注目のスタートアップ

DXに関するあらゆるサービスをサブスクによって包括的に提供する「INDUSTRIAL-X」が2.5億円調達

company

2022年3月30日、株式会社INDUSTRIAL-Xは、総額2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

INDUSTRIAL-Xは、DX推進のためのコンサルティングサービス「Resource as a Service」、DX推進の課題解決のためのリソースをサブスクリプションで包括的に提供する「Resource Cloud(リソースクラウド)」、DX人材育成事業などを展開しています。

「Resource Cloud」は、DX推進にあたって、あるべき姿のコンサルティング、IoT/デジタルソリューションの選定・導入、現場改革リーダーとしての参画、事業評価などをサブスクリプションモデルによって包括的に提供するサービスです。

今回の資金は、正社員採用の拡充、事業プロデューサーなどの顧客課題解決力の拡充、「Resource Cloud」のための開発などに充当されます。

経済産業省は、日本企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現できなければ、2025年以降、最大で12兆円/年の経済損失が生じる可能性があると指摘しています。

DXは、デジタル技術を導入することで業務効率化を図るという単純なデジタル化・IT化ではなく、デジタル技術の活用によって組織構造やビジネスモデルを根本から変革し、競争上の優位性を確立することであると定義されています。

DXの実現には全社的な取り組みが必要であるため、組織が大きくなるほどDXが困難になっていきます。組織を根本から変革することには大きなリスクが伴うため、経営陣が明確なビジョンや経営戦略を示し、リスクを背負いながら推進していくことが求められています。

しかし、IT領域では、AI技術やロボティクスの進展、ブロックチェーン技術・NFTの登場など、状況は目まぐるしく変化しており、これらの最先端技術を正確に捉えることが困難となっています。このような状況では経営陣がビジョンや経営戦略を示すことはできません。

そのため、DX推進にあたっては、専門的な知見を持つ外部リソースを活用することが重要となっています。

INDUSTRIAL-Xは、DX推進のための外部リソースをサブスクリプションモデルにより包括的に提供する「Resource Cloud」により、様々な企業のDXを支援しています。サブスクによって初期費用を抑えている点が特徴的です。

DXを拒むもののひとつにレガシーなシステムがありますが、創業期はなにも導入されていないまっさらな状態であるため、自分の好きなようにシステムを構築することができます。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ DX Resource as a Service Resource Cloud コンサルティング サブスク サブスクリプション リソースクラウド 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

海外旅行予約アプリ「NEWT」を提供する「令和トラベル」が48億円調達
2024年9月9日、株式会社令和トラベルは、合計約48億円の資金調達を実施したことを発表しました。 令和トラベルは、海外旅行予約アプリ「NEWT(ニュート)」を提供しています。 予約・管理業務をテクノ…
デジタルイネーブルメントプラットフォームを提供する「WE UP」が5,900万円調達
2023年2月22日、株式会社WE UPは、総額5,900万円の資金調達を実施したことを発表しました。 WE UPは、ノーコード・プログラミング不要でWebサイト上のサービスガイドを作成できるデジタル…
「ユビ電」が法人・公的機関向けEV充電サービス「WeCharge for Business」と「WeCharge for Gov」を提供開始
2022年7月25日、ユビ電株式会社は、「WeCharge for Business」と「WeCharge for Gov」の提供を開始することを発表しました。 ユビ電は、電気自動車充電サービス「We…
共創型コミュニティプラットフォーム「Share Village」展開の「シェアビレッジ」が資金調達
2021年12月22日、シェアビレッジ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 また、株式会社インクワイア、株式会社MAKOTO、特定非営利活動法人ミラツクとパートナーシップを締結したことも…
オンライン・マルシェ「食べチョク」運営の「ビビッドガーデン」が2億円調達
2019年10月2日、株式会社ビビッドガーデンは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 オンライン・マルシェ「食べチョク」を運営しています。 こだわりの生産者から、直接商品を購入できるオ…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集