注目のスタートアップ

3Dアバターを活用したパーソナライズ絵本を提供する「えほんインク」が2,900万円調達

company

2023年3月1日、えほんインク株式会社は、総額約2,900万円の資金調達を実施したことを発表しました。

また、直近では2022年9月に8,600万円の資金調達を実施しています。

えほんインクは、3Dアバターを活用したパーソナライズ絵本サービスを提供しています。

50万通りのパーツを組み合わせてオリジナルの3Dアバターを作成し、そのアバターを主人公とした絵本を届けるサービスです。

子どもそっくりのアバターを主人公として登場させることで、より物語の世界へと入り込む体験を提供します。

また、toB事業として、3Dアバターを活用し企業と消費者をストーリーで深く繋げることを目的としたファミリー層特化型のプログラム「ÉHONファミリープラス」を展開しています。

今回の資金は、オリジナル絵本の開発、セールス・マーケティングなどの展開加速などに充当します。


紙+電子出版市場は、近年は若干の上昇傾向が見られるものの、ピークである1996年の約2.6兆円から比べると、約1.6兆円(2021年)と大きく縮小しています。

一方で、絵本市場は少子化が進展しているのにもかかわらず成長を続けている市場のひとつです。

理由としては、大手出版社の参入、親子の時間を豊かにするものとして受け入れられている、SNSによる口コミなどによってヒットする作品が増えている、祖父母世代といった購入者が増えているなどが挙げられます。

ところで、絵本業界では世代を超えて読み継がれてゆくロングセラー作品が少なくありません。

これは、子どもが気に入る絵本を予測することは難しいため、絵本を購入する親は古典やロングセラーを選ぶという保守的な傾向があるからだと分析されています。

えほんインクのサービスは、3Dアバターが主人公となって物語が展開されるというものであるため、古典であっても新鮮さを感じることができるという特徴があります。

また、オリジナル絵本であっても、自身(子ども)が主人公として登場するというとっかかりがあるため、他の絵本よりも手に取りやすいと考えられます。

絵本は教育のためにも読み聞かせることがあります。また、大人にとっても読書は良い学習方法のひとつです。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「総務手帳」では、書店員が選ぶ社員教育に使える本10選を紹介しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ 3D ÉHON INC. アバター えほんインク カスタマイズ フィクション 子ども 子供 書籍 物語 絵本 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人設立の完全ガイド|設立の流れ・メリット・手続き一覧など徹底解説!
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

アフリカ最大の小売店プラットフォーム構築を目指す「WASSHA」が10.1億円調達
2019年11月8日、WASSHA株式会社は、総額10億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 未電化地域向け電力サービス「WASSHA」を提供しています。 安定した収入を持たない層に…
投資家向け企業分析SaaS「バフェット・コード」を開発・運営する「バフェットコード」が資金調達
2022年9月26日、バフェットコード株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 バフェットコードは、企業分析SaaS「バフェット・コード」を開発・運営しています。 EDINETやコーポレート…
VTuberのプロデュースを行うIP事業やバーチャル学園都市「MEキャンパス」の運営などを手がける「Brave group」が19.9億円調達
2023年8月23日、株式会社Brave groupは、総額19億9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Brave groupは、Virtual esportsプロジェクト「ぶいすぽ…
不動産コンサルティング事業を展開する「霞ヶ関キャピタル」がサステナビリティ・リンク・ファイナンスフレームワークに基づいた資金調達を実施
2023年5月31日、霞ヶ関キャピタル株式会社は、サステナビリティ・リンク・ファイナンスフレームワークに基づいた資金調達を実施したことを発表しました。 今回の借り入れ資金は運転資金に充当されます。 霞…
EV充電サービス「WeCharge」を運営する「ユビ電」が3億円調達
2023年4月7日、ユビ電株式会社は、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ユビ電は、EV充電サービス「WeCharge」を運営しています。 充電ごとの電気量・料金を計測できるEV充電設…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集