NPO・医療機関などの活動団体の継続的な寄付募集を支援する「READYFOR 継続寄付」正式版がリリース

tips

2022年2月1日、READYFOR株式会社は、「READYFOR 継続寄付」の正式版をリリースしたことを発表しました。

「READYFOR 継続寄付」は、NPO・医療機関などの活動団体が継続的に寄附を募集し、支援者情報を管理することができるWebサービスです。

団体のファンドレイジング目的に合わせ、「常設型」・「キャンペーン型」の2つの実施方式を選ぶことができます。

どちらも手数料8%(運営手数料3% + 決済手数料5%)+税のみで利用でき、負担なく継続寄附の募集を開始できます。

READYFORは他に、購入型・寄附型のクラウドファンディングサービス「READYFOR」を運営しています。

すこし古い情報になりますが、内閣府がホームページ上で公表している「寄附金の国際比較」によると、日本の寄附総額は5,910億円(2007年)で、米国の約36兆円(2008年)、英国の1兆円(2007年)と比べると低水準になっています。

また個人寄附の割合が非常に小さく、寄附に関する意識の醸成や、寄附をしやすくなるような環境の構築が求められています。

寄附金はNPOなどの活動団体にとって重要な活動資金のひとつです。

しかし継続寄附を募るには、活動内容を周知し、寄附がどのように役立っているのかを正しく伝え、強く支援してくれる人を増やさなくてはなりません。

こういった相応の努力が必要となりますが、活動団体は人材や資金の問題でそこまでの取り組みを行えないこともあります。

「READYFOR」は、寄附型クラウドファンディングの提供を通じ社会的な活動の支援に力を入れているプラットフォームでもあります。

社会的活動に熱心な個人や団体が集まっているため、そういった人びとの目に留まりやすいという特徴があります。

また、クラウドファンディングの実施によって支援者を増やし、そこから継続寄附につなげるといったことも可能であるため、活動団体にとって重要なサービスとなってくるでしょう。

近年は社会課題をビジネスによって解決しようという動きが強くなっています。とはいえ、ビジネスを軌道に乗せるまでに大きなハードルがあり、継続的な資金調達が重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

カテゴリ トレンド
関連タグ NPO クラウドファンディング 医療機関 寄付 支援 株式会社
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ARグラス用ディスプレイモジュールなどを手がける「Cellid」が資金調達
2023年11月17日、Cellid株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 Cellidは、薄型で没入感のあるWaveguideを搭載したARグラス用のディスプレイモジュールと、空間認識ソ…
植物由来有用成分の微生物発酵生産プロセスを開発する「ファーメランタ」が2億円調達
2023年6月14日、ファーメランタ株式会社は、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ファーメランタは、植物由来有用成分の微生物発酵生産プロセスの開発などを手がけています。 合成生物学を…
「G-VIS」が資金調達 生成AIによるアニメ制作を決定
2023年11月7日、株式会社G-VISは、資金調達を実施したことを発表しました。 G-VISは、3DCGによる動画撮影と生成AI技術を活用し、短期間でのアニメ制作の実現を目指しています。 11月から…
中小企業のDXを促進する小規模システム特化型クラウドソーシング「RUNTEQ WORKS」がリリース
2020年5月12日、株式会社スタートアップテクノロジーは、「RUNTEQ WORKS」の提供を開始したことを発表しました。 「RUNTEQ WORKS」は、企業のDXをサポートする小規模システム特化…
在宅医療・介護向け訪問スケジュール管理クラウドを提供する「CareMaker」(旧:echelle)が資金調達
2022年8月30日、株式会社CareMakerは、資金調達を実施したことを発表しました。 また、社名(商号)を株式会社echelleから株式会社CareMakerに変更したことも併せて発表しました。…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集