注目のスタートアップ

建設業界向けコミュニケーションアプリ「クラフタ」を運営する「グローバ」が2.2億円調達

company

2023年5月31日、株式会社グローバは、総額2億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

グローバは、建設業界向けコミュニケーションアプリ「クラフタ」や、建設業界に特化した人材紹介サービス「建設キャリア」を運営しています。

「クラフタ」は、現場監督や職人が現場情報の共有を行うことができるコミュニケーションアプリです。

チャットによるコミュニケーション以外にも、現場写真の自動格納、現場単位での施工情報の一元管理といった機能を備えています。

アプリ内で広告を掲載し広告収入を得ることで、ユーザー向けには無料でアプリの全機能を提供しています。

業界のデファクトスタンダードのコミュニケーションツールとして普及させ、業界全体のDXを推し進めることを目指しています。


建設業は高齢化と若年層の減少が深刻な課題となっています。

建設業はさまざまな産業を支える役割を担っているため、ベテラン職人が保有する技術の喪失や、建設業全体の衰退などを起こさないよう、人手不足の課題を解決し、次世代にノウハウを継承していくことが重要です。

人手不足を解消するには、デジタル化によって効率化を図り、働きやすい環境を整備することが重要であるといわれています。

一方、現場のデジタル化は建設業に限らずあまり進んでおらず、デジタルスキルに疎い人材でも使えるようなデジタルツールの普及が求められています。

グローバは、建設業の現場向けの無料コミュニケーションアプリ「クラフタ」の提供により現場のデジタル化を実現し、業界全体のDXを促すことを目指しています。

「クラフタ」のチャット機能は、多くの利用者がいる「LINE」を踏襲しており、より多くのユーザーが使い慣れた操作感でアプリを利用することができます。

経済産業省は、もし2025年までに日本企業のDXが成功しなければ年間最大12兆円の経済損失が発生する可能性があると指摘しています。このようにDXやデジタル化は現場に限らず、どの業界でも重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ DX アプリ クラフタ グローバ コミュニケーション コミュニケーションツール 一元管理 建設 建設キャリア 建設業界 株式会社 現場 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度
事業計画書の書き方とは?18ステップごとにわかりやすく解説!
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

AI開発に必要なアノテーション・プラットフォーム開発・提供の「FastLabel」が6,500万円調達
2021年3月29日、FastLabel株式会社は、総額6,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 AIの機械学習において必要となるタグ付きデータの作成(アノテーション)を支援するアノテー…
フードロスを活用したコオロギ生産などの「エコロギー」が資金調達
2021年12月27日、株式会社エコロギーは、資金調達を実施したことを発表しました。 フードロスを活用したコオロギの生産や、マルマタしょう油合資会社と共同でのコオロギ味噌/醤油の開発・提供、コオロギ粉…
「リアリゼイション」と「MainC」が業務提携 「IT導入補助金2023」対象ツール販売支援を開始
2023年3月28日、株式会社リアリゼイションは、株式会社MainCと業務提携し、「IT導入補助金2023」対象ツール販売の支援を開始したことを発表しました。 リアリゼイションは、補助金・助成金の情報…
エレベーター向けスマート・ディスプレイ提供の「株式会社東京」が1.2億円調達
2019年7月30日、株式会社東京は、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 エレベーターのかご内に設置するスマート・ディスプレイ「東京エレビ」を展開しています。 契約スポンサ…
エッジデバイス向けデータセキュリティ基盤を提供する「NODE X」が6億円調達
2025年3月19日、NODE X株式会社は、総額6億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、社名をCollaboGate Japan株式会社からNODE X株式会社へと変更し、ブランドを「…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集