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独自の養殖技術により昆虫由来バイオ燃料を開発する「スーパーワーム」が2.8億円調達

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2025年7月31日、株式会社スーパーワームは、総額2億8000万円の資金調達を発表しました。

スーパーワームは、昆虫資源を活用したバイオ燃料原料油の製造を手がけています。

バイオテクノロジー(育種・ゲノム編集)とハードウェアエンジニアリング(養殖装置)を融合させ、環境負荷の低い油脂供給インフラの構築を目指しています。

今回調達した資金は、昆虫由来油の生産設備拡充、養殖技術の研究開発強化、人材採用および組織体制の強化に活用します。


バイオ燃料原料油は、植物や動物由来のバイオマスを原料として製造される再生可能エネルギーの一種です。化石燃料の代替として開発されており、燃焼時のCO2排出量を実質的に増加させないカーボンニュートラルな燃料とみなされます。

バイオマス原料としてはさまざまな原料が用いられていますが、昆虫を活用することは独自の利点をもたらします。具体的には、食品残渣や農業廃棄物を飼料として再利用して昆虫を飼育することで廃棄物をアップサイクルできる、単位面積あたりの油脂回収率は植物油を上回るケースがある、室内・人工環境下での養殖が可能といったメリットがあります。

このような背景のもと、スーパーワームは、昆虫由来バイオ燃料原料油を開発・製造しています。

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カテゴリ 有望企業
関連タグ スーパーワーム ハードウェアエンジニアリング バイオテクノロジー バイオ燃料 バイオ燃料原料油 原料 原料油 昆虫 株式会社 油脂 生産 製造 資源 資金調達 養殖
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