【2026年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
クラウドファンディングのやり方をわかりやすく徹底解説!

●クラウドファンディングの仕組みと、融資・寄付との違い
●クラウドファンディングの種類と特徴(起業・ビジネス利用の可否)
●起業・新商品にクラウドファンディングが向いている理由
●クラウドファンディングのやり方・始め方の手順
●支援を集めるための成功のコツと注意点
●実際の成功事例から学ぶポイント
●メリット・デメリットやリスクの考え方
クラウドファンディングとは、インターネットを活用して「自分が立ち上げたプロジェクトに賛同してくれた人」から資金を調達することです。
今回は、クラウドファンディングをビジネスに活かす方法をみていきましょう。単にネット上で資金を募るだけでは成功しません。具体的なやり方や最適な種類を知ることで、クラウドファンディングでの目標達成が見えてきます。
クラウドファンディング以外にも、補助金ガイドで補助金や助成金の情報をチェックしたり、補助金AIで自分に合った制度を把握したりするのがおすすめです。すべて無料でご利用できます。
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この記事の目次
クラウドファンディングとは

クラウドファンディングとは、「地域の社会問題を解決したい」「商品やイベントを事前にPRしたい」「テストマーケティングに活かしたい」など、実現させたい目標や夢のプロジェクトを公開して、支援者から資金を募る仕組みです。
漫画の原作を人気女優で映画化したり、アイドルの解散を惜しむ新聞全面広告を出したりという個人的なものから、へき地医療に使うヘリコプターを買ったり、待機児童の多い地域に保育所をつくったりという社会派なものまで、さまざまなプロジェクトがあります。
クラウドファンディングの仕組み
インターネットを用いることで、全世界の不特定多数から資金を集められます。
1人あたりの支援が少額でも募集範囲が広大なため、プロジェクト次第では大規模な調達ができるほか、宣伝効果の期待も可能です。
ここで知っておきたいのが、資金を受け取るための「2つの方式」です。
- All-or-Nothing方式(達成後支援型): 目標金額に1円でも届かなければ支援金は全額返金され、プロジェクトは不成立となります。リスクは低いですが、達成のハードルがあります。
- All-In方式(即時支援型): 目標金額に届かなくても、集まった金額をすべて受け取れます。ただし、1円でも支援があれば必ずリターンを履行する義務が発生するため、確実に実行できるプロジェクトに向いています。
一般的には、専用のクラウドファンディングサイトを通じて、これらの方式を選んで募集を行います。
融資や寄付との違い
起業や経営維持に必要な資金調達の方法として、融資や寄付もあげられます。クラウドファンディングとは何が違うのか、三者の主な差を以下にまとめました。
| 比較項目 | クラウドファンディング | 融資 | 寄付 |
|---|---|---|---|
| 返済、リターンの必要性 | 種類によってリターンや返済が必要になる | 元本の返済と利息を支払う | 基本は必要ない |
| 資金の利用目的 | 支援者のつく目的が必要になる | 融資によって制限される場合もある | 支援者のつく目的が必要になる |
| 資金の規模 | 小~大まで期待できる | 企業価値などによって変動する | 小~大まで期待できる |
| 審査の有無 | 利用サイトの審査がある | 金融機関の審査がある | 基本はない |
| 資金調達以外の効果 | 宣伝やテストマーケティングに使える | 第三者が介入しない | 社会貢献活動との相性が良い |
クラウドファンディングは寄付に近いタイプが定番ですが、プロジェクトの成果に応じて商品やサービスを提供したり、融資のように返済義務が発生したりするものもあります。
プロジェクトの目的は基本的に自由なものの、支援者の目にとまるようなアイデアがないと資金が集まりません。
ネットを利用するので調達規模が大きくなる可能性があるほか、宣伝やファンの獲得といった副効果が期待できるのは、通常の融資や寄付にはない特徴です。
クラウドファンディングは個人・起業前でもできる
クラウドファンディングは、種類によっては個人でも実施可能です。必ずしも、法人や開業届を提出した個人事業主である必要はありません。
個人がクラウドファンディングを実施する場合、以下のようなプロジェクトが発案されています。
- 起業に向けた試作品の開発
- 古民家を改装した店舗づくり
- 地域を巻き込んだ街づくり
- アマチュアアーティストのCDやMVの制作
