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2017年2月24日 注目のニュースシリコンバレー発、国際アクセラレーターのFounder Instituteイベントレポート!主催者よりコメントを頂きました!
(2017/02/24更新)
2月22日、シリコンバレーに本部があり、世界150か国で創業支援をしているFounder Instituteのイベントが東京スタートアップハブで開催されました。
Founder Instituteは4か月の起業向けプログラムです。
テスト、修了、資本調達に応じて料金を支払う仕組みになっています。
当日は約50名が参加し、会場は満員となりました。
トークセッションでは、クレア法律事務所代表の古田利雄弁護士、投資家の株式会社サンブリッジグローバルベンチャーズの牧野成将氏、マイ―オーダー副社長の滝田秀樹氏らへ、参加者の質問が多く寄せられ、会場は盛り上がりました。
今回は、Founder Instituteを日本で展開している古田利雄弁護士お話を伺いました。
古田:シリコンバレーのシリアルアントレプレナーであるアデオ・レッシが2009年に始めた、エンジニアが起業するための4か月間のプログラムです。
古田:2014年、東京と大阪で第1期のセメスターを開催し、2015年からは東京で毎年開催しています。2017年5月から第4期が始まります。
古田:第2期の卒業生が開発した、電子マネー残高表示パスケース“ノコリー”。
第3期の卒業生が開発した、プロフェッショナルなトレーニングを体験できるサービス“PURAM”などが順調に立ち上がっています。
古田:4か月間、毎週提示される課題に取り組みます。
水曜日の夜に集まり、メンターからのビジネスプランに対するフィードバックを受け、会社を設立して卒業というプログラムです。
料金は、3月12日までに申し込むと $749 、それ以後は、 $895 です。
また、ボーナスプールという参加者同士でアップサイドをシェアする制度があります。
※詳細はfi.co をご確認ください。
古田:ビジネスプランにリアリティとスケーラビリティがあること。
よいチームを作り、投資家を何度も回り、投資家目線からのフィードバックをプレゼンテーションに反映していくことをお勧めします。
古田:やりぬく情熱を持ち続けることです。
古田:特にIT分野では、知的財産権によって参入障壁を作ることが難しいので、それによる競争優位性を確保することにリソースを割くことは効率的ではありません。
むしろ、多数の潜在的ステークホルダーに対するリサーチによって、正しいニーズやあり方を模索するべきです。
古田:Founder Instituteの活動を通じて、日本では大企業優位の社会観がまだまだ根強く、起業へのハードルは高いと改めて感じました。
古田:起業すると、日々の全ての選択を自分自身で行うことになります。結果は自分に戻ってきますが、自由があります。
合理的な起業プログラムで、社会に高い付加価値をもたらすようなベンチャー企業を多数輩出したいです。そして、起業家が提供する付加価値に見合った報酬を手にすることにより、起業という生き方が日本において多くの人が憧れるものにしたいと考えています。
古田:Founder Instituteの哲学に
・「ビジネスアイディアそのものに価値はない。それをやり遂げることによって価値が生まれる。」
・「人は大きなプレッシャーの下で力を発揮する。」
というものがあります。
この実践的なプログラムで、多くの人に起業してもらいたい。卒業後もFounder Instituteの巨大なネットワークは大きな助けになります。
(編集:創業手帳編集部)
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