創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2023年5月25日宇宙における汎用作業ロボットを開発する「GITAI Japan」が40億円調達

2023年5月24日、GITAI Japan株式会社とGITAI USA Inc.は、総額40億円(約3,000万米ドル)の資金調達を実施したことを発表しました。
GITAIは、2015年に東京大学で設立されたスタートアップです。
宇宙空間での作業を自動化するための汎用作業ロボットと、ロボットを操作・自動制御するためのソフトウェアを開発しています。
宇宙空間での作業を自動化することで、宇宙開発の加速と宇宙での作業の負担・リスクを低減することを目指しています。
近年の宇宙開発は、民間企業の参入や宇宙ビジネスの活性化などにより、大きく変化しています。
超小型衛星の開発が進展したことでコストが低下し、民間企業による宇宙ビジネスの参入が容易になりました。
2010年における世界の宇宙ビジネス市場規模は約27兆円でしたが、2019年には約40兆円にまで成長しました。今後、2040年代には市場規模が100兆円以上に達すると予測されています。
また、民間企業による宇宙開発についても計画が進行しつつあります。
たとえば、月面探査は1960年代から行われてきましたが、近年ではアメリカのSpaceX社が2022年に月面探査計画「アルテミス」の一環として、月面着陸を成功させています。
月面は、水やヘリウム3などの資源が豊富に存在すると考えられており、これらの資源を開発することで地球の経済に貢献することができます。
そのため今後は民間企業による月面探索・開発が進んでいくと考えられますが、こうした宇宙空間での作業を宇宙飛行士が担うことは、労働力の面でも安全性の面でも大きな課題があります。
そのため宇宙飛行士の負担を減らし、人間にしかできない仕事に徹してもらうため、宇宙空間での作業を担うロボットのニーズが高まっています。
スケールの大きなビジネスには、多くの資金が必要となります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、創業期の資金調達について詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | GITAI Japan GITAI USA ロボット 作業ロボット 宇宙 宇宙ビジネス 月 月面 株式会社 汎用作業ロボット 火星 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年10月5日、株式会社Reeluは、株式会社TechGiraffeの発行済株式の100%を取得し、子会社化する契約を締結したことを発表しました。 Reeluは、新卒向け就職活動のためのスマホア…
2024年9月24日、株式会社Deepcraftは、資金調達を実施したことを発表しました。 Deepcraftは、AI・データ解析領域を起点に、企業の課題を解決し、成長力を高める支援を行っています。 …
2020年9月28日、株式会社クロスビットは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 シフト管理SaaSサービス「らくしふ」を運営しています。 LINEを使い、シフト管理の効率化と従業員の…
2022年11月1日、株式会社Capichiは、総額約7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Capichiは、ベトナムで、フードデリバリーサービス「Capichi」と飲食店モバイルオ…
2021年10月27日、東京eスポーツゲート株式会社は、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 東京タワー直下の東京タワーフットタウンビル(1階/3階/4階/5階)に、eスポーツを軸とし…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…