注目のスタートアップ

AI OCR機能を搭載した会計自動仕分けシステム「KEIRAKU」を提供する「ユニアックス」が資金調達

company

2022年8月17日、ユニアックス株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、株式会社アイリックコーポレーションです。

ユニアックスは、AI OCR機能を搭載した会計自動仕訳システム「KEIRAKU」を提供しています。

アイリックコーポレーションの100%子会社である株式会社インフォディオが開発した「スマートOCR」をベースに追加で独自開発を行いAI OCR機能を搭載しています。

このAI OCR機能により、請求書や領収書などの画像データを読み取り、取り込みデータをオペレーターによってチェック・修正することで、高精度の仕訳を実現しています。

「KEIRAKU」は、科目への仕訳(財務状況把握)、電子帳簿保存法対応、経費精算・支払い申請を担当し、各会計システムの仕様に合わせて仕訳データを生成します。すでに仕様している会計ソフトに取り込むことで自動で会計ソフトへの入力が完了します。

今回の資金は、サービスの企画・開発、人材採用、営業活動などに充当する予定です。

OCRとは、書類を写した写真などの画像データから書かれている文字を読み取り、テキストデータに変換する技術のことです。

スキャナーなどに搭載されていた技術ですが、従来は今ひとつ読み取り精度が悪く、手作業でテキストデータの修正が必要であったことから、ビジネス全般で使われるような技術ではありませんでした。

しかしAIの発展によってOCRの読み取り精度が大幅に向上し、紙の書類などをデータ化する際に広く活用されています。

AIを活用したOCRをAI OCR(AI-OCR)と呼びます。とくに、紙の書類がよく利用される経理・会計にまつわるサービスで活用されています。

AI OCRがない場合は、領収書やレシートを目で見て確認し、それをPCに入力していく必要があります。これは非常に手間がかかる作業となります。

そのため現在は、有名な会計ソフト・経費精算システムのほとんどにAI OCRが搭載されています。

「KEIRAKU」は、インフォディオの「スマートOCR」を活用することで高い読み取り精度を実現していること、導入にあたってのセッティングはユニアックスがすべて行うことなどを特徴としています。

会計ソフトは企業の財務状況を可視化してくれる重要な存在です。「冊子版創業手帳」では、会計ソフトの選び方や、おすすめの会計ソフトについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI KEIRAKU OCR スマートOCR ユニアックス 仕訳 会計 会計ソフト 株式会社 経理 自動 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ゲノムテクノロジーを用いた遺伝学的検査を開発・提供する「Varinos」が6億円調達
2022年8月3日、Varinos株式会社は、総額6億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Varinosは、ゲノムテクノロジーを用いた遺伝学的検査の開発・臨床実装を展開しています。 2017年…
岩手で介護福祉事業を展開する「航和」が資金調達
2022年9月1日、株式会社航和は、資金調達を実施したことを発表しました。 航和は、IoTを積極的に活用し介護現場の効率化を図った介護施設(居宅介護支援事業所、通所介護事業所、訪問介護事業所)の運営や…
「welp」が企業の雇用維持を目的とした出向支援サービス「Ainote」を発表
welp株式会社は、「Ainote(アイノテ)」事業を開始することを発表しました。 「Ainote」は、雇用調整と人材調達の両立を”労働者の在籍出向”により実現するサービスです。 このサービスを利用す…
透明マウスピース型遠隔歯科矯正サービス「DPEARL」などを手がける「フィルダクト」が3億円調達
2024年10月2日、株式会社フィルダクトは、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 フィルダクトは、透明マウスピース型遠隔歯科矯正サービス・ブランド「DPEARL(ディパール)」や、歯…
EC事業者向けカスタマーリテンションプラットフォーム運営の「Recustomer」が1.5億円調達
2021年9月28日、Recustomer株式会社は、総額約1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 2021年6月から、EC事業者向けカスタマーリテンションプラットフォーム「Rec…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集