起業家に知ってほしいチャットボットの活用方法とおすすめツール10選!

創業手帳

起業家にとってチャットボットを活用するメリットとは?おすすめのツールもあわせて解説します。

チャットボット

(2020/04/28更新)

起業家が自社サービスを開始するとき、ユーザーからの問い合わせが増えることは、とても嬉しいことです。問い合わせをするユーザーは、サービスに興味をもっている見込み客といえます。

一方で、問い合わせ対応には、多くの時間を割くことになります。
専任担当者を用意して問い合わせに対応するといった方法もありますが、人件費がかかってしまうため、起業して間もない方にとっては、なかなか難しいのではないでしょうか。コストをできるだけ抑えたいですよね。

そこで、問い合わせに自動で対応してくれる「チャットボット」の活用をおすすめします。
チャットボットは大企業だけではなく、起業したばかりの起業家も効果的に活用することができるツールです。

今回は、チャットボットの基本的な知識やチャットボットを導入するメリット、おすすめのツールについて解説します。

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チャットボットとは?

チャットボットとは、ユーザーが問い合わせした内容をツールが解析し、回答してくれるシステムのことで、対話(チャット)とロボット(ボット)を組み合わせたものです。

チャットボットは、ユーザーがチャット上に直接問い合わせを入力するか、選択肢の中から問い合わせを選ぶことで、自動的に回答をします。そのため、チャットボットを導入する場合には、想定されるユーザーからの問い合わせに対して、あらかじめ回答を用意しておく必要があります。

チャットボットには、ユーザーからの問い合わせをデータとして蓄積していくことで、ロボット(AI)が学習をして、最適な回答を導き出してくれるAI搭載型チャットボットと、こちらで設定したルールやシナリオどおりに回答する安価なAI非搭載型チャットボットがあります。

ユーザーがよく問い合わせをする内容は、チャットボット上で上位に表示されるようになるので、ユーザーの利便性向上につながります。

また、ユーザーが問い合わせした内容をこちらで確認することができるため、「ユーザーが何に悩んでいるのか」「ユーザーは何を知りたがっているのか」を把握できるようになります。

消費者が何を考えているのかを把握することで、マーケティングにも活用することができるのです。

チャットボットを利用するメリット

チャットボットのメリット

多くの起業家が、積極的にチャットボットを導入しているのは、様々なメリットがあるからです。チャットボットを利用するメリットについて、ご紹介します。

問い合わせ業務を効率化できる

多忙な起業家にとって、効率的に業務をこなすことは非常に大切なポイントとなります。
チャットボットを導入することで、チャットボットがユーザーの問い合わせに自動で回答するため、問い合わせ対応に費やす時間を大幅に削減することができます。

ヘルプデスクを運営している会社などでは、ユーザーからの問い合わせにチャットボットで解決できなかった場合や、複雑な内容の問い合わせだった場合に限り、直接電話で対応しています。ヘルプデスクの担当者を50人から10人ほどに削減することができれば、大きなコスト削減につながると思いませんか?

チャットボットを活用することで、問い合わせ対応に費やす時間や人件費を削減することができるのです。

24時間365日対応ができる

ユーザーによっては、会社が営業していない時間帯に問い合わせをしたい、といった場合もあると思います。チャットボットを活用することで、営業時間外の深夜や土日でも問い合わせに対応することができます。

ユーザーは問い合わせをしたいときにすることができるので、ストレスを感じることもありませんし、企業にとっても月曜日の朝一に問い合わせが集中するといったことはありません。24時間365日稼働するという点は、チャットボットの大きなメリットといえます。

チャットボットの活用事例について

チャットボットAI

チャットボットは様々なシーンで活用されています。いくつかの活用事例を紹介しますので、チャットボットの導入を検討する際の参考にしてみてください。

ごみの捨て方への問い合わせに活用

自治体のごみの捨て方について、燃えるごみか燃えないごみか、といった判断がつかない場合や、粗大ゴミを捨てるときにどのようにしたらいいのかが分からない、といった方が多いです。