- 平和、平等などをテーマにしたアート制作
こうしたアイデアをもとに、クラウドファンディングを足がかりとし、個人でもビジネスに繋げられます。
創業や起業の前に、自分の持っているアイデアがビジネスとして通用するのかの力試しとして活用することも可能でしょう。
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クラウドファンディングの種類と特徴

クラウドファンディングには大きく「非投資型」「投資型」の2種類があり、さらに細かく分類できます。
| 種類 | 特徴 | |
|---|---|---|
| 非投資型 | 購入型 | 商品・サービスを購入して支援する。起業前のテスト販売や新商品の市場反応チェックに向く。個人・法人ともにビジネス利用可。 |
| 寄付型 | 寄付による支援。社会貢献・共感型プロジェクト向きで、営利目的の起業には不向き。 | |
| ふるさと納税型 | ふるさと納税で支援。地域活性化や自治体連携事業向き。単独での起業利用は難しい。 | |
| 投資型 | 融資型 | 小口融資で支援。安定収益のある企業向けで、個人の起業では利用不可。 |
| 株式投資型 | 未上場株式で資金調達。成長を目指す法人・スタートアップ向き。起業後の資金調達に活用される。 | |
| ファンド型 | 事業単位で出資を募る。事業内容次第で起業後の資金調達に活用可能。 | |
非投資型は、金銭的なリターンではなく商品やサービスといった見返りを用意します。
投資型は明確に金銭的なリターンがあるため制約が厳しく、個人では扱えないものが多い方式です。特定の事業者登録が必要になるので、専門家に相談して活用しましょう。
ほかにも特徴が異なるので、1つずつ詳しく解説していきます。
【非投資型】購入型クラウドファンディング
クラウドファンディングと聞いて、最もイメージしやすいのが「購入型クラウドファンディング」です。
支援者に商品やサービスを買ってもらい、購入代金として資金を調達します。
支援者はまだ販売していない商品を先行して買えるほか、お得に商品を購入できる場合が多いのも特徴です。
支援に対してわかりやすいリターンがあるため、クラウドファンディングの中では最も支援者を集めやすくなります。
どんな人向きか
- 起業前に商品やサービスのニーズを確かめたい人
- 新商品の反応を市場でテストしたい人
起業・ビジネス利用の可否
個人・法人を問わず利用でき、起業初期の資金調達や新商品開発の検証手段として非常に活用しやすい方式です。
【非投資型】寄付型クラウドファンディング
寄付型クラウドファンディングは、文字通り寄付によって資金を集める方式です。寄付をした人に商品やサービスなどの明確なリターンはありません。
商品やサービスを返礼することはありますが、購入型クラウドファンディングのように特別なメリットやお得感は強調せず、感謝の気持ちがメインになります。メールや手紙での活動報告をリターンとするのも一般的です。
多くの場合は募金と同様の性質で、発展途上国や被災地などを応援する内容のプロジェクトが寄付型クラウドファンディングに適します。
どんな人向きか
- 社会貢献性の高い活動を行っている人
- 理念や想いに共感してもらうプロジェクトを実施したい人
起業・ビジネス利用の可否
営利目的の起業や新商品販売には不向きで、NPO法人や任意団体、社会的事業での活用が中心です。
【非投資型】ふるさと納税型クラウドファンディング
ふるさと納税の仕組みをそのままクラウドファンディングに活かしたのが、ふるさと納税型クラウドファンディングです。
ふるさと納税の納税地となる自治体に寄付してもらうことで、地方の事業開発やプロジェクトの資金を調達できます。支援者へのリターンはふるさと納税の返礼品です。
ふるさと納税を活用することから使うのは主に自治体ですが、認可された団体などがプロジェクトの主体者となれば資金調達に利用できます。
どんな人向きか
- 地域活性化や地方創生に関わる事業を行う人
- 自治体と連携したプロジェクトを立ち上げたい人
起業・ビジネス利用の可否
単独での起業資金調達には使いにくいものの、自治体連携型ビジネスや地域事業では活用余地があります。
【投資型】融資型クラウドファンディング
小口の資金貸付で支援してもらうのが、融資型クラウドファンディングです。
発案には金融商品取引法の登録が必要となり、調達側は元本の返済と利息の支払いが求められます。支援した人は数%程度の利回りが得られます。
融資型クラウドファンディングで資金を調達できるのは、金融商品取引業を行う企業に限られるため、個人で行うことはありません。
どんな人向きか
- 安定した事業収益が見込める企業
- 銀行融資以外の資金調達手段を検討している企業
