早期アルツハイマー病患者を対象とした治療用医療機器を開発する「サウンドウェーブイノベーション」が26.5億円調達

資金調達

2026年5月18日、サウンドウェーブイノベーション株式会社は、総額約26億5000万円の資金調達を発表しました。

サウンドウェーブイノベーションは、低出力パルス波超音波(Low-Intensity Pulsed Ultrasound: LIPUS)を用いた低侵襲の治療プラットフォーム技術と、この技術を用いた医療機器の開発を進めています。

LIPUS治療は、アルツハイマー病に対し、探索的治験によって有効かつ安全であることが示され、2022年9月に厚生労働省の「先駆的医療機器指定制度」の対象品目に指定されています。

2023年秋から開始した早期アルツハイマー病患者及びMCI(軽度認知障害)を対象とした「LIPUS-Brain」の有効性を確認するための最終的な検証的治験は、2026年中に完了予定です。


アルツハイマー病は、高齢化が進む先進国において患者数が増加し、社会的影響も極めて大きいことから、もっとも重要な疾患のひとつとして位置づけられています。現代医療では根本的な治療法が確立されておらず、進行抑制が中心であるため、根治に向けた新たな治療法の開発が強く求められています。

こうした状況の中、サウンドウェーブイノベーションは低出力パルス波超音波を用いた非侵襲的な医療機器を開発し、認知症をはじめ重症狭心症や不整脈など幅広い疾患への応用を進めています。この治療法は手術や薬剤投与を必要とせず、身体的負荷が極めて小さい点が特徴です。

早期アルツハイマー病およびMCIに対しては最終段階の検証的治験が進行中で、2026年中の完了が予定されています。日本国内でも数少ないアルツハイマー病向け革新的医療機器として注目されており、早期の社会実装と対象疾患のさらなる拡大が期待されています。

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