注目のスタートアップ

図面管理システム「ズメーン」を提供する「Fact Base」が9億円調達

company

2024年2月5日、株式会社Fact Baseは、総額9億円の資金調達を実施したことを発表しました。

Fact baseは、図面管理システム「ズメーン」を開発・運営しています。

見積書・工程指南書・検査成績書などの関連書を図面に紐付けて保存・一括管理するクラウドサービスです。

図面管理の効率化、情報・ノウハウ共有、QCD改善、属人化の解消などを実現します。

今回の資金は、IPOに向けた経営基盤の強化、国内拠点の増設・グローバル進出、セールスを中心とした新規採用、プロダクト開発・強化に充当します。


製造業において、中小規模の製造業は重要な役割を果たしています。たとえば、大手製造業のサプライチェーンにおいてなくてはならない存在となっている町工場というのも珍しくはありません。

こうした中小規模の製造業が抱えている課題としては、時間が足りず、経営課題が手つかずのまま残されていることが挙げられます。

一方で、時間を捻出するために有効であるデジタル化やDXによる抜本的な業務効率化は、デジタルツールを使いこなすまでに時間がかかり既存の業務時間が減少してしまう、あるいは導入に失敗してしまう、といったリスクが高く、余裕のない事業者での導入は困難という問題があります。つまり、現場への導入が容易であり、現状のプロセスを大きく変えないまま効率化を実現できる仕組みが求められているのです。

こうした中、Fact Baseは、図面管理をベースにさまざまな情報の一括管理・共有を実現する図面管理システム「ズメーン」により、図面管理の効率化を実現すると同時に、情報の蓄積・共有を実現し、業務改善にも取り組むことができる環境構築を支援しています。

デジタル化は、これまで非効率的だった業務を効率化してくれる可能性があります。企業の利益を最大化するために重要な取り組みであるため、もし非効率的な業務があるのならば、最適なソリューションを探すことが必要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらも参考にしてください。

また、システム投資においては資金調達の実施も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達ノウハウについても詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB クラウドサービス ズメーン ノウハウ ものづくり 一括管理 中小企業 共有 図面 小規模事業者 小規模企業 情報 株式会社 業務効率化 町工場 管理システム 製造業 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

地方移住支援プラットフォーム「flato」運営の「FromTo」が資金調達
2021年2月16日、株式会社FromToは、資金調達を実施したことを発表しました。 ふるさと開拓サービス「flato(ふらっと)」を運営しています。 地方で暮らす・働くを実践している人に質問・直接相…
移住・ワーケーションマッチングサイト「たびすむ」運営の「BeA」が6,000万円調達
2021年10月22日、株式会社BeAは、6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 移住とワーケーションのマッチングサービス「たびすむ」を開発・運営しています。 AIによって性格に合った…
首相官邸YouTubeチャンネルにてスタートアップ企業によるトークセッション等が公開中
首相官邸の公式YouTubeチャンネルにおいて、「加速するスタートアップ」と題したトークセッションを公開しています。 政府は、スタートアップエコシステムの確立のため、2022年から「スタートアップ育成…
バーチャルライブアプリ「StarLi」を提供する「Virtualize」が7,000万円調達
2023年1月6日、株式会社Virtualizeは、総額約7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Virtualizeは、バーチャルライブアプリ「StarLi」を提供しています。 スマ…
デリバリー注文一元管理サービス「Camel」提供の「tacoms」が3億円調達
2022年2月22日、株式会社tacomsは、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 デリバリー注文一元管理サービス「Camel(キャメル)」を開発・提供しています。 提携するデリバリー・…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集