注目のスタートアップ

化粧品ECプラットフォーム「NOIN」運営の「ノイン」が資金調達

company

2022年1月28日、ノイン株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

化粧品ECプラットフォーム「NOIN」を運営しています。

メイクアップ術やメイクの悩みを解決する記事などのコンテンツの発信や、オウンドメディアとして立ち上げたInstagramアカウントの「NOIN.tv」によりほぼ毎日情報を発信していることを特徴としています。

この情報発信により、最適な化粧品と出会えるECを実現しています。

またユーザーの購買データやメディア閲覧データをもとに企画したオリジナルブランドも展開しています。

今回の資金は、化粧品業界DXに向けた事業の拡大に充当されます。

2020年の化粧品業界のEC化率(電子商取引が占める割合)は6.72%であり、全産業の8.08%と比べるとEC化が遅れている業界といえます。

化粧品ECが進んでいない要因としては、実際の店舗で自分に合うものを試供品・テスターを用いて決める人が多いこと、化粧品を置くドラッグストアが充実していること、化粧品のデジタルマーケティングが難しかったことなどが挙げられます。

ノインは、Instagramのアカウントを運用し、ユーザーとのコミュニケーションを充実させることで、若年層のユーザーを獲得していることが大きな特徴です。

Instagramではメイク術やおすすめの化粧品の紹介だけでなく、DM(ダイレクトメール)を開放し、ユーザーの商品選びなどをサポートすることで、コミュニケーションから商品の購入までの導線を構築しています。

ECサイトでは、口コミの多い商品がレコメンドされ、口コミの少ない商品がますます埋もれていってしまうという課題があります。

ノインはユーザーとのコミュニケーションや、コミュニティを構築することによって、コスメに熱心なユーザーを集め、化粧品業界に新たなECの形を示しています。

ECサイトはプロダクト販売のチャネルとして重要な存在です。ただ販売するだけでなく、企業・ブランドの価値観を発信するためのものとして活用することもできます。「冊子版創業手帳」では、創業期におけるECサイトの導入について詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ EC ECプラットフォーム Instagram NOIN オウンドメディア コスメ コンテンツ ノイン ブランド メイク 化粧品 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

医師向け臨床知見コミュニティを運営する「クオトミー」が資金調達
2022年6月3日、株式会社クオトミーは、資金調達を実施したことを発表しました。 クオトミーは、医師向け臨床知見コミュニティ「Quotomy(クオトミー)」を運営しています。 医療従事者によって医療論…
独自の三次元形状処理ソフトウェアを活用し産業用ロボットの自律化を手がける「リンクウィズ」が4億円調達
2024年3月6日、リンクウィズ株式会社は、総額4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 リンクウィズは、独自開発の三次元形状処理ソフトウェア技術にもとづき、産業用ロボットの自律化を手がけていま…
出荷者と流通事業者をつなぐ農業流通特化型SaaS「nimaru」提供の「kikitori」が3,000万円調達
2021年1月14日、株式会社kikitoriは、3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 出荷者と流通事業者をつなぐ農業流通特化型SaaS「nimaru」を提供しています。 このサービ…
習慣化プラットフォーム「Smart Habit」を開発・運営する「WizWe」が5.4億円調達
2023年2月7日、株式会社WizWeは、総額5億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 WizWeは、習慣化プラットフォーム「Smart Habit」を開発・運営しています。 「Sm…
暗号資産とモノの取引市場の実現を目指す「日本暗号資産市場」が資金調達
2020年2月13日、日本暗号資産市場株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 暗号資産とモノの取引市場の実現を目指しています。 2020年2月に法人としての古物商許可が下り、古物商としての…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集