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特注建設部材の調達サービスを展開する「BALLAS」が1億円調達

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2022年5月10日、株式会社BALLASは、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。

BLLASは、特注建設部材の調達サービス「BALLAS」を展開しています。

施工現場で使用する特注の建設部材を簡単に調達できるWebサービスです。設計図をアップロードすることで、図面バラシから部材調達まで完了することができます。

蓄積された図面データを活用した効率的な製図や、全国の協力工場と提携することで、特注部建設部材の効率的な調達・提供を実現しています。

今回の資金は、システムの機能拡充、営業活動の促進、人材採用に充当します。

施工業者は、元請会社の設計図をもとに、施工するための図面である施工図を作成します。

この施工図には、建具・使用する材料・サイズなど様々な詳細情報が記入されており、施工に必要となる部材を調達する際にも参照されることとなります。

既製品の部材で対応できない場合は、工場に部材を特注することになります。工場は施工業者とやり取りし、施工図を参考にしながらオーダーメイドの部材を作っていくことになります。しかし、両者の領域は専門的であるため、双方のコミュニケーションには時間がかかってしまい、非効率的なやり取りになりがちであることが課題となっています。

BALLASはこの施工業者と工場の間での課題を解決するため、施工図をもとに施工・製作しやすい製作図を作成し、最適な工場を選定することで必要とする建設部材を効率的に供給するサービス「BALLAS」を提供しています。

株式会社BALLASのコメント

このニュースを受けまして、株式会社BALLAS 代表取締役 木村将之氏よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

2022年3月にリリースしたBALLASシステム(部材調達・管理システム)の機能拡充、営業活動の促進、人材採用になります。

・今後の展望を教えてください。

金属部材を中心として、調達工程を最適化すると共に、建設業全体の最適化に繋がる事業展開を目指しています。

・読者へのメッセージをお願いします。

母子手帳となる創業手帳様は、弊社でも会社設立前から重宝致しております。読者の皆様ともお互いに知見を共有しながら、経済面から社会を発展させられるよう、鋭意取り組んで参ります。

効率化はどの業界でも大きな課題となっています。創業期は最新のシステムを導入できる機会でもあるため、自社に合ったシステム・ツールを選定・導入するとよいでしょう。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
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