注目のスタートアップ

プリペイドカード型の福利厚生サービスを提供する「miive」が5.8億円調達

company

2022年7月20日、株式会社miiveは、総額5億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

miiveは、エンゲージメントを向上するEX(従業員体験)プラットフォーム「miive」(2022年7月19日正式リリース)を提供しています。

プリペイドカード型の福利厚生サービスで、企業は利用用途・予算を設定したポイントを福利厚生としてプリペイドカードを通じて従業員に支給することができます。

ポイントの使用先はVisa加盟店の中から自社の方針に合わせてカスタマイズし、柔軟な福利厚生制度を設計できます。

面倒な利用申請や経費申請の手間がなくなるため、福利厚生制度の運営にかかる業務負担の軽減や、制度の気軽な見直し・改善も実現できます。

今回の資金は、人材採用、プロダクト拡充に充当する予定です。

福利厚生とは、企業が従業員(とその家族)に対して提供する給与以外の報酬のことです。

福利厚生の目的は、従業員満足度の向上、社内の活気の向上、従業員間のコミュニケーションの促進などが挙げられます。

近年は多くの業界で人手不足が深刻となっているため、人材確保や長く安心して働いてもらうための施策として福利厚生は重要なものと認識されています。

一方で、効果のある福利厚生制度を運営するためには、従業員に積極的に利用されるように制度を設計する必要があります。

多くの企業では経営陣と従業員に壁があり、従業員が本当に欲していることを汲み取ることが難しいため、制度設計が上手くいかないケースも見受けられます。

また、福利厚生制度は、経費精算や制度利用時の申請の手間などの課題も抱えています。

柔軟な福利厚生制度の設計や運用にかかる手間を削減するため、外部の福利厚生サービスを導入する企業が増えています。

その中でも「miive」は、プリペイドカードを活用したユニークな福利厚生サービスです。

対象がVisa加盟店であるため、とても幅広いサービスを福利厚生として提供することが可能となります。たとえば、企業の近くの飲食店をポイントの利用先として設定することで、従業員のランチミーティングなどを促進できます。

働きやすさを向上させるにはいくつか施策が考えられますが、オフィスにおいてはオフィスチェアの導入が費用対効果が良いことがわかっています。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「総務手帳」では、快適なオフィス環境の構築方法やオフィスチェアの導入について詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ miive サービス プリペイド・カード プリペイドカード ミーブ 株式会社 福利厚生 設計 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

看護師のスカウト型採用マッチングアプリ「N/thestory(ジストリー)」を運営する「thestory」が1.4億円調達
2023年3月15日、株式会社thestoryは、総額1億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 thestoryは、看護師のスカウト型採用マッチングアプリ(ダイレクトリクルーティング…
ウェアラブルな生体センシング用エコープローブを開発する「サーモンテック」が1億円調達
2024年6月18日、株式会社サーモンテックは、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 サーモンテックは、ウェアラブルな生体センシング用エコープローブを開発しています。 薄くて柔軟性があ…
遺伝子治療用ウイルスベクターの設計・開発・分析サービスなどを展開する「シンプロジェン」が9.2億円調達
2023年3月2日、株式会社シンプロジェンは、総額9億2,160万円の資金調達を実施したことを発表しました。 シンプロジェンは、神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科発のバイオベンチャーです。 独…
フリマ・アプリの出品代行マッチング・プラットフォーム「マカセル」がリリース
2020年6月2日、株式会社MONO Technologiesは、日本初の出品代行マッチング・プラットフォーム「マカセル」を2020年6月2日から開始したことを発表しました。 「マカセル」は、フリマ・…
オフィスリニューアル領域のDXを目指す「Swish」が6,100万円調達
2021年9月15日、株式会社Swishは、総額6,100万円の資金調達を実施したことを発表しました。 レイアウト図面から概算見積もりを自動作成するサービス「Swish」を開発しています。 空間リニュ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集