創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2025年2月21日ワイヤレス植込型BMIシステム医療機器を開発する「JiMED」が3.5億円調達

2025年2月13日、株式会社JiMEDは、総額3億5000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
また、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「ディープテック・スタートアップに対する実用化研究開発・量産化実証支援事業」(DTSU)の第5回公募において、STS(Seed stage Technology-based Startups)フェーズに採択されたことも発表しています。
JiMEDは、ワイヤレス植込型BMIシステム医療機器を開発しています。
脳と機器をつなぐブレイン・マシン・インターフェース(BMI)の技術を用いた、世界初のワイヤレス植込型BMI(wiBMI)医療機器により、重度の神経疾患などを抱える患者に対し、自律的なコミュニケーションや、活動、社会参画ができる環境を提供することを目指しています。
今回の資金調達とDTSU事業への採択により、2025年に実施予定のALS患者向け企業治験の準備を加速するほか、製品改良に向けた国内外のパートナー企業との連携、事業基盤の構築を推進していきます。
ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)は、脳とコンピューターなどの機械を直接つなぐ技術・装置です。脳波などの脳活動を利用して機械を操作したり、映像情報を脳に直接入力したりすることが可能になります。
この技術が進歩すれば、脳波を使って義手・義足を操作したり、ゲームの世界に入り込んで遊んだりといったことが可能となります。
医療の領域では、ALSなど重度の神経疾患を抱える患者がコミュニケーションを行ったり、ロボットアームを操作したりといったQoL向上やリハビリへの活用が期待されています。
JiMEDは、このBMI分野で、世界初となるワイヤレス植込型BMIの開発を進めています。
事業の成長のためには戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | BMI JiMED システム ディープテック ブレイン・マシン・インターフェース ワイヤレス 医療機器 株式会社 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年5月18日、株式会社エイジレスは、総額約1億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 エイジレスは、シニア人材を中心としたキャリア支援事業を展開しています。 具体的には、ミドル…
2024年4月1日、MTU株式会社は、総額3億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 MTUは、メディカルセキュリティクラウドサービス「Mowl(マウル)」や、AIメディカルデータサー…
2023年6月7日、World Matcha株式会社は、米国親会社であるWorld Matcha Inc.が、360万米ドル(約5億円)の資金調達を実施したことを発表しました。 独自開発の抹茶マシンと…
2024年3月8日、株式会社Zeneは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、Spiral Capital株式会社と、パナソニック株式会社がSBIインベストメント株式会社と共同で運営するC…
2023年6月14日、株式会社STPRは、モイ株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 モイは、ライブ配信サービス「ツイキャス」や、ゲーム実況ライブアプリ「ツイキャスゲームズ」、ファ…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…