注目のスタートアップ

運転代行配車プラットフォーム「AIRCLE」を展開する「Alpaca.Lab」が資金調達

company

2023年6月14日、株式会社Alpaca.Labは、資金調達を実施したことを発表しました。

Alpaca.Labは、運転代行配車プラットフォーム「AIRCLE(エアクル)」を展開しています。

アプリによって利用者と運転代行業者をつなぐサービスです。

運転代行業者は、随伴者の位置情報をリアルタイムに確認できるほか、目的地へのルート案内、受注・発注処理、ドライバー管理などの日常業務を管理することもできます。

アナログな帳簿で生じていたタイムロスやミスの削減を目的とした「BUSINESS」、半自動で配車管理を行う「OPERATOR」など、各種業務支援クラウドサービスも提供しています。

2023年6月現在、沖縄県・福岡県・和歌山県でサービスを展開しています。

今回の資金は、展開地域の拡大を目指したマーケティングや新事業検証、採用の強化に充当します。


運転代行とは、自家用車を運転していった先でお酒を飲むなどして自分で車を運転して帰ることができなくなった人のため、運転を代行して自宅など目的地まで送り届けるビジネスです。

たとえば、沖縄では日常の足として自動車がよく利用されており、クルマで出勤したのち飲みに出かけた際や、休日に自家用車で出かけお酒を飲んだ際など、さまざまなシーンで運転代行が利用されています。

運転代行ビジネスが抱える課題としては、事業者の多くが個人事業主であり、組織内で現在位置から近い依頼を融通し合うということができないため、全体的に非効率的な配車となっていることが挙げられます。

この課題は、事業者側としては遠い場所の依頼者のもとまでいかなくてはならず収益性が低下する、利用者側としては運転代行が到着するまでに時間がかかるという問題を生み出します。

Alpaca.Labはこの課題を解決するため、登録する事業者に対して効率的な配車を実現するプラットフォーム「AIRCLE」を2020年5月から開始し、運転代行業の収益改善、業務効率化、業界の健全化に貢献しています。

アプリによる配車は平均30秒、平均到着時間は9分となり、従来と比較すると約80%以上の時間短縮に成功しています。

テクノロジーを活用した効率化はどのような業界でも重要な課題となっています。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、システム投資には資金調達が必要となることもあるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AIRCLE Alpaca.Lab アプリ アルパカラボ エアクル ドライバー プラットフォーム リアルタイム ルート 位置情報 受注 和歌山県 株式会社 沖縄県 発注 福岡県 管理 資金調達 運転代行 配車
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
普通の人が起業するには。起業の成功に大切な5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

英語圏訪日外国人の集客設計・実行・送客を行う「Tokyo Creative」が「杏林大学」と共創し「オンラインインターンシップ」を実施
2020年9月17日、Tokyo Creative株式会社は、同社のCOOである中川智博氏が、杏林大学外国語学部観光交流文化学科における選択必修科目「インターンシップⅠ」のゲスト講師として「オンライン…
風洞実験装置の設計・開発・製造を手掛ける「日本風洞製作所」が6.2億円調達
2022年9月1日、株式会社日本風洞製作所は、総額約6億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 日本風洞製作所は、コンパクト風洞試験システム「Aero Optim」など、各種風洞実験装…
匿名・無料で事業相談ができる「みんなで事業相談」など運営の「KnowHows」が8,797万円調達
2020年3月18日、株式会社KnowHowsは、総額8,797万円の資金調達を実施したことを発表しました。 弁護士・税理士・公認会計士・M&Aアドバイザー・事業者などに匿名・無料で事業相談ができるQ…
IoTリハビリ支援サービス展開の「Moff」が総額7.6億円調達
2020年1月14日、株式会社Moffは、総額7億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 高齢者のリハビリ支援サービス「モフトレ」や、IoTリハビリ支援・見える化サービス「モフ測」など…
高校新卒の求人サイト「ジョブドラフト」運営などの「ジンジブ」が1.8億円調達
2020年4月2日、株式会社ジンジブは、総額1億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 高校新卒の求人サイト「ジョブドラフト」の運営や、合同企業説明会イベントなどの運営により、企業向け…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集