注目のスタートアップ

製薬・医療業界向けメッセージングプラットフォーム「Shaperon」を提供する「シャペロン」(旧:フラジェリン)が3.5億円調達

company

2023年2月10日、株式会社シャペロンは、総額約3億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

また、2023年2月10日から、株式会社フラジェリンから株式会社シャペロンへと社名を変更することも併せて発表しています。

シャペロンは、製薬・医療業界向けメッセージングプラットフォーム「Shaperon(シャペロン)」を提供しています。

製薬・医療関連企業のプロモーションの効率化と、コンプライアンスの遵守を実現するメッセージングプラットフォームです。

OutlookやGmailなどのメールと連携し、ひとつのツールでのやり取りの完結、本社制作コンテンツの一括配信、開封・クリック・返信などの確認などを可能にします。

さらに医師向けサイトと連携しており、連絡先を知らない医師に対しても「Shaperon」上でプロモーションや相互メッセージの送信ができます。

今回の資金は、プロダクト開発、組織体制強化を目的とした人件費に充当する予定です。


製薬会社には、医師などの医療従事者に対し医薬品の情報を提供し、さらに医療現場からの情報収集などを行うMR(Medical Representatives:医薬情報担当者)と呼ばれる営業職があります。

以前、MRは医療機関への訪問・懇親によって医薬品を売り込んでいたのですが、2012年4月の「医療用医薬品製造業公正競争規約」の改定により、MRによる医療機関との懇親のみを目的とした接待が全面的に禁止となり、MRのあり方が大きく変化しました。

さらに医療機関では多忙となっている医師の負担を減らすため、MRの訪問を規制するところも増えています。

つまり、現在のMRは医師が求める医薬品の情報を的確に提供し、医薬品の特性を正確に理解できるような営業を行う必要があるようになってきているということです。

「Shaperon」は、こうしたMRの業務を支援するメッセージングプラットフォームです。医療・医薬業界はセキュリティ面などで法的な規制があるため、一般的な企業向けのツールを使うことができないケースがあるため、こうした業界特化型のサービスが必要とされています。

営業は企業の売上を向上させるために必要な業務です。しかし、リソースの足りない創業期は満足できる営業ができないかもしれません。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、少しでも営業の成功率を上げるため、営業ツールの導入や、販路開拓の方法などのノウハウを提供しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Medical Representative MR PR Shaperon コンプライアンス シャペロン フラジェリン プロモーション メール メッセージ メッセージングプラットフォーム 医療 営業 株式会社 業界 製薬 資金調達 連絡
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

3Dプリンター製の建築向けコンクリート用樹脂型枠「デジタル型枠」を開発・製造する「DigitalArchi」が3.5億円調達
2025年1月17日、株式会社DigitalArchiは、総額約3億5000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 DigitalArchiは、3Dプリンター製の建築向けコンクリート用樹脂型枠「…
「HIKKY」がメタバースサービス「My Vket」β版をリリース
2022年12月13日、株式会社HIKKYは、「My Vket(マイブイケット)」のβ版をリリースすることを発表しました。 「My Vket」は、アプリ・ソフトウェアのダウンロード不要で、ハイスペック…
細胞エンジニアリング企業「Logomix」が28億円調達
2025年7月30日、株式会社Logomixは、総額28億円の資金調達を発表しました。 Logomixは、さまざまな生物種の細胞機能を効率よく設計・改変する細胞エンジニアリング企業です。 大規模かつ自…
再生可能エネルギーファンドを運営する「Zエナジー」がプロジェクトファイナンスによる資金調達を実施
2022年9月21日、Zエナジー株式会社は、同社を無限責任組合員とするカーボンニュートラルファンド1号投資事業有限責任組合を通じ、株式会社三菱UFJ銀行より、プロジェクトファイナンス契約に基づく借入を…
ビジネス情報収集サービス「Anews」などを提供する「ストックマーク」が45億円調達
2024年10月21日、ストックマーク株式会社は、総額45億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ストックマークは、ビジネス情報収集サービス「Anews」や、AIにより市場調査をサポートする「A…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集