そのようなとき、チャットボットを活用して、ユーザーからよく問い合わせのあるごみの種類を登録しておくことで、ユーザーの悩みを瞬時に解決することができます。

社内の間接部門への問い合わせに活用

社内での人事や経理への問い合わせは尽きないものです。社内の掲示板などにマニュアルがあっても、気軽に電話で問い合わせをしてくる方が後を絶ちません。

しかし、チャットボットを導入することで、電話をかける前にチャットボットを利用してくれるようになります。
社内のポータルサイトにチャットボットを設置することで、毎日目にするようになるため、活用頻度は上がっていくことでしょう。

サービスの紹介に活用

起業家がこれまでやっていた営業活動を、チャットボットに任せることができます。

たとえばコンサルティング業で起業した方であれば、得意な分野だけではなく、多少苦手な分野であっても仕事につなげていきたいですよね。

チャットボットを用いることで、ユーザーが何に悩んでいるのかを明確に把握することができるため、苦手な分野であってもファーストアプローチに的を得た提案をすることができます。

また、ホームページから問い合わせをするには抵抗があるユーザーも、チャットボットであれば気軽に問い合わせしやすいでしょう。見込み客であれば、最終的に連絡先を入れてくれるようになるかもしれません。

連絡先までは入力してくれなかったとしても、ユーザーがチャットボットに問い合わせた内容は、貴重なマーケティングデータになります。

チャットボットが、今後の営業活動につながるユーザーのニーズを代わりに収集してくれるのです。

チャットボットのツールをご紹介

チャットボットのツール

チャットボットツールは日々進化しており、新しいサービスが続々と登場してきています。起業家の方がチャットボットを導入する際には、まずそれぞれの特徴を比較してみてください。

体験版が用意されているチャットボットも多いため、「まずは使ってみよう」という始め方でもよいでしょう。

【1】COTOHA Chat & FAQ(NTTコミュニケーションズ株式会社)

COTOHA Chat & FAQ

画像引用元:「NTTコミュニケーションズ株式会社」公式サイト

「COTOHA Chat & FAQ」はNTTコミュニケーションズ独自のAIエンジンを搭載しているチャットボットで、問い合わせの意味を理解して適切な回答を選択してくれます。

チャットボットで解決しなかったものについては、オペレーターに接続ができるようになっており、段階的なサポートを可能にしています。
20言語以上に対応しているため、外国人に向けたサービスを検討している起業家の方には、とても活用しやすいサービスです。

【2】KARAKURI(カラクリ株式会社)

KARAKURI

画像引用元:「カラクリ株式会社」公式サイト

カスタマーサポートに特化しているサービスが「KARAKURI」で、独自のディープラーニングを採用しているAIチャットボットです。
問い合わせ内容に対する回答とシナリオを組み合わせることで、分かりやすい会話のフローを作ることができるようになっています。

カスタマーサポートに特化しているからこそ、正答率は95%と非常に高い数字を残しているサービスです。

【3】Repl-AI (インターメディアプランニング株式会社)

Repl-AI

画像引用元:「インターメディアプランニング株式会社」公式サイト

プログラミングの知識不要で、簡単に導入できるチャットボットサービスが「Repl-AI」です。複数のテンプレートが用意してあるので、ITリテラシーに自信がない起業家の方はスムーズに導入することができるでしょう。

また、FacebookやLINEメッセンジャーと簡単に連携できるのも嬉しい機能の1つですね。
プログラミングの知識不要で各種SNSサービスと連携することができる上に、ほかのサービスと連携するAPIが準備されているため、エンジニアがいる企業ではさらに活用範囲を広げることができます。

【4】ChatPlus (チャットプラス株式会社)

ChatPlus

画像引用元:「チャットプラス株式会社」公式サイト

会社名がツール名になっていることからも分かるとおり、チャットボットにかなり力を入れている企業です。「ChatPlus」の特徴は、月額1,500円から利用することができるリーズナブルさです。

起業家の方が初めてチャットボットを利用するにあたって、月額費用が安いのはとても助かりますよね。
プランは5つに分けられているので、一番下のプランから利用して、慣れてきたら上のプランを利用するといったこともできます。

【5】Zeals (株式会社Zeals)

Zeals

画像引用元:「株式会社Zeals」公式サイト

ChatPlusと同じく、チャットボットサービスに特化した企業のツールで、「Zeals」は販売支援向けのチャットボットです。

ホームページ上にある特定の商品をクリックすることで、チャットボットが立ち上がり、購入までを支援します。
インターネットを通して商品販売やサービスの契約までを行っている起業家にとって、まさに必要としているチャットボットといえるのではないでしょうか。

