注目のスタートアップ

セミパーソナライズのファッションを開発・提供する「SOLIT」が資金調達

company

2021年11月2日、SOLIT株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

多様性や多様な価値観をすべて受け入れることのできる社会のビジネスの面からの実現を目指しています。

ひとつのサービス・仕組みをつくるだけでは不可能であるため、参入する価値のある持続可能な市場の形成、オールインクルーシブ(≒すべて受け入れる)経済圏の実現に取り組んでいます。

衣食住すべてへのアプローチが必要であるとしており、第1弾として、誰でも・特徴的な体型の人でも着脱しやすく、部位ごとに好きなサイズ・丈を選択できるセミパーソナライズのファッションプロダクトを開発・展開しています。

100名以上のファッションに関して課題を感じている当事者(車椅子利用者等)にヒアリングや試着を行い、既存のアパレルでは選択肢の少ない方でもカスタマイズすることで最適な衣服を選ぶことができるファッションプロダクトです。

2021年11月現在、ジャケット、パンツ、シャツを展開しています。

アパレル業界は、大量の水と、大量の石油由来素材を利用・海洋投棄しているため、環境汚染産業ランキングで2位と指摘されています。

またファストファッションは安価に大量生産を行うため、ポリエステルやナイロンなどの石油由来の化学繊維を利用しているだけでなく、余剰在庫の廃棄などの問題も生んでいます。

価格競争のために人権を無視した労働環境で働かされているというケースもあり、アパレル業界はSDGsの観点から非常に多くの課題を抱えています。

SOLITは持続可能な社会の実現のため、まずはアパレル業界から新たな市場の形成に取り組んでいます。

SOLITのファッションプロダクトは、ファストファッションなどでは無視されがちな属性の人々でも利用できるようプロダクトを構築しています。

また、それだけでなく、余剰在庫を生まないよう完全受注生産を行い、必要な人に必要な分のプロダクトを届けることを心がけています。

SDGs時代では、自社ビジョンやプロダクトに関する情報発信によるブランディングが重要となっています。「冊子版創業手帳」では、インターネットを活用したPRなど、マーケティング・ブランディングに関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ SDGs アパレル パーソナライズ ファッション 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

建築・デザイン業界向け建材・家具検索プラットフォーム「TECTURE」を運営する「tecture」が1.6億円調達
2023年5月8日、tecture株式会社は、1億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、INSTYLE GROUPのベンチャーキャピタル、Japan Venture Cap…
国産オリジナルのゲノム編集の基盤技術開発に取り組む「C4U」が15億円調達
2023年5月17日、C4U株式会社は、総額15億円の資金調達を実施したことを発表しました。 C4Uは、国産のゲノム編集技術であるCRISPR-Cas3を基盤技術とする、2018年3月に設立された大阪…
中小製造業向けDXツール「ものづくりコネクト」などを提供する「LIGHTz」が資金調達
2023年8月24日、株式会社LIGHTzは、資金調達を実施したことを発表しました。 LIGHTzは、中小製造業向けDXツール「ものづくりコネクト」(旧:Pincy Park)や、ものづくり品質向上サ…
生活の困りごとをオンラインで解決「オコマリ」運営の「modecas」が資金調達
2019年12月17日、株式会社modecasは、資金調達を実施したことを発表しました。 遺品整理・退去清掃・片付け・害虫駆除など、生活の困りごとを、オンラインで一括解決できるサービス「オコマリ」を運…
オンライン経理アウトソーシング「バーチャル経理アシスタント」運営の「メリービズ」が資金調達
2019年11月22日、メリービズ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 オンライン経理アウトソーシング「バーチャル経理アシスタント」を運営しています。 全国750名以上のプロの経理人材が…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集