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2022年12月7日定額制の多拠点居住プラットフォーム「ADDress」を運営する「アドレス」が資金調達
2022年12月6日、株式会社アドレスは、株式会社ボルテックスへの第三者割当増資と、株式会社静岡銀行からの新株予約権付融資により資金調達を実施したことを発表しました。
また、サービス産業生産性協議会が主催する「第4回日本サービス大賞」で優秀賞と審査員特別賞に選ばれたことも併せて発表しています。
アドレスは、定額制の多拠点居住プラットフォーム「ADDress(アドレス)」を運営しています。
「ADDress」は、全国の空き家を活用した住宅のサブスクリプションサービスです。
1軒をひとりで利用するのではなく、同時に複数の会員が居住し生活を行い、さらにリノベーションした空き家を活用することでコストを抑えています。
プライバシーを確保するため、8割の拠点には寝室となる個室が用意されており、リビングやキッチンなどをシェアハウスのように共有で利用します。
各拠点には家守と呼ばれる管理者がおり、家守をハブとした会員同士・地域住民とのコミュニティ・交流機会を提供しています。
今回の資金は、空き別荘など地方の遊休資産の物件開発の強化や、人材採用、システム開発に充当します。
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住居は生活の中心となるものであり、立地・間取りなどによってライフスタイルが変化します。
しかし、住宅には購入か賃貸かという2択しかなく、どちらにしても一度住宅を手に入れる/契約するとそう頻繁に住居を変更することはできません。
また、賃貸物件は2年契約が多いため、もし住む場所を頻繁に変えたい場合であっても2年間は同じ場所に住むことになります。さらに賃貸契約は手続きに手間もコストもかかるため、自由に住居を選ぶというライフスタイルには課題があることがわかります。
しかしサブスクリプションサービスの流行により、住宅の領域でもサブスクリプションサービスが登場し、購入・賃貸だけでない選択肢を提案しています。
住宅のサブスクリプションサービスのいくつかは、全国にある拠点に月額定額制で住み放題となれるというモデルです。
もちろんこのモデルはコストがかかるため、利用料金が高くなってしまいます。そのため住宅サブスクではコストを抑えるため、住んでいない間は宿泊施設として貸し出す、宿泊施設と提携して住居として利用する、複数員でひとつの拠点を共有するなどさまざまな工夫を行っています。
「ADDress」では、空き家を活用し、ひとつの拠点に複数の会員が同時に生活をすることによってコストダウンを図っています。
またこのモデルはその拠点ごとに小さなコミュニティが流動的に生まれ、場所ではなく「人」を軸とした関係性が構築されることが特徴的です。
アドレスは空き家活用とコミュニティ構築のモデルにより、全国の活性化や関係人口創出に貢献していくことを目指しています。
生活には住居が必要ですが、起業にはオフィスが必要です。創業期はコストとフットワークの面からシェアオフィスやコワーキングスペースを利用する起業家が増えています。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、賃貸オフィスや、シェアオフィス、コワーキングスペースなどを比較し、創業期に最適なオフィス形態を明らかにしています。
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