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中古マンション探しとリノベーションのワンストップサービス「リノベる。」を展開する「リノべる」に「ボルテックス」が出資

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2023年9月14日、株式会社ボルテックスは、リノべる株式会社に出資したことを発表しました。

リノべるは、中古マンション探しとリノベーションのワンストップサービス「リノベる。」や、法⼈向けにCRE戦略推進や有効活⽤ソリューションを提供する「都市創造事業」、⽇本全国のパートナーにリノベーションに最適化されたノウハウやテクノロジーツールを提供するリノベDXプラットフォームを展開しています。

ボルテックスは、主要都市の商業地にある中規模ビルをフロアごとに分譲する「区分所有オフィス」を主軸に資産形成コンサルティングを展開しています。

今回の出資によりボルテックスは、さまざまなアセットタイプの不動産をリノベーション/コンバージョンする事業を開発し、よりよいサービスを提供していく予定です。


日本では、中古住宅の取引比率が欧米に比べて低いことが指摘されています。

国土交通省の「既存住宅流通シェアの推移」によれば、2018年の既存住宅流通比率が14.5%であったのに対し、アメリカやイギリスでは中古住宅の比率がそれぞれ約80%と85%に達しており、日本の比率が非常に低いことがわかります。

この現象の背景には、中古住宅市場が新築市場に比べて適切に評価されず、売り手と買い手の間で情報の非対称性が存在するなど、中古住宅取引における障壁が高いことが挙げられます。

一方で、近年では新築一戸建てや新築マンションの価格上昇が進行し、これに伴い中古住宅への関心が高まっています。たとえば、マンション市場では首都圏を中心に、2019年時点で中古マンション市場が新築マンション市場を上回っている地域も見受けられます。

また、中古住宅はリノベーションを通じて間取りをカスタマイズすることが可能であり、この点に対する認知も増しています。同様に、省エネ化を図るためのリノベーションやリフォームに対する関心も高まっており、今後の成長が期待されています。

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