注目のスタートアップ

プロの通訳者を手配できる通訳アプリを提供する「Oyraa」が2.7億円調達

company

2024年6月10日、株式会社Oyraaは、総額2億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Oyraaは、通訳アプリ「Oyraa」を提供しています。

153言語2,000名以上の通訳者を、24時間365日いつでも予約不要でスマホから呼び出し、1分単位でサポートを受けることができるサービスです。

専門性の高い医療や法律などの領域においても業界を熟知した通訳者が対応します。

主に母国外の国で生活する人が活用する通訳サービスとして、ビジネスの現場から日常生活の言語サポートまで幅広く利用されています。

今回の資金は、「Oyraa」のさらなるユーザー獲得に向けたマーケティング強化、法人ビジネスの強化を目的とした新機能開発、サイバーセキュリティ強化、人材採用などに充当します。


厚生労働省の発表によると、2023年10月末時点の国内における外国人労働者数は204万8,675人で、前年比22万5,950人増加しました。またこの数は、外国人雇用状況の届出制度が義務化された2007年以降で過去最高を記録しています。

さらに外国人を雇用する事業所数についても、31万8,775所で前年比1万9,985所増加しています。

また「令和2年国勢調査」によると、2020年の人口については、2015年の比較で、日本人人口が178.3万人減少(1.4%減)する一方で、外国人人口は83.5万人増加(43.6%増)という結果になっており、日本社会では急速に外国人人口が増加していることがわかります。

一方、日本は実質的に世界の共通語となっている英語話者が少なく言語障壁が高いという特徴があります。このため、日本語が堪能でない外国人は、日常生活などで不自由が強いられるという問題があります。

簡単なコミュニケーションであれば機械翻訳やボディランゲージなどで可能かもしれませんが、不動産の契約、公共サービスの利用、医療機関受診など、専門性の高い内容が交わされる場では問題が発生します。

こうした問題を解決するのが通訳者という存在です。

Oyraaはこのような状況下で、24時間365日、予約不要、1分単位のサポートといった利便性の高い通訳サービスを提供しています。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ 24時間 AI インバウンド ビジネス プロ 外国人 多文化共生 多言語 専門 専門家 手配 日常 株式会社 生活 翻訳 言語 資金調達 通訳 通訳者
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

受付から終了まで30分で完了する脳ドック「スマート脳ドック」などを展開する「スマートスキャン」が13.7億円調達
2022年4月11日、スマートスキャン株式会社は、総額13億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 スマートスキャンは、脳ドックのWeb予約サイト「スマート脳ドック」や、脳ドック専用の…
国産産業用ドローンメーカーの「エアロセンス」が資金調達
2022年11月14日、エアロセンス株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 2015年8月にソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社と株式会社ZMPの共同出資により設立されたドローンスタ…
ナレッジ共有ツール「Qast」運営の「any」が6,500万円調達
2020年4月2日、any株式会社は、総額6,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 社内のナレッジ共有ツール「Qast(キャスト)」を運営しています。 Q&AとWikiにより、社内のナレ…
看板の保守点検・改修提案・制作・施工・管理を一括で手がける「看板ドック」を展開する「レガーロ」が資金調達
2023年11月20日、株式会社レガーロは、J-KISS型新株予約権と金融機関からの融資により数千万円の資金調達を実施したことを発表しました。 レガーロは、看板の保守点検・改修提案・制作・施工・管理を…
GPU専用データセンターを運営する「ハイレゾ」が7,000万円調達
2024年2月5日、株式会社ハイレゾは、総額7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ハイレゾは、GPUデータセンターの運営、GPUクラウドサービス「GPUSOROBAN」の提供、広告事…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集