注目のスタートアップ

知財業務のDXを推進する「Smart-IP」が5,000万円調達

company

2022年12月1日、Smart-IP株式会社は、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Smart-IPは、明細書作成サポートシステム、特許事務所業務のDX支援コンサルティング、知財関連システムの開発受託サービスの提供を通じ、知財業務をDXでアップデートすることを目指しています。

2022年12月現在、明細書作成サポートシステムのα版の開発を進めています。リリースは2023年1月を予定しています。

今回の資金は、今後さらに機能を拡充して行くβ版の開発の推進、特許事務所向けDX支援コンサルティング事業の体制構築に充当します。

特許事務所は、企業の特許出願など知的財産権の取得のための特許庁への手続きの代行をメインの業務としています。またこの特許庁に対する申請代行業務は弁理士の独占業務となっています。

国内における特許出願数は2001年の約44万件をピークに年々減少しており、2019年には約30万件に落ち着いています。

特許事務所は特許庁への手続きが主な業務であるため、定形業務が多く発生します。そして、人間はダブルチェック体制をとっていたとしてもミスを完全になくすことはできません。

そのためテクノロジーを活用し事務作業の効率化とミスを削減することが重要です。

また、知的財産はビジネスの源でもあり、ビジネスを守るためにも活用できる重要な経営資源です。一方でスタートアップや中小企業では知財を理解して活用できる人材が不足しています。

近年は経営戦略として知財活用に取り組むスタートアップも増えており、特許事務所や弁理士によるスタートアップ向けのコンサルティングのニーズが高まっています。

そのためデジタル化による効率化は、スタートアップ向けコンサルティングなど新たな事業に取り組むための時間をつくるためにも重要となっています。

知的財産権の活用のためには、スタートアップ・中小企業のビジネスのことを理解した専門家の支援を受けることが重要です。創業手帳は無料で専門家の紹介を行っているため、知財活用を考えている企業はこちらを活用できます。また、起業家や専門家の生の声をもとに記事化した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」も無料で発行しております。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ DX IP Smart-IP コンサルティング 株式会社 特許 特許事務所 知的財産権 知財 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

飲食店向け店内モバイルオーダーやAI自動受付などにより飲食店のDXを推進する「トレタ」が20.3億円調達
2022年2月16日、株式会社トレタは、総額20億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 飲食店向け予約/顧客台帳サービス「トレタ」、自社サイト向けテイクアウト受付ツール「トレタ テイ…
手術AI支援システムを開発する「Direava」が資金調達
2025年5月21日、Direava株式会社は、資金調達を発表しました。 Direavaは、AIを活用した手術ナビゲーションシステムを開発しています。 手術における合併症の低減のため、外科医が術中に重…
短時間で食料品・日用品を届ける宅配スーパーを運営する「OniGO」が7.2億円調達
2022年4月8日、OniGO株式会社は、総額7億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 OniGOは、10分で食料品や日用品を届ける宅配スーパー「OniGO」を運営しています。 実店…
再エネ100%×地産地消の電力サービス提供の「アスエネ」が3.75億円調達
2021年4月2日、アスエネ株式会社は、総額3億7,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 再エネ100%×地産地消が特徴のクリーン電力サービス「アスエネ」を提供しています。 製造業の工場…
災害情報システム「Spectee Pro」を提供する「Spectee」が「インフォコム」と資本業務提携
2023年6月2日、株式会社Specteeは、インフォコム株式会社と資本業務提携を締結したことを発表しました。 Specteeは、災害情報システム「Spectee Pro(スペクティプロ)」を提供して…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集