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モバイルオーダーアプリ「funfo」提供の「ファンフォ」が資金調達

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2022年8月17日、ファンフォ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

ファンフォは、モバイルオーダーアプリ「funfo」を提供しています。

1台のiPadとテーブルへのQRコードの配置によって、飲食店の店内モバイルオーダーを構築するサービスです。

顧客はテーブルに配置されたQRコードをスマートフォンで読み込むことで、専用アプリのインストールなど不要でWebブラウザから注文することができます。

また、LINEミニアプリと連携したモバイルオーダーも可能です。LINEミニアプリと連携することで友だち登録を促し、クーポンやキャンペーン情報などを配信することができます。

初期費用・月額費用は無料であるため、小規模な飲食店でもモバイルオーダーを開始できます。

今回の資金は、人材採用、開発推進に充当します。

今後一部の高度な機能を有料で提供することを検討しています。

飲食店はコロナ禍によって非常に深刻なダメージを受けることになりました。

感染症対策のために非接触でのサービスの提供が求められ、キャッシュレス決済の導入、注文のデジタル化(モバイルオーダー)、混雑具合の可視化などに取り組む飲食店が急激に増加しました。

ファンフォが手掛けているモバイルオーダーとは、顧客自身のスマートフォンによって料理を注文できるシステムのことです。

これまで飲食店での注文は、テーブルに備えつけてあるメニューから料理を選び、店員を呼んで口頭で料理を注文するというものが一般的でした。

一方でこの方法は、コミュニケーションエラーなどによる注文のミスや、ホールスタッフが必要となるなどの課題を抱えています。

そのため、顧客に伝票を書いてもらったり、店内に備えつけたタブレットによって注文するといった注文方法を導入する飲食店もあります。

こうした方法は注文業務が効率化されますが、前者は顧客に負担を強いること、後者はタブレットやシステムの導入にコストがかかることが課題となります。

また、これらの方法は感染症対策の観点からも新たな方法が求められていました。

そこで登場したのがモバイルオーダーです。

顧客が持っているスマートフォンを利用できるためタブレットの設置などが不要になるほか、感染症対策としても有効であることからコロナ禍において導入する飲食店が増加しました。

また顧客のスマホを活用するため、顧客情報を収集しやすいという特徴があり、データドリブンな飲食店経営においても重要なものとなっています。

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