創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2023年9月2日【中小企業庁】「価格交渉促進月間の実施」と「フォローアップ調査結果」

中小企業庁は、価格交渉促進月間の実施とフォローアップ調査結果について発表しました。
エネルギー価格や原材料費、労務費などが上昇する中、中小企業が適切に価格転嫁をしやすい環境を作るため、2021年9月から、政府は、毎年9月と3月を「価格交渉促進月間」と設定しています。
この「価格交渉促進月間」では、価格交渉・価格転嫁を促進するため、広報・講習会・業界団体を通じた価格転嫁の要請などを行っています。
また、終了後には、複数の中小企業に対し、主な取引先との価格交渉・価格転嫁の状況についてのフォローアップ調査を実施し、価格転嫁率や業界ごとの結果や順位付けなどの結果をとりまとめています。
さらに、状況の芳しくない親事業者に対しては下請中小企業振興法に基づき、大臣名での指導・助言を実施しています。
進みつつある価格交渉・転嫁の好事例
・輸送コストの高騰に対応するため、原油価格上昇分を考慮した燃料サーチャージを導入し、契約額に加算して支払い。
・労務費の値上げに対応する予算を措置し、適正な転嫁を行う環境を整備。
・取引先との交渉内容を記録し、上長が必ず確認することをルール化。また、そのデータを社内で一元管理し、交渉の進捗状況や結果を見える化。
中小企業は、国内の全企業のうち9割以上を占め、さらに雇用の約7割を支える重要な存在です。
一方、大企業などを取引先とする下請企業などは立場が弱いことが多く、価格面でしわ寄せを被っているケースが散見されます。
近年は、世界的な情勢の変化によってエネルギー価格が高騰し、国内ではそれに伴い物価が高騰しています。
物価が高騰しているにもかかわらず、賃金が上がらない状況が長く続いている日本は、非常に国民の生活が厳しい状況となっています。したがって、中小企業には賃上げの実施が求められているのですが、中小企業も厳しい経営環境におかれているため、賃上げを実施できるほどの体力がありません。
したがって、下請中小企業が賃上げを実施するには、付加価値を確保できるよう、コストの適切な価格転嫁が必要不可欠です。
企業を成長させていくにはさまざまな知識を身につけることが重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、資金繰り、会計・経理、販路拡大、ネット活用、人材採用、契約など、あらゆるノウハウについて詳しく解説しています。
また、別冊の資金調達に特化した「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるための方法や、融資制度の活用法、クラウドファンディングを成功させるためのノウハウなど、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。
| カテゴリ | トレンド |
|---|---|
| 関連タグ | 中小企業 中小企業庁 価格転嫁 |
トレンドの創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
「中小企業成長加速化補助金」1次公募の追加採択者が公表されました。 中小企業成長加速化補助金(1次公募)について、新たに追加採択者を決定しました。 2次公募については現時点では未定です。今後の政府全体…
2023年7月28日、独立行政法人中小企業基盤整備機構は、「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」16次締切の公募開始について発表しました。 「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金…
東京都は「明日にチャレンジ中小企業基盤強化事業助成金」第1回募集について発表しました。 東京都と東京都中小企業団体中央会は、主として発注元の仕様に基づいて製品・サービスを提供する受注型の中小企業を対象…
公益財団法人市村清新技術財団は、第115回(2025年第1次)「新技術開発助成」の公募について発表しました。 独創的な新技術の実用化を狙いとした助成事業です。基本的技術の確認が終了し、実用化を目的にし…
中小企業庁は「先端設備等導入制度による支援」を行っています。 労働生産性向上や賃上げ促進のために、中小企業者が先端設備を導入する取り組みに対して、税制支援や金融支援を行っています。 「先端設備等導入計…
