注目のスタートアップ

ライバー(配信者)プロダクション事業の「PRIME」が資金調達

company

2021年12月8日、株式会社PRIMEは、資金調達を実施したことを発表しました。

ライバーマネジメント事業を展開しています。

ライブプラットフォームから得られるデータを解析し、その結果をもとにライバーの発掘・育成フェーズから支援を行っています。

2021年11月時点で、6,000人を超えるライバーが所属しています。

今回の資金は、ライバープロダクション事業のさらなる拡大のための人材採用・組織拡大に充当されます。

2020年のライブ配信市場の市場規模は140億円と推定されており、2023年には700億円を超えると予測されています。

特に新型コロナウイルス感染症の流行による巣篭もり需要は大きく、YouTubeなどの動画コンテンツの伸びと連動するようにライブ配信も伸長しています。

ライブエンターテイメントでは新型コロナの影響により、リアルの会場でイベントの開催が難しくなったため、オンラインでのイベントの開催が目立ちました。

VRなど最新技術を利用したものもあるほか、観客のアクションがステージに反映されるものなど、新たなライブ体験を提示しています。

また、中国におけるライブコマース市場の拡大は目をみはるものがあり、2017年にはほぼ存在しなかった市場が、2021年には約2兆元(約35.7兆円)というとんでもない市場規模になっています。

ライブコマースとは、ライブ配信によってモノ・コトを売る新たなECの形です。

日本においてもその可能性が注目されメルカリや楽天などが試していましたが、あまり奮わずにサービスが終了してしまいました。

一方、YouTubeにおけるライブ配信のスーパーチャット(投げ銭)については日本は盛況であり、ライブ配信ではコミュニケーションやエンターテインメントにおいて可能性が示されています。

株式会社PRIME 取締役 角田氏のコメント

今回のニュースにつきまして、株式会社PRIME 取締役 角田氏よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的はなんですか?

事業成長に向けた人材採用、テクノロジーの開発強化、広告代理店として確固たる博報堂グループとのシナジー

・今後の展望を教えください。

国内ライブ配信マーケットを最大手のプロダクションとして創っていきたいと考えています。
ライバーの方の活躍を支援するより良いサービス、プロダクト開発を目指します。

・読者へのメッセージをお願いします

ライブ配信業界は市場規模もここ数年で2000億以上まで伸びると言われており、実際に4年間事業をやってきてここ最近市場が更に盛り上がっていると感じています。

ユーザーに向き合うことを大事にしており、共感してくださるパートナー企業や・社員の方を募集しています。
本気でユーザーに向き合ったサービス・プロダクト開発をしたい方はぜひご連絡お待ちしています。

動画だけでなくSNSを活用したマーケティングもスタンダードな手法となってきています。「冊子版創業手帳」では、創業期・今後の展望を教えください。におけるSNSやインターネットを活用したマーケティングのノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ プロダクション マネジメント ライバー ライブ ライブ動画 ライブ配信 俺の動画 動画 株式会社 資金調達 配信 配信者
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

AI英会話アプリを提供する「スピークバディ」が資金調達
2024年2月16日、株式会社スピークバディは、資金調達を実施したことを発表しました。資金調達額は累計16億円となります。 スピークバディは、AI英会話アプリ「スピークバディ」、オンライン英語コーチン…
工事会社向け経営管理SaaS「クラフトバンクオフィス」を提供する「クラフトバンク」が38億円調達
2025年10月17日、クラフトバンク株式会社は、総額38億円の資金調達を発表しました。 クラフトバンクは、工事会社向け経営管理SaaS「クラフトバンクオフィス」の提供、建設工事会社向けビジネス交流イ…
心疾患診断アシスト機能を搭載した「超聴診器」を開発する「AMI」が1億円調達
2022年3月1日、AMI株式会社は、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 心疾患診断アシスト機能付き遠隔医療対応聴診器「超聴診器」を開発しています。 心電・心音の同時計測と、独自のアルゴリ…
汗分析による肌の健康美に関わる指標をトラッキングするサービスを提供する「PITTAN」が資金調達
2023年4月18日、株式会社PITTANは、資金調達を実施したことを発表しました。 PITTANは、汗分析による肌の健康美に関わる指標をトラッキングするサービスを開発しています。 汗採取パッチを2分…
キズナアイなどのバーチャル・タレント事業展開の「Activ8」が10億円調達
2020年4月1日、Activ8株式会社は、総額約10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 「キズナアイ」などのバーチャル・タレント事業や、VR/ARなどのxRコンテンツ事業を展開しています。…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集