注目のスタートアップ

一次産業向けの人材支援サービスなどを展開する「YUIME」が7.5億円調達

company

2025年4月14日、YUIME株式会社は、総額7億5000万円の資金調達を発表しました。

特定技能外国人を中心とした労働力支援「YUIWORK」や、日本人コア人材の採用支援サービス「YUIMARU Japan」、課題解決型メディア「YUIME Japan」、人材教育・栽培データ・営農ノウハウの蓄積が可能な自社試験農場「YUIME FARM」を手がけています。

今回の資金調達により、一次産業のインフラとなるため、海外人材を中心とした人材支援サービスを核としたプラットフォーム事業の構築を進めます。


厚生労働省の発表によると、2023年10月末時点で日本国内の外国人労働者数は204万8,675人となり、前年から22万5,950人増加しました。この数字は、2007年に外国人雇用状況の届出制度が義務化されて以降、過去最多を記録しています。

少子高齢化が進む日本では、労働力人口の減少が深刻な課題となっており、とくに地方では若年層の流出が進むことで人手不足が顕著になっています。こうした状況のなかで、外国人労働者の受け入れは、人手不足の解消に向けた重要な取り組みとされています。

このような背景から、2019年4月に「特定技能制度」が導入されました。この制度は、人材確保が困難な産業分野において、一定の専門性や技能を持つ外国人を受け入れる仕組みとして設けられたものです。特定技能制度の導入は、外国人労働者の受け入れを後押しし、深刻な人手不足が続く業界における労働力の確保に大きく貢献しています。

こうした流れのなか、YUIMEは一次産業分野に特化した人材支援サービスを展開しています。

農業・漁業・林業などの一次産業では、高齢化による生産性の低下と人手不足が大きな課題となっています。

たとえば、農林水産省の「農業労働力に関する統計」によれば、基幹的農業従事者の数は2015年に175.7万人だったのが、2022年には122.6万人まで減少し、7年間で50万人以上が離職しています。

こうした状況を受け、一次産業では人材確保の手段として外国人労働者の受け入れと活用がますます重要なテーマとなっています。

人材の採用は、企業の成長に直結する重要な業務です。しかし創業期は人材採用のノウハウがなく、さらに大きな投資となることが想定されることから、しっかりと準備をすることが重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期における人材採用のノウハウを詳しく解説しています。

また、こちらも無料でお送りしている「資金調達手帳」では、資金調達に関する情報も提供しています。企業の成長にとっては人材も資金もどちらも重要です。最適な施策を打つには、しっかりと情報を入手することが重要です。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB YUIMARU Japan YUIME YUIME FARM YUIME Japan YUIWORK プラットフォーム 一次産業 人材 人材採用 人材教育 労働力 営農 外国人労働者 外国人雇用 採用支援 支援 株式会社 海外人材 特定技能 特定技能外国人 資金調達 農業
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

人事専門成果報酬型求人サイト「アミーチ」がリリース
2022年5月18日、株式会社Hajimariは、「アミーチ」を提供開始したことを発表しました。 「アミーチ」は、人事専門型の完全成果報酬型求人サイトです。 人事関連のビッグデータを用いてニーズに合わ…
ライブ配信をブラウザ上でデザインできるツール「スコラボ」提供の「luco」が資金調達
2021年12月22日、株式会社lucoは、資金調達を実施したことを発表しました。 ライブ配信をブラウザ上でデザインできるツール「スコラボ」を提供しています。 配信準備の効率化、配信画面の作成支援、配…
サイバー・セキュリティの「Flatt」が2.2億円調達
2019年7月11日、株式会社Flattは、総額約2億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 東大発スタートアップで、サイバー・セキュリティ事業を展開しています。 現在は、Webアプリ…
細胞ファイバー技術を利用した細胞量産技術を開発する「セルファイバ」が4億円調達
2022年5月12日、株式会社セルファイバは、総額約4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 セルファイバは、細胞ファイバー技術を利用した細胞量産技術の開発を行う、東京大学発スタートアップです。…
傘のシェアリングサービス「アイカサ」を運営する「Nature Innovation Group」が「前澤化成工業」から資金調達
2023年11月14日、株式会社Nature Innovation Groupは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、前澤化成工業株式会社です。さらに、今回の資金調達により累計調達額は約…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集