注目のスタートアップ

書類管理や顧問先質問機能などにより税理士業務を効率化する「ZoooU」開発の「Beso」が3,000万円調達

company

2021年12月14日、株式会社Besoは、約3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

税理士業務を効率化するクラウドサービス「ZoooU(ゾー)」を開発しています。

顧問先とのやり取りをオンラインで行い質問のステータスをチームで管理できる質問機能や、書類管理機能、顧問先の情報を時系列で記録・保管する顧問先カルテ機能により、税理士業務における属人化を解消し、サービスの品質の向上を実現します。

今後、納税スケジュール管理機能、決算進捗管理機能、契約内容可視化機能などの機能の追加を予定しています。

「ZoooU」は、2022年3月のローンチを予定しています。

税理士業界は高齢化が大きく進んでいる業界です。

日本税理士会連合会の調査(2014年1月1日)によると、20代の税理士は0.6%と非常に少なく、60代の税理士が約54%もいます。

年齢層が高いためITスキルを持った人材が少なく、税理士業界はデジタル化が非常に遅れています。

税理士業務では税金の計算といった自動化できる領域もありますが、顧問先企業への経営コンサルティングなど自動化できない領域もあります。

今後、デジタル化が進むにつれてコンサルティング業務がメインの業務になっていくと考えられていますが、顧問先企業とのやり取りがアナログのままではナレッジが蓄積されず、担当者が退職などで職場を離れてしまった場合、同じクオリティのサービスを提供することが難しくなってしまいます。

「ZoooU」は、税理士業務の属人的な領域においてデジタル化・標準化を推進し、ナレッジとしての蓄積・活用を実現することで、税理士業界のアップデートを行おうとしています。

創業期はコストの面から、業務効率を向上させるツールを厳選して導入する必要があります。「冊子版創業手帳」では、創業期に特化した社内システムの構築のノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Beso ZoooU ゾー データ ナレッジ 共有 効率化 書類 株式会社 税理士 管理 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

解体工事DXプラットフォームを運営する「クラッソーネ」が資金調達
2024年10月7日、株式会社クラッソーネは、資金調達を実施したことを発表しました。 クラッソーネは、解体工事DXプラットフォーム「クラッソーネ」を運営しています。 解体工事領域において全国の専門工事…
小児医療・母子保健領域における研究開発スタートアップ「Peds3」が1.1億円調達
2024年10月2日、株式会社Peds3は、総額約1億1000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Peds3は、小児医療・母子保健領域における研究開発を行っています。 具体的には、日本におけ…
宇宙で実証・実験を行ったあと地球に帰還する宇宙機を開発する「ElevationSpace」が14億円超調達
2024年7月12日、株式会社ElevationSpaceは、総額14億円超の資金調達を実施したことを発表しました。 ElevationSpaceは、宇宙で実証・実験を行ったあと、地球に帰還する宇宙機…
足のモーションセンサーを開発・販売する「ORPHE」が「ロート製薬」から資金調達
2023年3月31日、株式会社ORPHEは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、ロート製薬株式会社です。 また、株式会社アシックス、医療法人社団青泉会下北沢病院を含めた4者にて、歩容デー…
日本コンテンツの世界流通を手がける「REMOW」が12.8億円調達
2022年5月10日、REMOW株式会社は、総額12億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 REMOWは、日本コンテンツを全世界で楽しむことができるサービスや流通網を構築するため設立…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集