注目のスタートアップ

製造業の原価管理をIoTで自動化する「GenKan」提供の「KOSKA」が2.5億円調達

company

2020年10月19日、株式会社KOSKAは、総額2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

また、「GenKan」の正式版のリリースも併せて発表しました。

KOSKAが提供する「GenKan」は、製造業の原価管理をIoTで自動化するサービスです。

現場の作業指示書を活用し、RFIDセンサーやカメラ・センサーにより、ほぼ自動で生産データを収集します。また、この収集したデータにより、実際原価が明確になり、見積価格と比較することが容易になります。これにより製品毎の損益決算が1日単位で可能となり、次回受注時の見積価格の作成に活用することができます。

多くの中小製造業では、長年と原価の管理・計算方法を更新してきませんでした。これにより、正しい原価がみえず原価計算が行えないため、利益率の改善を行うことができない、という課題がありました。

この課題を解決するため、テクノロジーを活用した生産管理システムが数多く提供されています。しかし多くの生産管理システムは、既存のシステムを大きく変更することになります。

ITスキルに課題がある中小製造業にとっては、これらのシステムを導入したくても導入できないという場合があります。

「GenKan」のように、既存のシステムを置き換えない形で業務を改善するシステムは、中小企業にとって大きな福音となるかもしれません。

中小企業のように既存のシステムがある場合、最新のシステムを導入するには困難がつきまといます。しかし創業期はなにも導入されていないまっさらな状態のため、自社の使いやすいようにシステムを導入することができます。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの構築について詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ GenKan IoT KOSKA ものづくり リリース 株式会社 管理 自動化 製造業 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

環境負荷の低い農業の普及に取り組む「坂ノ途中」が「株式会社脱炭素化支援機構」から資金調達
2023年8月31日、株式会社坂ノ途中は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社脱炭素化支援機構です。 坂ノ途中は、新たに農業をはじめた新規参入者などをパートナーに、化学合成農薬や…
代理店営業管理SaaS「PartnerSuccess」運営の「パートナーサクセス」が1億円調達
2020年12月15日、パートナーサクセス株式会社は、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 代理店営業の売上を最大化する代理店営業管理クラウド「PartnerSuccess」を開発・提供…
独自の無線多段中継テクノロジーによる無線通信ソリューションを提供する「PicoCELA」が「エクシオグループ」と資本・業務提携
2023年4月7日、PicoCELA株式会社は、エクシオグループ株式会社と、資本・業務提携契約を締結したことを発表しました。 PicoCELAは無線通信に関する特許技術を活用した無線通信製品の販売・ソ…
高機能フッ素系材料メーカーの「ユニケム」が資金調達
2023年3月23日、ユニケム株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 ユニケムは、2019年に創業した、フッ素系界面活性剤をはじめとする高機能フッ素系材料のメーカーです。 現在使用されてえ…
日本のアニメ作品の世界流通を手がける「REMOW」が2.3億円調達
2022年9月2日、REMOW株式会社は、総額2億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社小学館集英社プロダクション、東映株式会社、株式会社博報堂DYミュージック&ピ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集