊ダイヤモンドデバイス」が3.3億円調達
2024年2月15日、大熊ダイヤモンドデバイス株式会社は、総額3億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 大熊ダイヤモンドデバイスは、ダイヤモンド半導体を開発するスタートアップです。 …
サステナビリティ活動の可視化・計測・マッチングサービスを提供する「ICHI COMMONS」が3,500万円調達
2023年12月26日、ICHI COMMONS株式会社は、総額3,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ICHI COMMONSは、企業とNPOのマッチングプラットフォーム「サステナN…
モビリティ・データ・プラットフォーム「スマートドライブ」とIoTプラットフォーム「ソラコム」がプラットフォーム連携開始
2020年10月30日、株式会社ソラコムは、株式会社スマートドライブと、プラットフォーム間連携と協業ソリューションの開発を開始したことを発表しました。 ソラコムは、IoTを実現するために必要となるIo…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集