注目のスタートアップ

バグバウンティプラットフォーム「IssueHunt バグバウンティ」などを提供する「IssueHunt」が資金調達

company

2023年6月21日、IssueHunt株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

IssueHuntは、バグバウンティプラットフォーム「IssueHunt バグバウンティ」や、脆弱性報告受付窓口ツール「IssueHunt VDP」を提供しています。

「IssueHunt バグバウンティ」は、世界の優秀なホワイトハッカーに自社製品の脆弱性診断を依頼できるプラットフォームです。

膨大な仕様書やプログラムページの開発などの準備が不要で診断を実施できること、成果報酬型であり、脆弱性が見つからない場合は費用がかからないこと、IssueHuntのサポートチームが運用を代行することなどを特徴としています。

今回の資金は、製品開発のさらなる強化、組織体制の拡大に充当します。


脆弱性とは、コンピューターや、ソフトウェア、ネットワークなどが抱える、プログラムの不具合や設計上のミスが原因となって発生した情報セキュリティ上の欠陥のことです。セキュリティホールとも呼ばれます。

もし自社製品として開発したソフトウェアなどに脆弱性が存在していた場合、悪意ある攻撃によって情報が流出し、顧客に大きな損害を与えてしまうことになります。

もちろん開発を担当するエンジニアチームはなるべく脆弱性が発生しないように開発を行っていますが、それでも完璧な対策ができるわけではありません。世界の何億という人が利用している、WindowsやmacOSなどのOSにおいても脆弱性は日々発見されており、セキュリティパッチによって脆弱性を都度塞いでいるという状況にあります。

脆弱性診断サービスは、こうした脆弱性がないか診断するサービスです。サイバー攻撃が増加している現在、脆弱性診断を行い、セキュアな製品を提供することは、被害を生まないというだけでなく、製品の価値を高めることにもつながります。

「IssueHunt バグバウンティ」は、世界のホワイトハットハッカーに脆弱性診断を依頼できるプラットフォームです。ホワイトハットハッカーは、コンピューターやネットワークに関する豊富で高度な知識を持っており、システムの脆弱性の調査や、セキュリティシステムの企画、防御プログラムの実装、システムの運用・保守などに携わっています。

バグバウンティ(バグ報奨金制度)は、企業が自社の製品・サービスに対する脆弱性の調査案件を公開し、ホワイトハットハッカーからの脆弱性の発見・報告を募り、それに対して報奨金を支払う仕組みです。

組織内にセキュリティに関する高度な知識を持つ人材がいなかったとしても、高度な脆弱性診断を受けられ、さらに成果報酬制度であるためコストも低いというメリットがあります。

適切なセキュリティの構築ができず顧客や社会に損害を与えてしまうと大きな損失となるため、セキュリティ対策はコストと捉えるのではなく、事業活動・成長に必須のものと位置づけ、投資と捉えることが重要だと経済産業省は示しています。「冊子版創業手帳」では、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期に実施できるセキュリティ対策について詳しく伺っています。

また、適切なシステムを構築するには資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、さまざまな資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ IssueHunt IssueHunt VDP IssueHunt バグバウンティ セキュリティ セキュリティホール バグバウンティ バグバウンティプラットフォーム プラットフォーム プログラム ホワイトハッカー ホワイトハットハッカー 依頼 株式会社 脆弱性 脆弱性診断 診断 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

パーソナライズ予防ケアサービス「Wellness Membership」などを展開する「ウェルネス」が2.8億円調達
2024年4月12日、株式会社ウェルネスは、総額2億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ウェルネスは、パーソナライズ予防ケアサービス「Wellness Membership」や、パ…
ロボットとソフトウェアを組み合わせたトータルサービスRaaSを提供する「ハイボット」が資金調達
2022年8月24日、株式会社ハイボットは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、積水化学工業株式会社などです。 ハイボットは、インフラ点検ロボットの販売・レンタルや、メンテナンスエンジニ…
「VMK」が資金調達 学生無料のコワーキング・スペース「Voltage」を6/1にオープン
2020年6月23日、株式会社VMKは、銀行融資とクラウドファンディングにより資金調達を実施したことを発表しました。 また、「Voltage」を2020年6月1日(月)にオープンしたことを発表しました…
キーワード検索・記事・YouTube動画の要約からTwitter投稿を自動化する「ZipNews」ベータ版がリリース
2023年5月29日、株式会社Agoraxaは、「ZipNews」のベータ版をリリースしたことを発表しました。 「ZipNews」は、OpenAI社の大規模言語モデルGPT-4を活用した自動記事作成・…
「丸井グループ」とコレクター向けフリマアプリ「magi」を運営する「ジラフ」が資本業務提携
2022年7月22日、株式会社丸井グループは、株式会社ジラフと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 ジラフは、トレーディングカードやスニーカーなどの売買に特化したフリマアプリ「magi(マ…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集