創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2023年5月13日インボイス制度 適格請求書発行事業者の登録件数及び登録通知時期の目安について

国税庁は「適格請求書発行事業者の登録件数及び登録通知時期の目安」について発表しました。
2023年4月末時点で、インボイス制度による適格請求書発行事業者として登録されている件数は、約296万件となっています。
また、これまでの登録通知が届くまでの期間の目安も公表されています。
これによると、e-TAX提出した場合は約1か月半、書類提出の場合は約3か月、登録通知が届くまで時間がかかるもようです。
また、申請件数も右肩上がりになってきているため、今後さらに登録までに時間がかかる可能性もあります。
インボイス制度(適格請求書)とは、売り手が買い手に対し、正確な適用税率や消費税額等を伝えるためのものです。
国は2023年10月からインボイス制度の運用を開始することを発表しており、企業ではインボイス制度に対応するための体制を構築することが求められています。
インボイス制度が開始されると、現行の「区分記載請求書」に、登録番号、適用税率、消費税額等の記載が追加されます。
従来は記載事項がすべて記載されていればすべて仕入税額控除が可能でしたが、インボイス制度開始後は、認定された事業者のみが発行できる「適格請求書」のみが仕入税額控除を受けられる対象となります。
そのため仕入税額控除を受けたい場合は、適格請求書発行事業者として登録する必要があるほか、これまでよりも複雑で正確な請求書を発行し、さらにそれを一定期間保管する必要があります。
今回国税庁が発表した資料によると、適格請求書発行事業者として登録されるにはe-TAXで1か月半、書類提出で3か月ほどかかります。また、10月に向けて申請する事業者が増えることも想定され、登録手続きも長くなる可能性があります。そのため申請は早いうちにすませることが肝心です。
インボイス制度では会計処理が複雑になることが想定されます。そのためインボイス制度に対応した会計ソフトを導入し、効率化を図ることが重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、おすすめの会計ソフトや、導入方法について詳しく解説しています。
また、税理士監修の『インボイス登録ガイド』もリリースしました。インボイス制度の基本的な部分から、登録すべきか分かるフローチャートなど、充実のコンテンツです。無料でのご提供になりますので、こちらも参考にしてみてください。
| カテゴリ | トレンド |
|---|---|
| 関連タグ | インボイス インボイス制度 国税庁 時間 期間 登録 登録件数 通知 適格請求書発行事業者 |
トレンドの創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
「IT導入補助金2024」における最新締切のご案内です。 さまざまな経営課題を解決するためのITツール導入を支援するための補助金です。 下記5つの枠の中で、目的に合致するものに申請が可能です。 通常枠…
「小規模事業者持続化補助金」第16回公募のご案内です。 小規模事業者自らが作成した持続的な経営に向けた経営計画に基づく、地道な販路開拓等の取組(例:新たな市場への参入に向けた売り方の工夫や新たな顧客層…
東京商工会議所は「電子帳簿保存法への対応と業務効率化〜自社と取引先を守る税務とIT〜」の開催を発表しました。 内容 ・改正後の電子帳簿保存法の概要(宥恕・緩和・猶予の正確な理解) ・エビデンスの電子保…
2023年6月6日、「IT導入補助金2023 デジタル化基盤導入枠(商流一括インボイス対応類型)」の募集要項が発表されました。 商流一括インボイス対応類型 種類 商流一括インボイス対応類型 補助額 I…
未来を拓くパートナーシップ構築推進会議において、「パートナーシップ構築宣言」の仕組みが2020年5月に創設されました。 「パートナーシップ構築宣言」は、サプライチェーンの取引先や価値創造を図る事業者の…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…

