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2025年1月31日神戸大学発AIスタートアップ「テラアクソン」が1億円調達

2025年1月29日、株式会社テラアクソンは、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。
テラアクソンは、神戸大学数理・データサイエンスセンター長である小澤誠一教授の研究成果の事業化・社会実装を目的に、2022年5月に設立された神戸大学認定ベンチャー企業です。
AIプライバシー侵害に関する研究や、AIの倫理侵害に関する研究、AIの持続的な運用に関する研究を行っています。
人工知能同士を統合することで強化できる「連合学習」などのコア技術をもとに、金融機関における特殊詐欺検知や、健康・ウェルビーイングの分析や増進行動の推奨など、各種AI SaaSプラットフォーム事業を展開しています。
今回の資金は、人材や組織の強化に充当します。
近年、AI(人工知能)の研究開発が急速に進展し、さまざまな領域でAIの活用が推し進められています。
ビジネスでは、業務効率化や自動化だけでなく、サービスやプロダクトに組み込まれ、その機能の高度化や、これまで実現できなかった機能の実装などのために活用されています。
一方、AIの活用は急速に進んでいるため、法律や社会の受け入れ体制などの整備が追いついていない状況です。
たとえば、画像生成AIは誰にでもイラストなどの作成を可能にしましたが、学習ソースとして著作権などの権利関係が不明なものも利用されており、著作権の問題が取り沙汰されています。将来的には法律で規制される可能性もあります。
テラアクソンは、人間とAIが共生する世界の実現のため、AIのプライバシー侵害、倫理侵害、持続的な運用に関する研究を行っています。
AIは業務効率化にとっても重要な技術です。創業期はなにもない状態からはじまるため、最新のシステムを導入するのにうってつけです。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備について詳しく解説しています。
また、システム整備のためには資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。
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