農業特化のWebマーケティング支援「ファームコネクト」 農作物のネット販売をフル代行するサービスを開始

tool

2022年5月4日、株式会社リタテラスは、展開する「ファームコネクト」において新サービス「ネット販売代行プラン」をリリースしたことを発表しました。

「ファームコネクト」は、農業に特化したWeb制作・マーケティング支援事業です。生産者の収益増加・農園のブランド確立のため伴走支援を行っています。

Webサービスだけでなく、農作物を使用した加工品の開発支援サービスも行っています。

今回リリースした新サービス「ネット販売代行プラン」は、農園のECサイトの制作から、写真編集、LINE公式アカウントの導入、Web集客、継続的なLP改善、トラブル対応といった、ネット販売の開始から運用に必要なことをすべて代行するサービスです。

農林水産省の分析によると、消費者に直接販売を行っている販売農家の方法をみると、農産物販売金額が大きいほど、自営の農産物直売所やインターネットを利用する割合が高くなっています。

農産物や海産物は生鮮物のため、ECと相性が良いとはあまりいえませんが、商品の管理や物流などのテクノロジーの進化により、なるべく新鮮な状態で生鮮物を運ぶことができるようになってきています。

また、特に新型コロナウイルス感染症の流行は大きく、飲食店などが休業し販路がなくなったこともあって、ECに注力する農家・農園が増加してきているのです。

農作物のネット販売においてもPR・マーケティングは重要ですが、多くの農家はマーケティングの心得がありません。新しくはじめる取り組みでもあるため、大きな投資ができず、自分でやれる範囲からECに取り組むというケースも少なくないでしょう。

その場合、いつもの農業にプラスで仕事の負担が増加することもあり、満足な取り組みが行えず、結果が伴わないということになってしまいます。

リタテラスはこういった農家のEC参入の課題を解決するため、農業に特化したネット販売代行をリリースしています。

株式会社リタテラスのコメント

このニュースを受けまして、株式会社リタテラス 代表取締役 村瀬雄太氏よりコメントが届きました。

・今回の新サービスの売りは何ですか?

「生産者様に販売に関する手間を一切煩わせないこと」です。

市場の相場に収益が大きく左右されたり、資材の高騰が続いている等の理由から、ネットや直売所にて生産者様が自ら作物を消費者に販売する「直販」が業界のトレンドです。

しかし多くの農園は個人経営であり、手間・工数の面でなかなか手を出すことができていないという実情がございます。特にネット販売に関しましては、Webの知識を要することから一層高いハードルが存在しています。

ネット販売代行プランは、Webに精通している人材がネット販売の開始〜運用まですべてを代行することで、生産者様に一切の手間を煩わせることなく新たな販路および収益源をご提供できる点が売りです!

・今後の展望を教えてください。

まだまだ私たちがお会いできていない生産者様が多いので、もっと私たちのサービスについて周知して、少しでも多くの生産者様のお力になれたらと存じます。

また、日々生産者様と関わるなかで、販売のみならず生産に関しても人手不足に悩んでおられる生産者様が多いと感じますので、何らかの形でサポートしていきたいところです。

「農園のパートナー」として幅広い分野で伴走支援して、各生産者様の理想の農園経営を実現し、その活動を通して日本の食を豊かにしていければと存じます。

・読者へのメッセージをお願いします。

「毎日美味しい作物が食卓に並ぶ幸せ」。

この幸せは生産者様の努力無くしてあり得ません。この幸せを守るべく今後も活動していければと存じます。

ぜひ応援いただけましたら幸いです! この場をお借りしてお願い申し上げます。

ECは農家以外でも新たな販路として大きな存在となっています。「冊子版創業手帳」では、ネット通販のはじめ方、インターネットを活用した集客ノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 便利なサービス
関連タグ EC Web Webマーケティング マーケティング 代行 株式会社 販路開拓 農家 農業
詳細はこちら

農業特化のWebマーケティング支援事業「ファームコネクト」が、農作物のネット販売をフル代行するサービスを開始!

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!

便利なサービスの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

アニメIPの監修業務をAIで効率化するシステムを開発・提供する「AI Mage」が資金調達
2025年11月18日、AI Mage株式会社は、総額1億7000万円の資金調達を発表しました。 また、「AI Mage - 監修システム」のβ版をリリースしたことも発表しました。 「AI Mage …
教育ファイナンス事業を展開する「EduCare」が1.2億円調達
2024年12月16日、株式会社EduCareは、総額約1億2000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は約2.5億円となりました。 EduCareは、家庭の…
画像認識・動画解析アルゴリズムを提供する「ACES」と「SOMPO Light Vortex」が資本業務提携
2022年5月26日、株式会社ACESは、SOMPO Light Vortex株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 ACESは、ヒトの認識・解析を行うHuman Sensing(…
ミドルマネジメント自動化クラウド「YARIKIRI」運営の「Betterbound」が8,000万円調達
2022年4月1日、株式会社Betterboundは、総額8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、「YARIKIRI(ヤリキリ)」のβ版をリリースしたこともあわせて発表しました。…
物流倉庫・製造工場向け自動搬送ロボット開発の「LexxPluss」が資金調達
2021年3月3日、株式会社LexxPlussは、資金調達を実施したことを発表しました。 物流倉庫・製造工場向け自動搬送ロボットを開発しています。 従来の自動搬送ロボットは、誘導線上に沿って軌道走行す…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集