注目のスタートアップ

AIと金融工学により金融サービスを提供する「MILIZE」が資金調達

company

2023年4月3日、株式会社MILIZEは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、NOBUNAGAキャピタルビレッジ株式会社が運営するファンドです。

MILIZEは、AIと金融工学を活用し、DX時代に役立つ金融サービスを開発・提供しています。

AIを活用した売上予測ツールや、投資判断ツール、トレーディング支援ツール、FPに向けたライフシミュレーションツール、オルタナティブデータを活用したビジネス開発のためのビッグデータ基盤などを、金融機関向け・個人向け・法人向けに提供しています。

NOBUNAGAキャピタルビレッジと株式会社十六銀行との連携により、金融工学・AIなどのテクノロジーを融合させた新たなサービスの開発・提供などを行っていきます。

今回の資金は、サービスの開発と拡充に充当します。


金融業界の市場規模は約64.6兆円と非常に大きな規模です。

一方、コロナ禍においては経済活動の停止の影響を直接受けているほか、銀行においては低金利政策の長期化によって長らく混乱が続いています。

また、生命保険についても死亡保険料の値下げ、低金利による外貨建て保険の低迷などによって苦戦が続いています。

このように、金融業界は長らく安定した業界だと見られていましたが、こうした銀行・生命保険の低迷や、テクノロジーの発展もあり、金融業界は大きな壁に直面しています。

とくにテクノロジーの発展は金融業界においても大きな影響を及ぼしており、この金融×テクノロジーの領域はFintech(フィンテック)と呼ばれています。

Fintechでは、AIによって自動で最適な分散投資を実現するロボアドバイザー、AIによって最適な保険・ローンなどを提案するサービスなどが提供され、これまでの金融サービスに革新をもたらしています。

Fintechでは以前の金融サービスを代替するようなサービスも生まれており、こうしたFintechの破壊的な影響により旧来の金融サービスは衰退していくことも予測されています。

そのため金融業界においては、テクノロジーを活用し、新たな事業を生み出したり、付加価値の高いサービスを提供することが求められています。

ビジネスのさらなる成長には戦略的な資金調達やシナジーが見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI Fintech MILIZE フィンテック 株式会社 資金調達 金融 金融サービス 金融工学
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

広島大学発のVRゲームスタートアップ「Gino」が1,500万円調達
2022年10月24日、株式会社Ginoは、1,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Ginoは、広島大学の学生が中心となって設立したスタートアップです。VRゲームを開発しています。 現…
社会にあるさまざまな課題を提起し意見を投票できるSNS「Surfvote」を運営する「Polimill」が4,000万円調達
2023年4月25日、Polimill株式会社は、4,000万円以上の資金調達を実施したことを発表しました。 Polimillは、社会にあるさまざまな課題を提起し、誰もが意見を投票できるSNS「Sur…
分析テンプレートを選ぶだけで高度なAI分析ができるSaaS提供の「datagusto」が8,500万円調達
2021年5月24日、株式会社datagustoは、総額8,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 AIによる高度な分析を、分析テンプレート(レシピ)を選ぶだけで簡単に行えるSaaS「da…
量子コンピューター向けソフトウェア開発の「エー・スター・クォンタム」が3億円調達
2020年11月2日、株式会社エー・スター・クォンタムは、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 量子コンピュータの基盤技術の確立への貢献と、ゲート方式とアニーリング方式のどちらにも関わる…
中国市場向け日本酒販売事業を展開する「Sake RD」が1.2億円調達
2022年10月5日、株式会社Sake RDは、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Sake RDは、中国市場での日本酒販売・消費体験向上のため、2022年4月末に創業した…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集