【6】sinclo(メディアリンク株式会社)

sinclo

画像引用元:「メディアリンク株式会社」公式サイト

「sinclo」はインターフェースにこだわって作られているチャットボットです。プログラミングが必須であったり、マニュアルを熟読しなければならないチャットボットは、導入までに時間がかかり、運用にとても手間がかかります。

しかし、sincloはそういった手間を省いてくれるので、初めてチャットボットを利用する起業家の方にとっては、導入しやすいでしょう。
AI機能(自己学習機能)は搭載されていませんが、シンプルな導入方法で手軽にスタートすることができます。

【7】sAI Chat(株式会社サイシード)

sAI-Chat

画像引用元:「株式会社サイシード」公式サイト

株式会社サイシードが提供する、自社開発のAI機能を搭載しているチャットボット「sAI Chat」は高性能のチャットボットです。全自動対応と半自動対応(有人対応)ができるため、ヘルプデスクやコールセンターが必要な企業には、ぴったりのチャットボットです。

各SNSと連携することが可能で、チャットボットの問い合わせを分析するレポートも多数出力することができます。問い合わせされたデータを蓄積し、ビッグデータとして分析活用できるといった魅力があります。

sAI Chatは、導入準備や導入後のチューニングおよびメンテナンスを委託することもできるため、高い精度で運用することができます。
ただし、他社のチャットボットと比較すると少し高めの料金設定になっています。

【8】Chat Dealer(株式会社ラクス)

Chat-Dealer

画像引用元:「株式会社ラクス」公式サイト

楽楽精算で名前を知られることになったラクスが提供しているチャットボットサービスが、「Chat Dealer」です。様々なクラウドサービスを提供しているラクスだからこそ実現可能な、ユーザーの使いやすさを追求したチャットボットになっています。

ITが苦手な起業家の方でも簡単に導入することができる点や、担当者のフォローもしっかり行っている点が魅力的です。管理画面から楽に修正できるので、継続的な利用がストレスになりません。

【9】SYNALIO(株式会社ギブリー)

SYNALIO

画像引用元:「株式会社ギブリー」公式サイト

SYNALIOは、マーケティングに特化しているチャットボットです。サイトに訪れたユーザーは性別や年齢が分かりません。

SYNALIOでは、会話の内容を分析して、ユーザーのセグメントを振り分ける機能があり、セグメントごとに広告の表示を促すことができるようになっています。

ニーズに合わせたサービスを提供できるため、コンバージョン率をアップさせることができるのです。起業家の方が欲しいユーザーのデータを取得できるだけではなく、商品やサービスの営業をSYNALIOに任せることができるようになります。

【10】ENOKI Lite(アイフォーカス・ネットワーク株式会社)

ENOKI-Lite

画像引用元:「アイフォーカス・ネットワーク株式会社」公式サイト

導入までを1週間以内で行うことができるチャットボットサービスが、「ENOKI Lite」です。企業には、すでに質疑応答集やセールストーク集といった資料が存在していることも多く、あらためてチャットボットに入力するのは手間に感じるかもしれません。

ENOKI Liteでは、すでに存在しているデータをアップロードすることができるため、見直しのメンテナンスを行うだけで導入が可能です。
管理ツールから、ヒットしていない問い合わせなどを確認することができるので、運用しながら精度を高めていくことができます。

【11】Virtual Agent(りらいあデジタル株式会社)

VIRTUAL-AGENT

画像引用元:「りらいあデジタル株式会社」公式サイト

チャットボットを導入するのであれば、しっかり効果が出るのかを見極めたいという起業家の方もいるでしょう。
VIRTUAL AGENTは、導入までの期間が3ヵ月と長めに設定されているので、画面の操作性やQ&Aの設定にしっかりと時間をかけることができます。担当者がKPI(目標数値)の設定も一緒に考えてくれるため、安心して稼働させることができます。

まとめ

起業家の方に知ってもらいたいチャットボットの機能とおすすめのツールを紹介しました。

チャットボットサービスは日々増えているので、じっくりチャットボットと向き合いたい方や、導入までのスピードを重視する方、利用しながらメンテナンスをしたい方など、ニーズに合わせて選ぶことができます。
この機会に、チャットボットの導入をぜひ検討してみてください。

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