起業・ビジネス利用の可否
個人の起業やスタートアップ初期では利用不可で、登録事業者を通じた法人向けの方式です。
【投資型】株式投資型クラウドファンディング
株式投資型クラウドファンディングは、クラウドファンディングとして未上場株式を発行し、出資者を公募する方式です。
成長が期待される企業において強い資金調達の手段となる可能性があります。一方、投資家にとって魅力的でない場合は資金が集まりにくいでしょう。
株式投資型については、議決権の保有割合にも注意が必要です。多くの株式が第三者に渡ることで経営の議決権が分散し、企業の方向性が揺れる恐れがあります。
どんな人向きか
- 成長戦略が明確なスタートアップ企業
- 中長期での事業拡大を目指す起業家
起業・ビジネス利用の可否
法人向けの方式で、本格的な起業・スケール段階の資金調達として利用されます。
【投資型】ファンド型クラウドファンディング
ファンド型クラウドファンディングとは、事業に対して資金提供してもらう方式です。企業ではなく事業に対する出資を募ります。
リターンは事業計画の達成度合いに応じて設定が必要です。配当金はもちろん、商品も見返りに付属するケースがあります。
企業として認知度が低くても、事業が魅力的であれば出資の可能性が膨らむ方式です。その分、出資したくなるような説得力のある事業をPRしなくてはなりません。
どんな人向きか
- 特定の事業やプロジェクトを成長させたい人
- 事業内容で投資家に訴求できる起業家
起業・ビジネス利用の可否
起業後の事業拡大型資金調達として活用可能ですが、投資家への説明責任が重くなります。
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クラウドファンディングが起業・新商品に向いている理由

クラウドファンディングは、起業や新商品開発の初期段階と相性の良い資金調達手法です。
主な理由は次のとおりです。
・資金調達と同時に需要を確認できる
商品やサービスに実際に支援が集まるため、起業前に市場ニーズを検証できる
・起業初期でも挑戦しやすい
銀行融資のような厳しい審査がなく、個人でも始めやすい
・マーケティング効果がある
プロジェクト自体がPRとなり、新商品やブランドの認知拡大につながる
・初期ファン・顧客を獲得できる
支援者が起業後の顧客や応援者になりやすい
クラウドファンディングは、資金調達だけでなく市場ニーズの確認やPRも同時に行える手法です。
特に起業や新商品開発の初期段階では、リスクを抑えながら実行できる点が大きな強みといえます。
クラウドファンディングのやり方・始め方の手順【6ステップ】

クラウドファンディングには様々なプラットフォームがありますが、どこも基本的には同じような流れで資金を調達しています。ここからは、大まかなプロセスをみていきましょう。
手順1:プロジェクトを企画する
クラウドファンディングの主な目的となるプロジェクトを企画します。以下の要素が例です。
- 資金調達の目的
- 目標金額
- リターン
- プロジェクトの進行プラン
いつまでにいくら必要なのか、どんなことに使いどう役立つのか、どんなリターンがあるのかなど、客観的に理解できるプロジェクトを考えます。
「何から始めたらいいのか・・・」と悩んでいる方は、成功した過去のクラウドファンディングを参考にしてみてください。自分がやりたいことと似ているプロジェクト、同業種の事例を中心にチェックしてみましょう。
手順2:クラウドファンディングサイトを選ぶ
次に、どのサイトのサービスを利用するのかを決めます。例えば、国内のクラウドファンディングサイトでは、それぞれ強い分野やプロジェクトの手数料が違います。
- 国内のクラウドファンディングサイト
-
- READYFOR
- Makuake
- CAMPFIRE
こちらの記事(新しい資金調達、クラウドファンディングとは?3つの種類と選び方のポイントまとめ)を参考にして、自分が叶えたいプロジェクトに合ったサービスを選択してみましょう。
手順3:プロジェクトを投稿する
企画したプロジェクトをクラウドファンディングサイトに投稿します。具体的に行うのは、プロジェクトの情報が閲覧できるページの制作です。
魅力的でわかりやすいページを作るために、ストーリー性のある文章、プロジェクトの内容が伝わる画像や動画をうまく使います。リターンはわかりやすく明記し、支援者にもメリットがあることをアピールしましょう。
ポイントは、プロジェクトの発案経緯に自分の原体験を書くなど、共感できる内容を盛り込むことです。自然と支援したくなるよう、共感性の高いPRページを作成しましょう。
手順4:プロジェクトの審査を待つ
