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フィットネスジム専用防犯カメラAI画像解析サービス「GYMDX」を提供する「Opt Fit」が2億円調達

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2023年10月11日、株式会社Opt Fitは、総額約2億円の資金調達を実施したことを発表しました。

Opt Fitは、フィットネスジム専用AI画像解析サービス「GYMDX(ジムディーエックス)」や「24時間AI監視カメラ」などの開発・提供、AI画像解析を主軸とした研究開発を行っています。

「GYMDX」は、フィットネスジムの省人化と本質的な無人運営を実現する、AIを活用した総合型サービスです。

監視業務コストを削減する「AI監視」(自動危険検知)や、マシンの利用率を可視化しデータドリブンな経営判断を実現する「マシン・エリア利用率分器析」などによりジム運営を効率化します。

今回の資金は、製造業の金属加工・食品加工を中心とした新領域への展開に向けた研究開発・販売、フィットネス業界におけるシェア拡大のための追加開発と営業・マーケティング強化、事業拡大に向けた採用強化に充当します。


現在、国内の約15%の人々が生活習慣病の患者とされ、健康な長寿を妨げています。

さらに、生活習慣病は医療費の増大にも影響を及ぼしており、ヘルスケアや予防医学の重要性が一段と高まっています。

こうしたなか、近年は消費者の健康志向がさらに高まっており、健康関連市場が成長しています。

フィットネス市場もそのひとつであり、市場は2012年から着実に成長を遂げています。

一方、国内のフィットネス参加率はまだ低く、2018年時点では3.33%と報告されています。世界的にフィットネスクラブの参加率が高い国々は、スウェーデン(21%)、ノルウェー(21%)、米国(21%)、デンマーク(18%)、オランダ(17%)などであるため、国内のフィットネス市場にはまだまだ成長の余地があると考えられています。

国内のフィットネス参加率が低い理由のひとつに、高い会費が挙げられています。

そのため、近年のフィットネスサービス業界では、オンラインプラットフォームを活用したコストダウンや、実店舗におけるテクノロジーを駆使した省人化と効率化によるコスト削減などが注目されています。

たとえば、Opt Fitが提供するフィットネスジム専用AI画像解析サービス「GYMDX」は、AIとカメラによって危険な行為などの監視業務を効率化するほか、安全性も向上させます。

また、自動検知は24時間運営やフィットネスジムの無人化などをサポートするものとして重要なシステムでもあります。

株式会社Opt Fitのコメント

このニュースを受けまして、株式会社Opt Fit 代表取締役CEO 渡邉昂希氏よりコメントが届きました。

・読者へのメッセージをお願いします。

自分自身がやりたいことが、社会のどんな課題に貢献できるか明確にし、それを信念を持って語ることができれば、紆余曲折があっても大丈夫だと思っています。

その軸さえあれば、ご賛同いただける投資家様や金融機関様も増えていきます。

まずは、「自分自身がやりたいことが、自分自身の信念と社会課題の両面に一致しているか」に向き合うことをおすすめします。

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