注目のスタートアップ

政治・行政と国民をつなぐ「政策共創プラットフォーム」を運営する「PoliPoli」が資金調達

company

2023年2月2日、株式会社PoliPoliは、資金調達を実施したことを発表しました。

PoliPoliは、政治・行政と国民をつなぐ「政策共創プラットフォーム」を運営しています。

2023年2月現在、政治家に声を届けるWebサイト「PoliPoli」、行政に声を届けるWebサイト「PoliPoli Gov」、法人向けルールメイキングサポートサービス「PoliPoli Enterprise」、政治情報メディア「政治ドットコム」を提供しています。

「PoliPoli」は、政治家によってわかりやすく説明された政策の投稿が掲載されているWebサイトです。ユーザーはこの政策に対しコメントを投稿したり、政治家に会いにいくといった方法で政治家に直接声を届け、政策を応援して進めていくことができます。

今回の資金は、新規事業開発、採用、プロダクト開発に充当します。


近年のAIなどの先端技術の非連続的な発展は、これまでに経験したことのない社会・産業構造の変化をもたらすと考えられています。

さらに、気候変動・災害・国際紛争など、世界情勢の変化も激しくなっています。

この予測が難しく変化が著しい時代を、Volatility:変動性、Uncertainty:不確実性、Complexity:複雑性、Ambiguity:曖昧性の頭文字を取り、VUCAの時代と呼びます。

VUCAの時代においては、時代の変化に合わせて政策をスピーディに立案し実行していくことが重要となります。

そのため、市民それぞれが行政に積極的に参加し、社会の課題を明確に行政に伝え、行政の取り組みに提言を行い、行政と協力して社会をつくることができる仕組みを構築することが必要です。

一方、NHK放送文化研究所の論文「低下する日本人の政治的・社会的活動意欲とその背景」では、40代以下の若い世代を中心に、政治的・社会的活動への意欲の低下が指摘されています。

近年は市民との距離を縮めるため、SNSを利用する政治家の増加など、インターネットを通じた政治と市民のつながりなども増えていますが、TwitterなどのSNSは文字数の制限などから、政策などをわかりやすく伝えるには向いていません。

さらにSNSは、政治家が不用意なコメントを発して炎上してしまうことや、一部のコメントなどが切り取られて悪意を持って拡散がされてしまうことなどが課題となっています。

こうした政治と市民の課題をテクノロジーによって解決する領域をPoliTechと呼びます。

PoliPoliは、政策づくりに関わる人びとを広くカバーする4つのプロダクトの提供により、政治や政策づくりの課題解決に取り組んでいます。

ビジネスにおいてもニーズを捉えることは非常に重要です。近年はSNSの普及によりユーザーの生の声を集めやすくなっています。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、SNSの活用法などマーケティングに関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ GovTech PoliTech 地方自治体 政治 政策 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

企業向け健康管理システム「Carely」を展開する「iCARE」が「オムロン」と資本業務提携
2024年7月3日、株式会社iCAREは、オムロン株式会社と、資本業務提携を開始したことを発表しました。 オムロンは、2024年7月2日に、iCAREの既存株主であるベンチャーキャピタルからの譲渡によ…
ハイスキルフリーランスに特化した完全審査制プラットフォーム「Sollective」などを展開する「ソレクティブ」が資金調達
2023年8月8日、株式会社ソレクティブは、資金調達を実施したことを発表しました。 これは、グローバルベンチャーキャピタルAntler(本社:シンガポール)の日本法人であるAntler株式会社を通じた…
医療キャッシュレス決済アプリ「玉円ペイ」を提供する「アガティカ」が4580万円調達
2025年2月5日、株式会社アガティカは、総額4580万円の資金調達を実施したことを発表しました。 アガティカは、医療キャッシュレス決済アプリ「玉円ペイ」を提供しています。 簡単な操作でQRコード決済…
養豚経営支援システム「Porker」を提供する「Eco-Pork」が資金調達
2025年2月10日、株式会社Eco-Porkは、資金調達を実施したことを発表しました。 Eco-Porkは、養豚経営支援システム「Porker」と関連IoT機器を開発・提供しています。 「Porke…
ライブ配信コンテスト「MODECON」を運営する「KIRINZ」が4.5億円調達
2023年3月13日、株式会社KIRINZは、総額4億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 KIRINZは、ライブ配信コンテスト「MODECON」の運営を中心に、イベントプロモーショ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集