注目のスタートアップ

プロダクトセキュリティ関連事業を展開する「Flatt Security」が10億円調達

company

2024年2月13日、株式会社Flatt Securityは、2024年2月29日付でGMOインターネットグループ株式会社よる約10億円の増資を受けるとともに、GMO-IGが既存株主から発行済株式の66.6%を取得することにより、GMOインターネットグループに参画することを発表しました。

Flatt Securityは、AWS/Google Cloud向けクラウドセキュリティ診断ツール「Shisho Cloud」、開発組織を対象とした脆弱性調査/分析サービス「セキュリティ診断」、セキュアコーディング学習プラットフォーム「KENRO」を展開しています。

GMOインターネットグループの顧客基盤を活用し、これまでリーチできていなかった業界・業種の技術組織と共にプロダクトセキュリティに取り組み、サービスのさらなる向上を目指します。

また、今回の資金調達により、新技術開発に向けた投資、プロフェッショナル人材採用加速に向けた投資を進めていきます。


「情報通信白書令和5年版」によると、2022年に観測されたサイバー攻撃関連通信数は、2015年と比較して8.3倍に増加しています。

また、2022年中の不正アクセス禁止法違反事件の検挙件数は522件であり、前年から93件増加しています。

これらサイバー攻撃の増加は産業・社会のデジタル化の進展に伴うものであることから、今後もサイバー攻撃の脅威は増していくことが想定されています。

こうした中、企業ではセキュリティ対策が重要な関心事となっており、SaaSなどの選定の際にもセキュリティ面が機能や性能などと同様に重要な要素となってきています。

したがって、プロダクト開発においても脆弱性をなるべくつくらないような開発が重要となっています。

こうした背景のもと、Flatt Securityは、開発者のためのセキュリティサービスを複数展開しています。

適切なセキュリティの構築ができず顧客や社会に損害を与えてしまうと大きな損失となるため、セキュリティ対策はコストと捉えるのではなく、事業活動・成長に必須のものと位置づけ、投資と捉えることが重要だと経済産業省は示しています。「冊子版創業手帳」では、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期に実施できるセキュリティ対策について詳しく伺っています。

また、セキュリティ対策を行うためには資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB Flatt Security GMO KENRO Shisho Cloud クラウド システム開発 セキュア セキュリティ セキュリティ診断 プロダクト プロダクトセキュリティ 分析 株式会社 脆弱性 診断 調査 開発
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

地域のパン屋さんと消費者をつなぐ「パンフォーユー」が資金調達
2020年6月9日、株式会社パンフォーユーは、資金調達を実施したことを発表しました。 地域のパン屋と消費者をつなぐプラットフォームを運営しています。 具体的には、日本各地のパン屋の焼きたてのパンを冷凍…
商用EV車両の製造・販売を行う「EVモーターズ・ジャパン」が2億円調達
2023年2月22日、株式会社EVモーターズ・ジャパンは、合計2億円の資金調達を行うことを決定したことを発表しました。 引受先は、消防車両のリーディングカンパニーの株式会社モリタホールディングスです。…
AI潅水施肥ロボット「ゼロアグリ」を開発・販売の「ルートレック・ネットワークス」が2.6億円調達
2020年6月26日、株式会社ルートレック・ネットワークスは、総額2億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 AI潅水施肥ロボット「ゼロアグリ」を開発・販売しています。 パイプハウス向…
ロイヤル顧客プラットフォーム「coorum」を提供する「Asobica」が3.6億円調達
2022年11月11日、株式会社Asobicaは、デットファイナンスにより総額3億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Asobicaは、ロイヤル顧客プラットフォーム「coorum(…
「クラフトバンク」が14.2億円調達 工事会社向け経営管理システム「クラフトバンクオフィス」を正式リリース
2023年9月6日、クラフトバンク株式会社は、総額14億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、工事会社向け経営管理システム「クラフトバンクオフィス」を正式リリースしたことも併せ…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集