注目のスタートアップ

防災備蓄共同保有プラットフォーム「あんしんストック」展開の「Laspy」が5,000万円調達

company

2022年1月28日、株式会社Laspyは、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

防災備蓄共同保有プラットフォーム「あんしんストック」を展開しています。

災害備蓄においてスペースが足りない、管理にコストがかかる、BCP担当者がいないといった課題を解決するため、災害備蓄品をLaspyが確保・管理し、必要なときに手配を行うサービスです。

災害備蓄品は1カ所に保管するのではなく、マンション、町内会、オフィスなど様々な場所に設置し、災害時には近い場所から災害備蓄品を手配します。

また、空きスペースを持つ施設の事業者・管理者などには新たな収益源を提供します。

今回の資金は、「あんしんストック」の本格的な展開のため、人材獲得、システム開発、戦略的パートナーシップの拡充に充当されます。

内閣府が公表している資料「東日本大震災における災害応急対策の主な課題」によると、東日本大震災では様々な課題が明らかになりました。

物資については、地方自治体機能が著しく低下したことにより、調達・輸送において大きな混乱が生じ、適切な場所に適切に届かないという問題が生じました。

また、避難所として指定されていない場所やライフラインが途絶した場所に避難所を設置しなくてはならないケースや、避難所になるべき施設に必要な設備・備蓄がないこともあり、設備・備蓄の充実が課題として示されました。

この教訓により、たとえば東京都では「東京都帰宅困難者対策条例」が制定され、全従業員の3日分の水・食糧の備蓄が義務づけられました。

しかし企業によっては、スペースの問題や管理の問題から適切に備蓄できないこともあるでしょう。

Laspyは、「あんしんストック」の実装により、広範な場所に災害備蓄品を保管し、企業・社会には安心を、スペース提供者には新たな収益源を提供することを目指しています。

企業には様々な義務があります。健全な経営のためには法律や条例をよく理解しておくことが重要です。累計発行部数200万部を突破した「冊子版創業手帳」では、起業にまつわる法律やその注意点などを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BCP スペース プラットフォーム 共同 共有 株式会社 災害 管理 資金調達 遊休スペース 防災
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

現場特化型ビデオ通話アプリ「SynQ Remote」を提供する「クアンド」が3.8億円調達
2023年1月18日、株式会社クアンドは、総額3億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 クアンドは、現場仕事に特化したビデオ通話アプリ「SynQ Remote」を開発・提供しています…
アパレルDXの「GOOD VIBES ONLY」が5.5億円調達
2021年10月8日、株式会社GOOD VIBES ONLYは、総額約5億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 デジタルサンプルとAI需要予測を活用することにより、アパレル業界におけ…
個人主権型のログイン基盤「Login3.0」などを手がける「UPBOND」が資金調達
2025年3月26日、株式会社UPBONDは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、大和ハウスグループの株式会社コスモスイニシアです。 UPBONDは、個人主権型のログイン基盤「Login…
超高速の品種改良xスマート養殖による水産養殖システムを開発する「リージョナルフィッシュ」が4億円調達
2020年8月31日、リージョナルフィッシュ株式会社は、総額4億3,200万円の資金調達を実施したことを発表しました。 京都大学大学院農学研究科 木下政人助教、近畿大学水産研究所 家戸敬太郎教授らを創…
AIを活用して薬剤耐性菌問題の解決を目指す「GramEye」がNEDO研究開発型スタートアップ支援事業(STS)に採択
2022年3月30日、株式会社GramEyeは、NEDOの2021年度「研究開発型スタートアップ支援事業/シード期の研究開発型スタートアップに対する事業化支援(STS)」に採択されたことを発表しました…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集