【東京都】「東京都就職氷河期世代リスタート支援助成金」

subsidy

東京都は「東京都就職氷河期世代リスタート支援助成金」の申請受付を開始することを発表しました。

就職氷河期世代の方を対象として採用し、定着を図るために計画的な指導育成を行った企業に対し助成金を交付します。

対象事業主

以下のすべてに該当する中小企業等であること。
・東京労働局管内に雇用保険適用事業所があること。
・国の特定求職者雇用開発助成金(就職氷河期世代安定雇用実現コース)(特定求職者雇用開発助成金)の交付決定を受けていること。または、都が令和3年度以降に実施する就職氷河期世代を対象とした就職支援事業を利用し、正社員(非正規採用後6か月未満で正規転換した者を含む)を雇用した中小企業等であること。

都が実施する就職氷河期世代を対象とした就職支援事業とは、次の8事業です。
・就活エクスプレス
・ミドルチャレンジ(Jobトライ)
・東京しごと塾
・雇用創出・安定化支援事業
・ものづくり産業人材確保支援事業
・原油価格高騰等に係る雇用創出・安定化支援事業
・成長産業人材雇用支援事業
・就職チャレンジ多摩(ミドルコース)

支援事業の実施

申請事業主は交付対象労働者に対して、支援期間(3か月間)のうちに以下の支援事業を行うこと。
・指導育成計画(3年間)の策定
・指導育成者(メンター)の選任及びメンターによる指導
・指導育成計画に基づく研修の実施

交付金額

対象労働者数に応じて30万円~90万円
1人:30万円
2人:60万円
3人以上:90万円

専門家委託加算

対象労働者の指導育成に関する業務を専門家に委託し、要件を全て満たした場合、上記に定める金額に加え、5万円を加算します。

申請期間

  交付申請受付期間 支援期間 実績報告受付期間
第1回 5月1日(水)~5月31日(金)

7月1日~9月30日

10月1日(火)~10月25日(金)
第2回 6月1日(土)~6月30日(日)

8月1日~10月31日

11月1日(金)~11月25日(月)

第3回 7月1日(月)~7月31日(水)

9月1日~11月30日

12月1日(日)~12月25日(水)

第4回 8月1日(木)~8月31日(土)

10月1日~12月31日

1月1日(水)~1月25日(土)

第5回 9月1日(日)~9月30日(月) 11月1日~1月31日

2月1日(土)~2月25日(火)

第6回 10月1日(火)~10月31日(木)

12月1日~2月28日

3月1日(土)~3月18日(火)

就職氷河期とは、バブル経済崩壊後、1993年から2005年にかけての雇用が厳しい時期を指します。この期間に就職活動を行っていた人びとを「就職氷河期世代」や「ロストジェネレーション世代」と呼びます。

この世代は、不本意ながら不安定な仕事に就いたり、失業状態にあるなどの課題を抱えています。政府や自治体は、これらの課題解決に取り組むため、就業支援を行っています。

最近では、多くの業界で人手不足が深刻化している状況もあり、企業側でも就職氷河期世代を中途採用の対象として注目し、積極的に採用に取り組む動きが増えています。

「東京都就職氷河期世代リスタート支援助成金」は、就職氷河期世代を対象に、定着のための取り組みを行った企業を支援する助成金制度です。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ 中小企業 人材 助成金 就職氷河期 東京都 東京都就職氷河期世代リスタート支援助成金 氷河期 補助金
詳細はこちら

東京都就職氷河期世代リスタート支援助成金

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

中小企業成長加速化補助金の基本要件「100億宣言」 ポータルサイト上で宣言企業が公表開始
2025年6月17日、独立行政法人中小企業基盤整備機構と中小企業庁は、「100億宣言企業」の初回公表を行いました。 売上高100億円という高い目標を目指し、それに向けて挑戦を行う企業・経営者を応援する…
2022年10月以降の「雇用調整助成金等」「休業支援金等」の特例措置と「産業雇用安定助成金」の拡充について
2022年8月31日、厚生労働省は「令和4年10月以降の雇用調整助成金の特例措置等」「産業雇用安定助成金の拡充」について発表しました。 新型コロナウイルス感染症に係る雇用調整助成金・緊急雇用安定助成金…
AI与信審査技術の開発やAI定性与信審査SaaSを展開する「H.I.F.」が6.6億円調達
2022年8月31日、H.I.F.株式会社は、総額6億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 H.I.F.は、AI与信審査技術の開発・提供や、法人版後払い(保証付)サービス「Fimpl…
「農林水産物・食品輸出促進対策事業のうち輸出環境整備推進事業(畜水産モニタリング検査支援事業)」(5次公募)
農林水産省は、令和6年度「農林水産物・食品輸出促進対策事業のうち輸出環境整備推進事業(畜水産モニタリング検査支援事業)」の追加公募(5次公募)について発表しました。 輸出先国の規制に対応する環境整備の…
【3/15開催】「リスタート・アントレプレナー支援事業(TOKYO Re:STARTER)」成果報告会
東京都は、今年度の「リスタート・アントレプレナー支援事業」の成果報告会の開始を発表しました。 「リスタート・アントレプレナー支援事業」は、起業に関する困難な経験を糧に再度起業を目指す起業家を支援するア…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集