令和5年度(第2回)「既存建築物省エネ化推進事業」補助金

subsidy

2023年9月11日、「既存建築物省エネ化推進事業」の公募が開始されました。

「既存建築物省エネ化推進事業」は、建築物ストックの省エネルギー改修等を促進するため、民間事業者等が行う省エネルギー改修工事や、省エネルギー改修工事に加えて実施するバリアフリー改修工事に対し、国が事業の実施に要する費用の一部を支援するものです。

対象事業

・既存のオフィスビル等の建築物の改修

補助対象費用

・省エネルギー改修工事に要する費用
・エネルギー使用量の計測等に要する費用
・バリアフリー改修工事に要する費用(省エネルギー改修工事と併せて行う場合に限る)
・省エネルギー性能の表示に要する費用

補助率・補助限度額

補助率:1/3(上記の改修を行う建築主等に対して、国が費用の1/3を支援)
補助限度額:5,000万円/件(設備改修に係る補助限度額は2,500万円まで)
(バリアフリー改修を行う場合は、当該改修に係る補助額として2,500万円または省エネ改修にかかる補助額を限度に加算)

公募期間

2023年9月11日(月)~2023年10月10日(火)


化石燃料の使用による温室効果ガスの排出は増加し続けており、その結果、19世紀後半と比較して気温が1.1℃上昇しました。さらに、2011年から2020年は、観測史上もっとも高温の10年間となりました。

このまま地球温暖化が進行すると、今世紀末には地球の平均気温が最大で約4.8℃上昇するとの予測もあります。この気候変動に対抗するため、二酸化炭素(CO2)を中心とした温室効果ガスの排出を削減する取り組みが世界的に進められています。

温室効果ガスの削減には、再生可能エネルギーの普及、森林保護への投資、省エネルギー機器・設備の採用など、さまざまな手段が考えられます。とくに建築物においては、高効率な空調システムの採用などが検討されますが、同様に重要なのが外皮性能の向上によるエネルギー効率の改善です。

外皮性能向上とは、高性能な断熱材や二重窓の利用によって、建物の外壁部分(外皮)を熱の伝導から遮断し、室内と外部の温度差による熱の出入りを抑制する手法です。この取り組みにより、大幅な省エネ効果が得られ、かつコスト削減にも貢献します。そのため、オフィスビルなどでも積極的に導入が進んでいます。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ 助成金 建物 既存建築物省エネ化推進事業 省エネ 省エネルギー 補助金
詳細はこちら

令和5年度 既存建築物省エネ化推進事業

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「IT導入補助金2023」の「通常枠(A類型・B類型):7次締切分」「セキュリティ対策推進枠:7次締切分」「デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型):11時締切分」補助事業者が採択
独立行政法人中小企業基盤整備機構は、「IT導入補助金2023」の「通常枠(A類型・B類型):7次締切分」「セキュリティ対策推進枠:7次締切分」「デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型):11時締…
令和5年度「トラック輸送の省エネ化推進事業」補助金
2023年6月14日、国土交通省は、令和5年度「トラック輸送の省エネ化推進事業」の公募を開始することを発表しました。 トラック事業者と荷主等との連携のもと、輸送の効率化を通したエネルギー消費量の削減効…
【補助金最大1250万円】「地域観光魅力向上事業」2次公募(6/18締切)
観光庁「地域観光魅力向上事業」2次公募のご案内です。 将来にわたって持続的に地方誘客が促進されるよう、地域資源を活用した収益性が高く独自性・新規性のある観光コンテンツの開発から、適切な販路開拓や情報発…
【東京都】「明日にチャレンジ中小企業基盤強化事業」補助金
東京都中小企業団体中央会は、令和5年度「明日にチャレンジ中小企業基盤強化事業」の第2回募集について発表しました。 都内産業の活性化に向け、受注型中小企業(下請企業)の技術・経営基盤の強化を図るため、中…
「2025年度ヤマト福祉財団助成金」
「2025年度ヤマト福祉財団助成金」のご案内です。 公益財団法人ヤマト福祉財団が実施する補助金事業です。 障がいのある方々の給料を増額するための新規事業の立上げや生産性向上に必要な設備や機器を購入する…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集