注目のスタートアップ

メンズ・スキン・ケア・ブランド「BULK HOMME」展開の「バルクオム」が15億円調達

company

2020年9月11日、株式会社バルクオムは、総額約15億円の資金調達を実施したことを発表しました。

メンズ・スキン・ケア・ブランド「BULK HOMME」を展開しています。

全国1,000店舗以上の小売店やヘア・サロンで販売しています。グローバル展開としては、2017年にアジア、2020年5月にイギリス・フランスに進出しています。

今回の資金は、国内マーケティングの強化や、CRM部門の体制強化、グローバル展開の推進に充当されます。

富士経済の調査によると、メンズ・コスメの市場規模は、2019年は1,199億円で、2018年比101.6%となっています。また、フェイス・ケア市場だけに絞ってみてみると、2019年は257億円、2018年比105.3%となり、2022年には283億円と順調に成長していくと予測されています。

要因としては、若年層を中心とした美容への関心の高まりによるコスメ用品の使用の習慣化や、ジェンダー観の変化が挙げられています。

若年層はSNSでの情報収集がメインとなっています。そのため若年層をメイン・ターゲットとする場合、ネットを活用したPRが効果的です。「冊子版創業手帳」では、ネットを活用したPRノウハウや、集客法について詳しく解説しています。

編集部のコメント

編集者
近年は女性の社会進出の影響もあり、男性の身だしなみに対する意識が向上しています。一方、女性向け市場に比べると、認識不足や時間的制約の要因からスキンケア習慣の本格的浸透には至っていないことから市場成長の余地は大きいとみられます。今回のバルクオム社の大型資金調達は、メンズ市場の成長期待の表れと言えます。

米国のAllied Market Researchの調査では、男性の米国パーソナルケア市場は2022年に1,660億にのぼると予測されています。相対的に日本のメンズスキンケア市場が大きいことがわかります。

事業者各社は商品自体の優位性に加えて、スキンケア習慣の重要性を訴求するプロモーションを展開しており、潜在市場の喚起に取り組んでいます。また若年層を中心に女性用商品を使用するケースも増えていることから、より男性のニーズに即した商品開発に商機があると言えるでしょう。

カテゴリ 有望企業
関連タグ ブランド 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
起業するには何から始める?誰でもできる起業の仕方や手続き【5ステップで解説】
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

白血病の再発を早期発見する高精度モニタリング検査システム「MyRD」を提供する「Liquid Mine」が1億円調達
2023年2月1日、株式会社Liquid Mineは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Liquid Mineは、白血病の再発を早期に発見する高精度なモニタリング検査システム「MyR…
AI技術の研究開発・ライセンス販売の「TRYETING」が資金調達
2019年10月1日、株式会社TRYETINGは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、あいぎん未来創造ファンド3号投資事業有限責任組合(静岡キャピタル株式会社)です。 AIなどの最先端の…
デジタルヘルスサービスの事業化支援「Doctors Cloud」などを手がける「ドクターズ」に「トレイダーズホールディングス」が出資
2023年8月1日、トレイダーズホールディングス株式会社は、インベストメントLab株式会社(アセット・マネージャー)と共同で運営するコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「トレイダーズFi…
イヤホン型BCI「Ear Brain Interface」などを開発するブレインテックスタートアップ「CyberneX」が資金調達
2022年2月28日、株式会社CyberneXは、資金調達を実施したことを発表しました。 イヤホン型Brain Computer Interface(BCI)「Ear Brain Interface」…
事業のスケールアップを総合支援するプラットフォームを展開する「Scalehack」と「CrossBorder」が業務提携
2023年8月23日、株式会社Scalehackは、CrossBorder株式会社と業務提携を締結したことを発表しました。 Scalehackは、事業のスケールアップを総合支援するプラットフォーム「S…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集