注目のスタートアップ

エッジAI型の自動検針サービス「A Smart」を提供する「アシオット」が1.8億円調達

company

2022年12月7日、アシオット株式会社は、総額1億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

アシオットは、現場をアタッチメント方式でIoT化する、エッジAI型の自動検針サービス「A Smart(エースマート)」を運営しています。

既存のメーターに対してアタッチメント(後付け)形式によって設置するエッジAIを搭載したIoTカメラデバイスにより、アナログメーターのデータを取得・処理しクラウドに送信することでメーターの遠隔自動検針を実現するサービスです。

今回の資金は、「A Smart」のユーザビリティの改善や、さらなる機能開発、セールス・カスタマーサクセス体制の強化に充当します。

アナログなメーター(計器)は、製造業の現場に限らず、電気・ガス・水道などのメーターとして住宅・商業施設・飲食店などさまざまな場所に設置されています。

電気・ガス・水道は、その使用量を把握し料金を請求するため、検針員が現地に行き、計器を読み取って記録する必要があります。これを訪問検針といいます。

このメーターの数値を遠隔で把握できるよう、メーターをインターネットに接続できるようにしたものをスマートメーターといいます。

住宅向けのメーターにおいては、電力会社などによってスマートメーターの設置が進んでいます。また、生活者向けにはこのスマートメーターから得られる情報を可視化するアプリなどが提供されています。

一方で、このスマートメーターは、既存のアナログメーターを完全に代替するものであることから、取り替えに高いコストがかかります。

A Smartは、アナログメーターに後付けで取りつけ、数値を読み取ってクラウドに送信するIoTサービス「A Smart」により、この課題を解決することを目指しています。

IoTなどのテクノロジーは、これまで非効率的だった業務を大幅に効率化してくれる可能性があります。企業の利益を最大化するために重要な取り組みであるため、もし非効率的な業務があるのならば、最適なソリューションを探すことが必要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考になさってください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ A Smart AI IoT アシオット エースマート エッジAI スマートメーター 後付け 株式会社 現場 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

副業募集プラットフォーム「Kasooku」運営の「ドゥーファ」が1.9億円調達
2020年4月30日、株式会社ドゥーファは、総額約1億9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 副業募集プラットフォーム「Kasooku(カソーク)」を運営しています。 副業で働く人と、…
専用カメラでジム運営をAI化する「GYMDX」を提供する「Opt Fit」が資金調達
2022年7月27日、株式会社Opt Fitは、資金調達を実施したことを発表しました。 Opt Fitは、ジム内に専用AIカメラを設置することでジム運営をAI化するサービス「GYMDX」を提供していま…
恋愛に特化したメタバース「Memoria」を開発する「Flamers」が1億円調達
2022年10月11日、株式会社Flamersは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Flamersは、恋愛特化メタバース「Memoria」の開発や、長期インターンの求人サービス「Vo…
ワイヤレス植込型BMIシステム医療機器を開発する「JiMED」が3.5億円調達
2025年2月13日、株式会社JiMEDは、総額3億5000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「ディープテック・スター…
地域連携CRMツール「foro CRM」などを提供する「メダップ」が3.8億円調達
2024年4月16日、メダップ株式会社は、総額3億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 メダップは、地域連携CRMツール「foro CRM(フォロシーアールエム)」や、医療機関におけ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集