注目のスタートアップ

風況観測・シミュレーション・解析事業展開の「レラテック」が資金調達

company

2021年11月24日、レラテック株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

風況観測、風況シミュレーション、風況解析事業を展開しています。

風況観測事業では、風力発電事業において必要となる風況観測を、国内外の規格やガイドラインにもとづいて高品質かつ安定的に実施しています。

風況シミュレーション事業では、開発エリアの条件を考慮して最適なシミュレーションモデルを選択し提案しています。

風況解析事業では、開発エリアの観測・シミュレーションの結果をもとに、発電量評価やサイト風条件評価を実施しています。

今回の資金は、風況観測において必要となるドップラーライダー観測機材の設備投資に充当されます。

レラテックは、神戸大学の研究成果を活用して起業した神戸大学発ベンチャーです。

SDGs(持続可能な開発目標)が示されたことにより、世界的にクリーンなエネルギーである再生可能エネルギーの普及に向けた取り組みが推進されています。

日本における2020年の再エネ割合は20.8%と推計されており、2030年度には再エネ割合を36~38%とする方針を示しています。

再生可能エネルギーには、太陽光、風力、地熱、、水力、バイオマスなどがあります。

世界では再生可能エネルギーは風力発電が主流なものとなっています。

日本では風況や台風などの自然条件が理由となって風力発電の導入が遅れています。

とはいえ、台風にも耐えうる風車が量産化されていることや、洋上風力発電設備のコストの低減などもあり、今後日本においても風力発電の導入が進んでいくと考えられています。

2018年に「海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用の促進に関する法律」が制定され、事業者の公募も始まりました。

また官民協議会による「洋上風力産業ビジョン」が取りまとめられるなど、政府・企業ともに洋上風力発電への意欲がみられます。

起業ではオフィス、電気、インターネットなど様々な契約が必要となります。なるべくコストを抑えた契約をしたいと考えるのが起業家です。また、環境・社会・ガバナンスに関するサスティナブルな取組みを行っている企業に投資するESG投資が注目されていることもあり、コストだけではなく中長期的な面を考慮するのもよいかもしれません。「冊子版創業手帳」では、オフィス契約の際の注意点などについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ シミュレーション 再生可能エネルギー 株式会社 神戸大学 観測 解析 資金調達 風力発電 風況
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

スポーツ・エンタメ予想アプリ「なんドラ」を手がける「なんでもドラフト」に「やらまいかファンド」が出資
2024年5月14日、株式会社なんでもドラフトは、浜松いわた信用金庫と信金キャピタル株式会社にて組成した「しんきん―やらまいか投資事業有限責任組合(通称:やらまいかファンド)」からの出資受け入れを発表…
カスタマーサポート特化型AI「KARAKURI」シリーズを展開する「カラクリ」が10億円調達
2023年2月8日、カラクリ株式会社は、総額約18億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 カラクリは、AIチャットボット「KARAKURI chatbot」や、チャットボットの内容を…
ソーシャルカレンダーアプリ「Skele」運営の「pow」が5,100万円調達
2021年7月27日、株式会社powは、総額5,100万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、ソーシャルカレンダーアプリ「Skele(スケル)」の正式版(iOS)を公開したこともあわせて発…
世界中のデザインチームとデザインプロセスに出会えるプラットフォーム「Cocoda」運営の「alma」が1.3億円調達
2022年3月7日、株式会社almaは、総額約1億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 世界中のデザインチームとデザインプロセスに出会えるプラットフォーム「Cocoda(ココダ)」を…
iPS細胞を用いた心筋再生医療の事業化を目指す「Heartseed」が20億円調達
2023年5月25日、Heartseed株式会社は、総額20億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Heartseedは、iPS細胞を用いた心筋再生医療の事業化を目指すバイオベンチャーです。 心…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集