クラウドファンディングサイトにプロジェクトを登録後、運営者側での審査があります。どんなプロジェクトでも通るわけではなく、サイトごとの規約やルールを守った上で審査に通ったプロジェクトのみが掲載されるのです。
サイト運営者側から「ここをこういう風に変えられますか」「画像を変更することは可能でしょうか」といった提案をしてくることがあります。
クラウドファンディングのプロの視点でのアドバイスは真摯に受け止め、運営者と良好な関係を保つためにも密に対応しましょう。
手順5:資金調達の活動を始める
いよいよ資金集めが始まります。募集期間中はただ金額に目を向けるだけでなく、さらなる集客に向けた以下の活動が必要です。
- SNSなどでプロジェクトをアピールする
- 定期的に経過報告する
- 期間に応じて発信内容を工夫する
自分のSNSで協力を呼びかけ、積極的に広報活動を進めていきます。閲覧者を増やすことで共感を広めましょう。
プロジェクトの経過報告も重要です。「あと○○円で達成できそうです!」「△△人の皆様に応援していただいています」などと途中経過をお知らせすることで支援者同士の連帯感が生まれ、集客力がアップします。
手順6:募集を終了し支援者にお礼をする
クラウドファンディングの募集期間が終了した後の流れは、採用した方式によって異なります。
- All-or-Nothing方式の場合: 目標金額に達した場合は手数料を差し引いた金額が入金されます。達成できなかった場合は、支援金は支援者に返金され、リターンの送付義務もなくなります。
- All-In方式の場合: 目標金額の達成・未達成に関わらず、集まった金額が入金されます。この場合、たとえ目標に届かなくても支援者へのリターンは必ず届ける必要があります。
どちらのケースでも、終了後はお礼の文章をきちんと掲載し、メールや手紙で感謝の気持ちを伝えましょう。事前に約束した支援者への特典を送るほか、許可を得られた支援者一覧をHPに載せる方法もあります。
資金調達を達成した後、実際にプロジェクトが行われている様子をブログなどで公開すると、資金の透明性の観点からも喜ばれます。プロジェクトの行く末が見届けられるようにすると、いつまでも「プロジェクトへの連帯感」から温かく見守ってもらえるでしょう。
クラウドファンディングのやり方についてさらに詳しく知りたい方は、資金調達手帳をチェックしてください。資金調達のノウハウもまとめています。
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起業時にクラウドファンディングの活用がおすすめな理由

クラウドファンディングは、既存企業だけでなく起業時の資金調達や事業検証にも活用できる手法です。特に起業初期は資金や実績が限られるため、リスクを抑えながら挑戦できる点が大きな魅力といえます。
低リスクに資金調達ができる
非投資型のクラウドファンディングを活用すれば、返済不要で資金を調達できます。
起業直後は金融機関からの融資を受けにくい一方、クラウドファンディングは事業アイデアや商品力次第で支援を集められるのが特徴です。
個人や創業前の段階でも申請できるため、起業時の資金確保手段として検討しやすい方法といえます。
見込み顧客の要望が起業前にわかる
クラウドファンディングでは、商品に共感した支援者から直接フィードバックを得られます。実際に購入を前提とした支援者の意見は、市場ニーズを把握するうえで信頼性が高く、改善点の発見にもつながります。
起業前に商品をブラッシュアップできる点は、大きなメリットです。
将来の顧客獲得につながる可能性がある
支援者やプロジェクトに関心を持った人は、将来の顧客やファンになる可能性があります。
また、支援数は需要の目安となるため、製造数や価格設定、事業規模を判断する材料としても活用できます。
起業後の販売戦略を考えるうえでも、クラウドファンディングは有効です。
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クラウドファンディングで資金調達を成功する6つのコツ

クラウドファンディングを成功させるためには、様々な工夫が必要です。
その中でも、クラウドファンディングの成功に効果的な6つのコツをご紹介します。
支援者にプロジェクトの成功をイメージさせる
クラウドファンディングで支援者を集めるためには、支援を検討している方に、このプロジェクトが成功しそうだと思ってもらう必要があります。
明らかに失敗しそうなプロジェクトを支援する人はほとんどいません。
プロジェクトの成功をイメージしてもらうためには、スケジュールや予算の使い道、メンバー構成、課題と解決策といった全体像を明確にし、成功の根拠を具体的に示す必要があります。
発案者やプロジェクトに共感を集める
