注目のスタートアップ

「WOGO」が1.1億円調達 3Dスキャン・制作アプリ「WIDAR」を正式リリース

company

2022年3月22日、株式会社WOGOは、1億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。引受先は、Coral Capitalです。

また、WOGOは、「WIDAR」をiOSとAndroid版において正式リリースしたことを発表しました。

「WIDAR」は、スマホでの3Dスキャン・3D編集が可能なアプリです。スマートフォンに搭載されたLiDARなどのスキャン機能を活用して物体や空間をスキャンし、それをもとに調整を行って3Dモデルを制作することができるアプリです。

ゲームエンジンをベースとした本格的な編集機能をアプリに搭載しているため、形状変形・ペイント・CGエフェクトなど複雑な処理を実装することが可能です。

今回の資金は、継続的な編集ツールの追加リリース、コミュニティ機能の強化、外部接続APIの開発に充当されます。

2020年に発売されたiPhone12 Pro/Maxには、LiDARというリモートセンシング技術が搭載されています。光を放ち、その光が跳ね返ってくるまでの時間によって物体までの距離・形状を計測するという技術で、解像度が高く計測がスピーディであることが大きな特徴です。スマートフォンに搭載できるほど小型化が進み、建設現場でも空間のデータを取得するために活用が推進されるなど、様々な領域で注目されています。

LiDARなどで物体をスキャンした場合、色と座標によって表される点群データを取得することができます。このデータをもとにモデリングを行うことで、従来よりも簡単に高品質な3Dモデルを制作することが可能となるのです。

今回正式リリースされた「WIDAR」は、このスキャン技術による3Dスキャンと、そのデータをもとに3Dモデルを制作することができるスマートフォンアプリです。個人でも手軽に3Dモデルを制作できる環境を提供することを目指しています。

最新技術や最新技術を活用したプロダクトの開発には豊富な資金が必要となります。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ 3D 3Dモデル CG LiDAR WIDAR WOGO アプリ スキャン スマートフォン リリース 制作 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「日本投資ファンド」が冷凍食品を主力とする冷凍食品メーカー「PIZZAREVO」と戦略的資本提携
2023年5月12日、株式会社日本M&Aセンターホールディングスは、株式会社日本政策投資銀行と共同設立した株式会社日本投資ファンドが運営する日本投資ファンド第1号投資事業有限責任組合が、株式会社PIZ…
クリニック向け窓口業務アウトソーシングSaaS「ガイライク」提供の「RoleBank」が資金調達
2022年1月4日、RoleBank株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 クリニック向け窓口業務アウトソーシングSaaS「ガイライク」を提供しています。 病院への問い合わせや予約、問診票…
インフルエンサーからInstagramの基礎から応用などを学べる動画配信サービス「バズミー!!」がリリース
2022年1月27日、株式会社オモローは、「バズミー!!(Instagramコース)」を2022年1月15日から提供開始したことを発表しました。 「バズミー!!(Instagramコース)」は、経験の…
NFTチケットプラットフォーム「TicketMe」を提供する「チケミー」が2.2億円調達
2024年1月10日、株式会社チケミーは、総額2億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 チケミーは、NFTチケットプラットフォーム「TicketMe(チケミー)」を提供しています。 …
貸付投資のオンラインプラットフォーム「Funds」を運営する「ファンズ」が36億円調達
2023年3月14日、ファンズ株式会社は、総額約36億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ファンズは、貸付投資のオンラインプラットフォーム「Funds」を運営しています。 個人投資家向けには間…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集