クラウドファンディングの成功にとって、非常に重要な要素に「共感」があります。支援したいと思う動機の多くに共感があるためです。共感には以下のようにさまざまな切り口があります。
- 同じ悩みや課題を持つ人にアプローチする
- 賛同してもらえる理想や未来像を提示する
- 距離の近さ、親近感をアピールする
これらをプロジェクトの目的やビジョンに盛り込むほか、PRページにも共感を呼ぶ要素を活用しましょう。
うまく共感を集められれば、世界一周に行きたい、音楽ライブを主催したいなど、個人的な思いのプロジェクトでも成功できる可能性はあります。
動画を効果的に活用する
多くの支援者からの共感を集めるためには、画像や動画を使うのが効果的です。
画像は文字の7倍、動画は文字の5,000倍もの情報を伝えられると言われています。
きれいな写真やデザイン性の高い画像、活動内容がリアルにわかる動画を発信して共感を集めましょう。
画像や動画を組み合わせて、プロジェクトにかけた思いや成功した後のビジョンを熱く語ることで、文章だけでは伝わらない感情が伝わりやすくなります。
継続的に途中経過を報告する
クラウドファンディングにおいて、途中経過の報告は重要視されます。クラウドファンディングの目的は資金調達だけでなく、ファンの獲得も含まれているからです。
継続的に途中経過を報告すると、支援者の記憶に残りやすくなります。また支援数などの達成状況が可視化されれば、支援者は自分の支援が役立っているという達成感を得られ、熱心なファンとなりさらなる後押しが期待できるのです。
資金を多く集めるためには、多くのユーザーにアプローチしなくてはなりませんが、接触回数が少ないと人は忘れやすくなります。定期的な経過報告はユーザーとの接点を増やし、ファンを効率的に増やすために欠かせません。
魅力的なリターンを用意する
クラウドファンディングの支援理由として多いのが、リターンに対する期待です。魅力的なリターンであるほど支援が集まりやすくなります。
多くの支援者が「欲しい」と思うリターンを考えなくてはなりません。単にモノやサービスを紹介するだけでなく、手にすることでどんな風に役に立つのかや、どんなメリットがあるのかを具体的に説明しましょう。
また、リターンの金額設定は「3,000円以下」「3,000〜10,000円」「10,000円以上」と、最低でも3パターンに分けることで、どの支援者でも手が出しやすくなります。
プロジェクト開始前にSNSなどで支援者を集める
クラウドファンディングで資金を集めるなら、プロジェクトを開始する1ヶ月前くらいにはページを作り、事前にSNSやリアルの場で告知を行いましょう。
クラウドファンディングサイトでプロジェクトを立ち上げたら、勝手に支援者が集まってくるわけではありません。成功には数々の工夫や仕掛け、泥臭い宣伝活動が必要になります。
プロジェクトを開始して3日以内に目標金額の30%以上の支援を集められれば、クラウドファンディングの成功確率が大きく高まります。
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クラウドファンディングの成功事例

プロジェクトの発案には、クラウドファンディングの成功事例を参考にしましょう。具体的な内容はそれぞれ別記事にて紹介しています。
釣り×アパレルブランドの組み合わせで注目された事例
1つ目の事例は、釣りに特化したアパレルブランドです。アウトドアファッションブランドは増えていますが、釣りとの組み合わせは少ないことからクラウドファンディングで商品をアピールしました。
- 達成率は3152%
- 調達資金630万円以上
GOODIE 岸原 秀行|クラウドファンディングで成功!「釣り×アパレル」という新たなニーズの開拓に挑戦
地元愛がぎっしり詰まったプロジェクトが目を引く事例
2つ目の事例は、愛媛・宇和島の真珠ネックレスブランドです。募集ページにある発案者の原体験を記したストーリーが印象的で、地元への愛やこだわりが深く感じられる内容に仕上がっています。
- 目標の支援額を5日で達成
- クラファン限定プチアクセサリーを用意
愛媛宇和島の真珠がクラファンで人気沸騰!元コンビニの敏腕マーチャンダイザー中山香織さんに聞く「事業の強みの伸ばし方」
強い理念に共感する支援者が集まった事例
3つ目の事例は、海外のマイクロファイナンスです。海外の貧しい人に無担保で少額の融資を行う事業のことで、事業拡大に使う資金集めにクラウドファンディングを利用しました。理念に共感してくれた投資家や出資者との出会いがターニングポイントだったと、発案者は語っています。
- 調達資金約6,000万円
- 理念への共感を得たことで高額調達に成功
海外マイクロファイナンス・ワラム 加藤 侑子|高卒派遣から勤め先を買収し社長に!
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クラウドファンディングのメリット

クラウドファンディングは、プロジェクトを公開する「提案者側」と、プロジェクトに共感した「支援者側」にそれぞれメリットがあります。以下に立場ごとのメリットをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
提案者側のメリット
-
- 大きなプロジェクトにも挑戦できる
- ファンの獲得や宣伝といった副効果が得られる
- ネットから広範囲に支援者を募ることができる
- 融資が難しいプロジェクトやテストマーケティングにも活用できる
クラウドファンディングが成功すれば大きな資金調達が可能です。単独では困難なプロジェクトや金融機関からの融資が難しい事業でも、立ち上げられる確率が高まります。
また、プロジェクト自体が宣伝効果をもたらすため、新商品やサービスを幅広い層に認知させることができます。開発段階から参加できて成功までの経緯を一緒に楽しめることから、熱心なファンを獲得できる可能性があるのです。
SNSを始めインターネット上で募集するため、世界規模での資金調達が低コストで行えます。
支援者側のメリット
-
- 少額からでも気軽に参加できる
- 特別なリターンが得られる
- 寄付型を選ぶと所得税や住民税を節税できる
支援者にとってのクラウドファンディングは、魅力的なリターンが最大のメリットです。新商品を購入できたり、なかなか買えないサービスがあったりし、支援以上の満足を得られることも考えられます。
また、投資型は支援した資金に応じて金銭的なリターンがあるため、金融商品以上の利回りも期待可能です。審査があるため一定基準以上の信用があり、投資に不安がある人でも比較的安心して行えます。
ほかにも、支援すると寄付金控除が受けられる点もメリットでしょう。支援すると節税対策になります。
※控除が受けられるのは、認定NPO法人や公益財団法人などが主催するプロジェクトに限られます。
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クラウドファンディングのデメリット

クラウドファンディングのデメリットを確認することで、提案者側・支援者側の注意点やリスクを把握しておきましょう。
提案者側のデメリット
-
- 競合相手に自社のアイデアを知られてしまう
- 失敗のリスクがある
- 手数料とリターンでマイナスになることがある
クラウドファンディングを活用すれば多くの人に知られることとなり、アイデアが盗まれる恐れがあります。
また、募集しても希望の資金が集まるとは限らないため、失敗するリスクも考慮する必要があるでしょう。
クラウドファンディングに参加するだけで10%~20%の手数料がかかり、さらに支援者へのリターンを考えると、マイナスとなる場合があります。
支援者側のデメリット
-
- 支援をキャンセルできない
- 資金の使い道の確認が難しい
- 投資型は元本割れのリスクがある
支援者のデメリットは、一度申し込みすればキャンセルできない点です。途中経過の段階で成功が難しそうでも多くの場合は支援を取り消せず、資金の使い道が不明瞭なケースもあります。
また、投資型は元本割れリスクを考慮しなければなりません。申請したプロジェクトは審査するため詐欺のリスクはかなり低いといえますが、きちんとした会社の投資プロジェクトであっても元金割れリスクはあるでしょう。
まとめ・起業時にクラウドファンディングも検討してみよう
夢をかなえたいけれどお金がない、人脈がない・・・ないない尽くしの救世主になり得るのがクラウドファンディングです。
あなたに合ったクラウドファンディングサイトを探してみましょう。サイトを見ているうちに応援したいプロジェクトや、似たことをやりたいと考えている人に出会えるかもしれません。
資金繰りに悩んだときは冊子版の創業手帳を手に取ってください。キャッシュフローを健全にするノウハウをやさしく解説しています。
クラウドファンディングの成功には、経験者の声を聞くのが近道です。資金調達手帳では、クラウドファンディングを立ち上げた起業家にインタビューを行い、成功の秘訣について伺っています。
(執筆:創業手帳編集部)
創業手帳は、起業の成功率を上げる経営ガイドブックとして、毎月アップデートをし、今知っておいてほしい情報を起業家・経営者の方々にお届けしています。無料でお取り寄せ可能です。









